花 樹木

すももジャムパンの朝ごはん

すももジャムと蜂蜜塗りのパン 今朝の涼しい心地よさは 10時過ぎまで続いた。 開け放たれた窓の 薄い白の木綿のカーテンが揺れて そのカーテンから 朝日が透けている。 表の木々の下の 広い陰に椅子を置き いつまでも 座っていたいほど心地いい。 昨日もらっ…

白い百合

うちの小屋の周りのあちらこちら 今年も白い百合が咲き始めた。 野原 畦道 道端 農家の家の庭 ポツリポツリ あるいは群生して。 素朴な白い百合 細い緑の茎と葉っぱの上に 重そうに下を向いている。 小屋の周りに色々な野の花が咲く。 開花を待ち望む花の一…

8月10日の事

ホツツジ 道路脇の崖に咲いていた木の花 ホツツジ。 いつも歩いている道なのに 気がつかなかった。 可愛いからと言って ひと枝手折って持ち帰り 花瓶に挿したりしてはダメだ。 全株が有毒だと Googleが私に教えた。 今日は少しだけ 林芙美子の紀行文 昭和5年…

かぼちゃの実

生ゴミを埋めた所から かぼちゃの蔓が伸び 葉が繁り 黄色の花が咲いた。 美しい花だ。 うちの集落で 自然農法 無農薬 有機栽培で 野菜を作っているチャック。 「スーパーで買った野菜の生ごみから 芽を出しても 実は出来ない」とチャックが言う。 遺伝子を一…

日照り続き 

日照り続き。 夕方に植物に水をやる日々。 雨水を溜めている 大きなポリバケツの中の水が すっかり空になった。 だから 炊事に使った 洗い物の綺麗な澄んだ水を捨てずに そのバケツに溜めている。 こんなに大量の水を使い 流していたのかと 驚くほどの量を …

午後7時 夕立が降った

今日 午後7時 夕立が降った。 それは 本当にありがたい雨だった。 屋根の上 草木の葉っぱ 焼けた土。 毎日の日照りで 何もかもが乾いた所に 夕立の雨は染み込んだ。 とてもしんどい日だった。 昼ご飯を食べた後 サウナとは こんなだろうかと思うほどの 蒸し…

今日は秋の気配

かぼちゃの葉 19日の午後から スッと涼しくなった。 日暮れどきの空の雲は もうすっかり秋で 猛暑が続いた後に とてもありがたい事だった。 生ゴミを埋めた土は とてもいい腐葉土になり そこから生ゴミの中のかぼちゃが 芽を出し 大きな葉をつけ 蔓を伸ばし …

夏の終わりを感じた

7月15日 午後4時 スマホはいつもズボンのポケットに。 上を見て 私の好きな雲があれば撮り 下を見て 石ころや枯葉 花があれば撮る。 数日前から 夕方になると ひぐらしの悲しげな声の合唱が涼しげだ。 この声を聴くと なぜか夏の終わりを感じる。 生ゴミを埋…

梅雨の青田

7月10日 山の村から 「下」に行くと その広い空間に嬉しくなる。 今日は1日小雨で 空は灰色。 空気は蒸し暑く 湿度は高い。 そんな日があればこその 日本の青々とした田んぼだ。 ニュースで観る福岡の惨状は とても人ごとではなく 自然をここまで怒らせたの…

降り続く雨

深夜に怖い様な雨が降った。 こんな雨が続いたら 大変なことになるなと 心配になった。 朝 ドアを開けて表を見ると 強い雨に打たれた鳳仙花の茎が 折れたようにして 土についていた。 天気になれば 又 立ち直るだろう。 傘をさして ブラリと辺りを歩くと 草…

鳳仙花(ホウセンカ)

鳳仙花の花が咲いた。 村の 生徒が5人の小学校。 その5人の生徒達が採種した種を 2ヶ月ほど前に 腐葉土を入れたポットに蒔いた。 芽が出て 伸びて 小屋のそば 花壇とも言えない花壇に2箇所移植した。 そして昨日 花が咲いていた! 淡いピンクと紅の薄い…

暑さは昼間だけのもの

7月4日 小屋の網戸をパタンと開け 外に出る。 美しく 涼しげな木々の木漏れ陽の影が 土の面で揺れている。 見上げれば ゆらゆらと揺れる 緑の葉。 そして その葉の向こうに 靄がかかった 7月の青空が見える。 数日前の アカショウビンの 美しい鳴き声が今日…

「時」を感じる

ウツボグサ(靫草) 山の村に引っ越してきた時 薄紫の花を 道路脇の草むらの中に見つけた。 おお こんな花が咲いているのかと 何枚も写真に撮った。 十数年もたった今 初めて見た時ほどの感動はないが 今年も咲いたのだと 時の速さに驚く。 山 花 空 木々 雪…

撫子(ナデシコ)

雨の上がった後 私の目に飛び込んでくる 濃いピンクの花は撫子。 五枚の花びらのギザギザ 透明の雨粒。 数年前に植木鉢に植っていたのを 貰って持ち帰り 道路脇の花壇に植えた。 毎年 今の季節 今日と同じように咲いて 雨粒を花びらに溜める。 今年も 花の数…

1時間の散歩

6月20日 用事で村の「ミッドタウン」に出かけた。 ミッドタウンと言っても 限界集落の村の中心地。 豊かな自然に囲まれた田舎だ。 いつもは図書館の裏から見る対岸へと ブラリと橋を渡った。 ヒメジョオンが草むらの中に群れている。 そばに川へと続く土の道…

薊の花

少し湿度を感じる 暖かい日。 窓 ドアを開けると 網戸からゆっくりと 外の空気が 小屋の中に入ってくる。 網戸を通して見る外の様子は 緑に溢れ 何種類かの鳥のさえずりが聴こえる。 小屋の前の道路を モーターバイクの列が 音を立て通り過ぎるのは日曜だか…

ワクチン接種 歩いた堤

6月16日 図書館の裏 雨が続いた後は晴れ。 とても美しい日だ。 山の緑は濃くなり 川の流れは穏やかで 空には可愛い声のトンビが舞うなかを 村の診療所に 新型コロナワクチン接種に行った。 10年ほど前に 建て替えられた診療所は 図書館の北側を少し行った所…

山桑の実

山桑の実 ある日気がつくと 小屋のそばに 形の良い葉の木が 道路側と裏の川側に立っていた。 「何の木だろう」と思っていたら それが 山桑だった。 若い頃 一度だけ食べた事のある桑の実。 それが 果たして成るのだろうか? 川側の山桑が 去年から実をつけ始…

忍冬(スイカズラ)

忍冬(スイカズラ) こんな花が山の中に 小屋のそばに咲いているなんて。 「いい香りだ」と立ち止まり この花かな?と近づいて匂いを嗅ぐと やっぱりこの花だ。 短命のスイカズラは 次の日には萎れてしまう。 繊細な花びらと蕊を持つ この花が いつまでも咲…

京都 山間の村

6月7日 友達の別荘の前 うちから車で10分ほどの山の中の村。 京都市ではあるが 文化 生活 生業は林業 ほとんどが 私の住んでいる所と同じだ。 そこに 私より20歳ほど若い女の友達 (と私は思っている)の別荘がある。 別荘は緑の中にあり こぢんまりとした古…

明日もいい日が続きそうだ

6月4日 こんなに穏やかな日は久しぶりだ。 街に住んでいると 見逃してしまう 風 陽の光 雨の変化。 そして 今日の様な日にうちにやって来る人は 「いい所だねぇ!」と ぐるりと周りを見回して言う。 確かに 今日の様な日のここは「いい所」だ。 風も吹かず …

鉢の中 浮かぶエゴの花

エゴの花 降り続いた雨が 夕方に霧雨に変わった。 山も 林も 草はらも 道路も ぐっしょりと濡れて 濡れそぼつとは こんな事を言うのだろう。 小屋のそばに 縁のかけた白の鉢を置いてある。 鉢いっぱいに溜まった雨水に 土が薄く溜まっている。 私は 鉢の水を…

ジギタリスが咲いた

ジギタリス(キツネの手袋) ピンクのが 4本 白が2本 ジギタリスが 自力で咲いた。 数年前に 山から引き抜いて持ち帰り 小屋のそばに数本植えたが 次の年は知らん顔で芽もださない。 それが今年 諦めていたジギタリスが 芽を出し あれよあれよと言う感じで…

雨の日 5月29日

ココアケーキ 膝まである長靴を履く。 私の長靴は男もので それで傘をさして歩いている様は きっと 滑稽な姿だろう。 朝から小雨。 台風の渦巻が大きく育ち それをパソコンやテレビで時々観ていた。 周りの緑は 雨を吸い 益々元気で ぐんと大きくなったみた…

木通 忍冬 野葡萄 屁糞葛

アケビ(木通)の葉 アケビ(木通) スイカズラ(忍冬) ノブドウ(野葡萄) ヘクソカズラ(屁糞葛) 小屋の周りに根を張る 蔓性の植物だ。 よく見れば もっとあるかも知れない。 アケビの蔓で クッキーでも載せられる様な 小さな皿を作りたい。 スイカズラ…

気分はまだ冬を引きずっている

5月27日 午後4時45分 夕方の光を受けて 草の原っぱが輝いている。 私は左手をかざして 眩しさをさえぎる。 キラキラとした 初夏の景色。 春から初夏に変わったのを 植物の草の色で気づく。 窓のカーテンは まだ冬のまま。 窓の汚れも冬のまま。 仕舞った冬の…

大きくなったコナラ(小楢)の木

コナラの葉 小屋のそばに 小さなコナラの木を植えたのは 5、6年前だっただろう。 前の山から 30センチほどの苗木を掘り起こし 草の茂る場所に いい加減に植えた。 雪に押しつぶされ それに耐え まだまだ 一人前ではないが大きくなった。 強いなあと思う…

ベニウツギが咲いた

紅ウツギ(山ウツギ) 今年のベニウツギは 花が少ない。 去年はブドウの房のように 沢山の花が重そうだった。 花に近づき 香りを嗅ぐ。 微かな 甘い香り。 山や谷のそばに咲くピンクの花。 谷筋に甘い香りが漂う。 小屋のそばにも 何本ものベニウツギが咲い…

草に埋もれるワイルドフラワー

去年蒔いたアメリカンワイルドフラワーの種。 芽が出て 花が咲いても 茎は細く地に這う様だった。 花も小さく 私は少しがっかりしたものだ。 その小さな花達が種をつけ それらがこぼれたのか 数日前にふと気がつくと 白いかすみ草みたいな花が いくつも咲い…

子供の松ぼっくり

子供の松ぼっくり 昨日の強い風に落とされた 松の小枝。 道の脇に落ちていたのを 持ち帰る。 淡い黄色の松ぼっくりが やがて緑に そして 茶色の枯れた松ぼっくりになる。 こんな渋い色合いの セーターが着たい。 全体は緑 胸の辺りに黄色のストライプ 共に「…