花 樹木

秋の花 今が盛りと咲いている

夏から秋の移行時の 花の端境期が過ぎてしまった。 今朝 小屋の周りを見渡すと 埋めた生ゴミから蔓を伸ばした先には 黄色のかぼちゃの花が。 ミゾソバ 野菊 ゲンノショウコ 名も知らない黄色の小さい花 帰化植物のブルーミストフラワー 加賀乃薊などが 今が…

朽ちた木っ端

湿った土の上に 重なって数年。 チェーンソーで切った 雑木の木っ端 軍手をはめた指で そっと裏返した。 現れたのは 白と焦げ茶の 力漲る木の造形だった。 人の感性と同じ数だけ 美しさの感じ方がある。 私は この朽ちた木っ端を見た瞬間 「おお!」と 心が…

枯葉を並べる

どこからか飛んできた 枯れた葉を 一枚ずつ拾い集め 風化した椅子に並べる。 そして その 朽ちていく様を愛でるのは 毎年の秋の事だ。 枯れた葉の 緩やかなカーブ。 穴が空いたり 裂けていたりと 表情が豊かな秋の葉達だ。 赤い枯葉を見つけるのは 少し後だ…

カガノアザミ(加賀乃薊)

カガノアザミ(加賀乃薊) 空気はからりとした 心地よい一日。 窓から入り込む緩やかな明るさ。 この明るさは 秋の色だ。 淡いピンク色をした 糸のような花びら 沢山の蕾をつけた 背の高い野生の花。 カガノアザミ(加賀乃薊)は 小屋の周りに 群れている。 …

秋の初め スダチの香り

朝晩の 寒いほどの冷気で 数日前から ストーブに薪をくべる。 半袖のTシャツの上に フランネルのシャツを着た。 うっすらと畳み皺のある軽いシャツ。 灰色の空と 頼りなげに風に揺れる芒の穂が 夏の盛りの 噴き出る汗の記憶を 忘れさせる。 知人がくれた 濃…

現の証拠 (ゲンノショウコ)

ゲンノショウコ(ピンク) 野生の花はどこからでも芽を出し そして 茎を伸ばし 葉をつけ花を咲かす。 憧れるほどの逞しさだ。 小屋の周りに咲き出した ゲンノショウコ。 「煎じて飲めばお腹の痛いのもすぐ治る。 だから『現の証拠』」 余りにも実利的な名前…

野ぶどうの黄色の葉っぱ

小屋の側 木の簡素なベンチの上。 朝霧が消えると 姿を現した 野ぶどうの枯れた葉っぱ。 まるで 撮って欲しいとでも言うように 台の上に 美しい姿で。 野ぶどうの青い実さえも まだ実っていないのに 群れた葉っぱが まだ青いままなのに。 一枚の小さな葉っぱ…

もう一つの世界

ザーザーと 怖い様な音を立てて 通り過ぎた夜の雨。 そして 灰色の空に 少しの青空が見える今朝。 小屋の側の白い鉢に たっぷり溜まった雨水は 数枚の枯葉を沈めて 波立つ事もせずに静かなもの。 溜まった雨水に映るのは 灰色の空でも 緑の葉っぱでもない 色…

眩い夏の終わり

朝 小屋の扉を開ける。 眩い夏の終わりの 緑と光が目に飛び込む。 乾いた空気と冷気が心地よい。 夜露に濡れた 草は生き生きと。 咲き始めた ゲンノショウコの ピンクと白の花は いつも通りのかわいさだ。 小屋の前を走り去る 数台の車は 毎日 決まった時間…

雨の一日

草の緑 葉の緑 長い雨に打たれて 青さが増した。 目から心に その青さが入り込み 雨に沈む心が 少しだけ跳ねる。 空は灰色で 山は白い靄に包まれる。 電線に止まり 私を見ているトンビが ゆっくりと 茶色の羽を羽ばたかせ 飛び立ち そして 遠くの高い杉の木…

今年も咲いた 白百合

咲き始めた白百合が 頭を傾げている。 一本の茎から 幾つもの花。 野菜を植えるのをやめた ケンジさんの畑に 沢山咲いている。 この花が嫌いなケンジさんは 広い畑に咲いた花を 去年の秋に抜いてしまった。 狭い方の畑に 今年も咲いた白い百合を 雨降りの合…

せんにんそう(仙人草)

せんにんそう しべが 仙人の髭に似ているから 「せんにんそう」だ。 私には 娘が笑っている様に見える。 白い可憐な花の蔓が 谷の脇に 大きな塊のように 絡まり合っている。 濃い緑の葉と アイボリー色の花。 風がさっと吹くと ふるふると揺れる。 冷たい雨…

いがぐり坊主

私の頭上に 浅緑色のいがぐり坊主。 あたりをぐるりと見回すと あちらにも こちらにも。 夜から降り始めた雨にぬれて スッキリとした顔立ちの男の子。 指先でいがぐり坊主を トントンと叩く。 まだ チクリともしない。 夏から秋への移行は 静かに 抜き足差し…

すでに秋の気配

8月1日 午後 夏の盛りに 秋の気配を感じるのは本当だ。 今日 コオロギが 気を遣っているかのように 小さく鳴いた。 陽の光が ほんの少しだけ セピアに色づいた。 気のせいなのか それとも 太陽の位置が原因だろうか。 周りの草木の 鬱陶しくも感じる 繁茂…

1日の始まり

今日 朝7時半 太陽が山の向こうから顔を出す前 朝の空気は冷たく それは気持ちのいいものだ。 早起きの鳥たちは 様々な声で話をしている。 鳥の鳴き声が 言葉を持つと知ってから 私は 鳥たちの声に 注意深くなった。 すると 道端の花さえも 何か話している…

ビオラを写真に撮った

去年の秋に 貰ったビオラ それは5株か6株。 冬は雪の下で眠り 春の終わり頃 急に成長を始めた。 丈が伸びて 小さなかわいい花が沢山咲き続けた。 そして 今 盛りは過ぎて 立っていた茎は 地を這い 咲く花もポツリポツリだ。 いつまで ビオラは咲き続けるの…

黄色の花 ヒグラシの音色

強い風と雨に叩かれて 痛めつけられたんだね 折れた黄色の花びら。 小屋のそばに咲き始めた その黄色の花は 今度は 草刈機で 「あっ」 という間に刈られてしまった。 災難続きの黄色の花。 小屋に持ち帰り たっぷりの水の花瓶に挿した。 梅雨が明けた今日は …

枯れた植物

手元にある枯れた植物。 松ぼっくり 樅の実 栃の実 杉の実 どんぐり 百合の花 コアジサイ 等々 松ぼっくり 樅の実 濡れると開いた種子が閉じる。 栃の実は 厚い殻に守られ ある日 それが割れて 四角い 頑固ジジイみたいな実が現れる。 枯れた薄い茶色の百合…

エゴの実

エゴの実 久しぶりの青空を 見上げたその先に 産毛に包まれた 淡い緑の 小さな木の実。 6年ほど前に 小さなポットに植わっていた 数センチ位のエゴの若木をもらった。 花が咲いたのも 気がつかないほどの 放ったらかし。 葉の色が 黄色に変わる秋に お腹の…

山の植物も動物もびしょ濡れだ

雨降りが続くと キノコが喜ぶ。 山法師が植わった小さな植木鉢に 小さな 小さなキノコがいた。 ふっくらした 苔の間に すくっと立っている。 それを見つけた私が喜んだ。 山法師の葉っぱの下に まるで 雨宿りでもしているみたい。 今日も一日中 雨が降った。…

ハンカチの木の実 コアジサイの枝

ハンカチの木の実 コアジサイ 小屋の周りは 緑で埋まっている。 雨に打たれた木の枝は 重そうに下を向き ヒメジョオンは 盛りが過ぎた。 床も 壁もしっとりと 黴が生えるのは もう一息。 ハンカチの木の実は この間 図書館の側で拾った。 アスファルトに転が…

撫子(ナデシコ)の花

撫子(ナデシコ) 濃いピンクのナデシコの花。 一株掘り出して貰った。 こんな風に 小屋の周りの花は 野草か 貰った花ばかり。 道路側のビオラのそばに植えた。 ビオラはどんどん伸びて 小さな花を沢山つけている。 その横にちょこんと座っているナデシコは …

アザミは薊 

花瓶に生けようと ハサミを持ち すっと伸びた茎を 用心深く 慌てずに切る。 そうしないと 棘のある葉で 手のひらや腕に 傷をつける。 それが あざみの花だ。 暗いピンク色の糸の様な花びらと 深い緑の葉。 勝ち気な姿で あちらこちらに 当たり前に咲いている…

木苺の夢

夕方 歩きながら摘み取った木苺を パラパラっと 琺瑯の皿に放った時の その姿の美しさを 写真に撮った。 手のひらに載せ 持ち帰った木苺は それだけで 傷みそうな程繊細だ。 ガラスの瓶にそれを入れ 冷凍庫のドアを閉める。 ジャムになるまでの間 冷たく暗い…

雨上がりの夕方のヒメジョオン

ヒメジョオン(姫女苑) 雨に打たれた ハルジオン。 その花びらを見て 雨に濡れた子猫みたいだと思った。 ピンピンになった子猫の毛。 小さな顔に 大きな目。 ヒメジョオンよ あんたは 雨に濡れた子猫のようだ。 あるいは 木綿のシャツを着た 男の子 女の子…

木苺のジャムを作ろう

桑の実 いよいよ 桑の実が熟し始めた。 淡いオレンジ色から 濃い紫に変わると その実は 儚い甘さで ついつい 一つ 二つと摘んで食べる。 指が紫に染まり 多分 口の中も染まっているに違いない。 道沿いの木苺の実も 赤く熟れて 鳥と私との ちょっとした競い…

白い花達

バイカウツギ 道路側の山の崖に ひっそりと咲いている。 見落としてしまいそうな程 目立たない。 4枚の白い花びらは薄く しべも白い。 南東ヨーロッパや 小アジアが原産の花が なぜ こんな山の中に。 忍冬(スイカズラ) この優雅な花は一体何? と思って調…

紅葉苺(モミジイチゴ)

紅葉苺(モミジイチゴ) 山の向こうから 顔を出した太陽の 強い光を浴びる モミジイチゴ。 白い野茨のような花が 満開だったのはついこの間。 今は 緑の実が それは沢山付いている。 うちの小屋の周り 川沿いの岸 山の中 バス通りの道の側。 自生している 沢…

日曜の朝

日曜の朝 小屋の前の道を走る車の数が多い。 釣りやら 山歩きやら 吟行ならぬ写真行 街から人を乗せた車がやって来る。 それを眺める私は 小屋の外に出て コアジサイ ウツギ アザミ 途切れなく咲き代わる花達の 濃密な香りを 胸に深く吸い込むのだ。 明るい…

雨の後 輝く緑

野茨(ノイバラ) 激しい南風と雨で ジギタリスは折れ ジャーマンアイリスは倒れて地に這った。 雨雲が走り去った後の今朝。 草木に雨露と輝きを残し 空気はキリリとして 山がクリアに見える。 深く息を吸おう。 毎年 アリマキに葉も花も 丸裸にされるノイバ…