花 樹木

紫色の花

アジュガ 山にこんなに沢山の藤があるのかと 薄紫の花が咲いて やっと気づくのだ。 長い蔓を 隣の木々の枝に絡ませて あちらこちらに 咲いている。 写真を撮りたいと思うが 私のスマホでは 淡い薄紫の雲のようしか見えない。 小屋の前に 咲き始めたアジュガ…

シダとアオゲラ

春が真っ盛り。 黄色 紫 白 水色 オレンジの花達 優しい緑の柔らかい葉っぱ。 そして 握り拳のようなシダ類の新芽。 かわいい! 緑の中で 赤茶色の新芽に 綿のような柔らかい葉。 このシダの葉が 緑に変わるのをちゃんと見つめ続けよう。 朝晩はまだストーブ…

雨後の楽しみ

4月30日 午後4時 昨日 4月30日は昼過ぎまで雨が降り 午後は晴れで オレンジとサーモンピンクの 夕焼けが 本当に美しかった。 そして 今日は 朝から小雨で 夕方には雨があがった。 雨後の 雨水をたっぷりと吸った 植物のエネルギー。 忘れな草 スノーフレーク…

今日は久しぶりの青天

見慣れた風景でも 写真に撮ると 「はて?」となる。 橋の向こうの道を車で走っている時に 前を黒い犬が走った と 思えば、それが小熊だった。 それ以降 橋の向こうは歩いて通らない道になった。 杉の人工林に挟まれているが 所々に自生している落葉樹の 秋に…

たけのこ 蕨

カップ2杯の米に 薄く切ったたけのこを加えて炊く。 味付けは麺つゆだけ。 四角に切った昆布を使ったり 酒を加えたのは少し前まで。 炊き上がりを しゃもじで返すと 美味しそうなお焦げ色。 淡い茶色のご飯に合う木の器は ご飯茶碗より小さいが お代わりを…

小屋の周りに咲く花 「天路の旅人」

二坪小屋 日差しは明るいが 強い北風が吹き 羊雲が西から東へと流れていく様は 秋の終わりのようだ。 それでも 小屋の周りは 忘れな草 スノーフレーク ムスカリ ビオラ クリスマスローズ 水仙 ハナニラ プリムラ・ポリアンサ まだまだ咲いている。 まめに植…

芽吹きの季節

広葉樹の美しい芽吹きの季節。 その輝きを文字で表すには 豊かな語彙力が必要だ。 悲しいかな 私のポケットには 指先で摘める程の言葉しか入っていない。 私の住む村に 室町時代に作られた庭園跡がある。 その跡を掘り起こし 整備し公園にした所は 豊かに広…

黒すぐり(ブラックカラント)

黒すぐりの花 随分前に植えた黒すぐりの苗は 中々大きくならず 大きくなっても 花は咲かず 実が出来ても 固くて酸っぱい。 そんな美味しくない実でも 鳥が啄む。 幸せな人生を送れない黒すぐり。 そんな木の枝を 剪定という名の元に バサリバサリと 切ったり…

日陰の植物 燕

日陰の場に根を張る植物にも 生き生きとした芽生えがある。 伏流水の滲み出た 苔に覆われた崖の上 小さな葉っぱ達が 私を一斉に見つめている。 コアジサイ タチツボスミレの葉は識別出来る。 その他の植物は 大きくなり花が咲けば 「おお あんただったんだね…

スノーフレーク(鈴蘭水仙)

スノーフレーク(鈴蘭水仙) うちから300m程行った川縁の 松の木の下に咲いていた。 指先で その花の周りを掘り 少し難儀して引き抜いた。 日本の花と違う雰囲気の花は 白い釣鐘状の花に 葉っぱと同じ緑の点々が 地味だがオシャレな感じがした。 数年前に そ…

ショウジョウバカマ(猩猩袴)

ショウジョウバカマ(猩猩袴) ショウジョウバカマを初めて見たのは10年以上前。 日当たりのいい 山の崖に群れていた。 先日見たこの花は 川沿いの道の暗い崖に 少しの陽の光を探すように 2株だけ咲き 淡いピンクの花は いつも通りかわいい。 蘭の一種かと…

忘れな草

忘れな草 オチヨさんの家の 藏の周りに群れていた ミヤコワスレと忘れな草を 引っこ抜いてきたのは 数年前。 日当たりの悪い所で ミヤコワスレはどんどんと増えて 忘れな草は 日当たりのいい場所に移した。 去年のこぼれ種が飛んだのか しっかりとした茎に濃…

黄砂と八朔のケーキ

八朔のヨーグルトケーキ 雨が降ると思っていたら 黄砂の曇り空の1日だった。 山も 空もベージュ色の向こうに見えた。 そして 強い北風に ポツリポツリと咲き始めた花が 小屋のそばでフルフルと 小刻みに震えていた。 変わり映えのしないヨーグルトケーキに …

イカリ草(錨草) DVD「荒野に希望の灯をともす」

イカリソウ(錨草) 風は冷たいが 春の花があちらこちらで ひっそりと あるいは誇らしげに咲いている。 そして 今日の驚き。 なんと小屋の近くでイカリソウが咲いていた。 名前の由来は 和船の錨みたいだから。 この花も漢方薬草だが 色々な効用の一つが精力…

やっと 桜が咲いた

4月10日 私の住んでいる山の村にも 桜が咲いた。 数日前の強い北風にも 花びらを散らす事なく 今が真っ盛りだ。 ピンクでもない 白でもない花びらの色 日本人が愛し 開花を待ちわびる儚い花。 廃校になった 小学校のなだらかな坂道に その桜の木が一本ある。…

いい事ずくめのたんぽぽ

は フリースを着て ライトダウンのジャケットを羽織り 冬の間着続けて 洗濯をした防寒ズボンを 又 はいている。 その上 ネックウォーマーまで。 「夏までこのままでいてやるぞ」という気分。 たんぽぽは今が盛りだ。 道の脇 原っぱに 水玉模様のように群れて…

木々の芽吹き

はて この芽吹きの木はなんだろう? ふと 足を止めて見入ってしまう。 柔らかい葉と 鮮やかな緑。 ハサミで何本かの枝を切って持ち帰り 白の花器に ばさっと生けたら 美しいだろうなと 思ってはみるが 雪の中で過ごした まだ細い枝を思うと このままが一番美…

野の花と化した 薄紫の花

京都から ここに引っ越してしばらく経った頃 沢山の球根をもらった。 チューリップは いつの間にか咲かなくなり ムスカリと 名前も知らない薄紫の花は こんな所まで!と 未だに咲き続けて 私を毎年驚かす。 沢山群れて咲いていた最初の頃より 今のように ポ…

日常にリセット

全粒粉のしっかりしたパンに包まれた 小豆とさつまいもの甘納豆。 一昨日 京都から若い友達が カレー揚げパンと甘納豆パンを お土産に持ってやって来た。 カレー揚げパンの中身は カレーとポーチ ド エッグ。 そして 自分では絶対に買わない全粒粉と甘納豆の…

桜並木と寄り道

大津市伊香立 私の住んでいる山間の村は 風が吹く日は ライトダウンを羽織る程の 寒い1日となる。 でも 山は拳の花が終わり 落葉樹の芽吹きが始まった。 大津に用事で出掛けての帰り道。 アスファルトのまっすぐな道の脇に 長い桜並木が続いている 長閑な田…

今年も咲いたクリスマスローズ

こぼれ種から芽を出した クリスマスローズの 小さな苗を貰ったのが10年ほど前。 鉢に植っていた時は 大きな花を咲かせた。 窮屈そうに見えた鉢植えを 木蓮の木の下に移し替えたのが5年ほど前か。 それ以来 花も背丈もこぢんまりとした姿になった。 木蓮から…

白木蓮とオキーフ

黄砂の夕方に 仰ぎ見た白木蓮は 図書館に隣接する 道の駅の建物のそばに咲いている。 そして 淡いピンクの四手辛夷(シデコブシ)が 今を盛りに 沢山の花をつけている。 私は見上げた白い花を見つめて 「オキーフのようだ」 30年ほど前 シカゴ美術館に行った…

黄砂の日 コブシの花

黄砂に煙る山 コブシの花 25日 夕方 図書館に行く途中に コブシの花が 黄砂で煙った山にポツリポツリと咲いていた。 高校時代に読んだ堀辰雄のエッセイ「大和路 信濃路」。 堀辰雄の妻が 信濃路を走る列車の窓から 外の景色を見ていて 「あ コブシの花」とい…

蕗のとう

雪が溶けた後に 土の中から 小さな蕾が出てくるのが蕗のとう。 蕾の先は 淡い紫で 開くと早緑(さみどり)の花びらのようだ。 これを 指で根本からちぎり 次々と籠に入れていく。 気がつくと指先は土で汚れ 苦い匂いがついている。 水で溶いた小麦粉をつけて…

買い物途中 

買い物に行く途中 買い物は琵琶湖畔の街まで行く。 車で45分。 ゴールデンウィークの様に 他府県ナンバーの車が 列を作る日でなければ この時間は変わらない。 山の川筋に住み 狭い空しか見えない所に住んでいると 広い空の下を 車で行く買い物は 見慣れた…

今日 一日

今日 WBCのニュースで1日が終わった。 普段 野球は観ないが WBCだけはニュースで結果が気になった。 若くて優秀な選手が沢山いるのに驚き 素直に日本の優勝を喜んだ。 とても 暖かい1日。 ライトダウンのジャケットを着なかった。 それでも 朝と夜はストーブ…

お墓参り 京都

お墓から比叡山を望む 夫の両親のお墓は京都の北西 比叡山が真正面に見える所にある。 去年の暮れは 雪混じりの天気が続き 約半年ぶりに行ってきた。 京都の北部でも 桜の蕾が膨らみ 山にはもう 拳の花があちこちに咲き 畑には菜の花が満開で 「下」はすでに…

チロルチョコと寒の戻り

チロルチョコ 貰ったチロルチョコの袋の上を切り テーブルにそれらを放ち 一つずつ並べると アメリカンポップアートの様だった。 小さくて可愛い物が好きな私は カラフルな紙に包まれたチョコを写真に撮った。 今日は寒の戻り。 北風が冷たく 曇り空。 春だ …

菜の花のおひたし

和歌山の菜の花 茎を思い切りよく切り ぐらぐらと沸いた湯に さっとくぐらし 冷たい水に 濃い緑になった葉と蕾を放った。 軽く絞って揃え 野の花の鉢に盛った。 麺つゆを少し滴らし 胡麻を指で潰しながら散らした。 旬の物には 出来るだけシンプルな味付けが…

去年の茨の実

茨の実 雪が急に溶け出して 現れた去年の茨の実。 小屋のシンボルツリーというには 余りにも地味だ。 小さな淡いピンクかオフホワイトの 花びらが散ると その後に 赤い実が沢山なった。 それらの実が 運よく鳥に突かれず 今 暗い赤 黒い実がポツリポツリ。 …