ラジオ テレビ 映画 本

メルカリで本を売る

舊約聖書 1954年刊 本を処分する時に迷うのが 「愛着のある本をどの様にして処分しようか?」だ。 ブックオフに持って行っても 古い本や 焼けやシミのあるのは まず相手にされない。 役所の支所のリサイクル場に運べば シュレッダーにかけられてお終いだ…

小説「エデンの東」 ジョン・スタインベック著

ジョン・スタインベックと言えば「怒りの葡萄」 読んでいなくても 知っている人は多数。 スタインベックのもう一つの大作が 「エデンの東」である事。 それを知っている人は意外と少ない。 私が中学3年の時 学校の壁に「中学生のための映画会」の ポスター…

毎日同じ 朝の食事

毎朝 何十年も 同じものを 同じ様にして食べている。 NHKFMで ニュースや 音楽を聴きながら トーストしたパンにバターかマーガリンを塗り それに ジャムと蜂蜜。 大きなカップに 牛乳と紅茶 夏でも熱いのを飲んでいる。 カスピ海ヨーグルトにブルーベリー あ…

今年も咲いた 白百合

咲き始めた白百合が 頭を傾げている。 一本の茎から 幾つもの花。 野菜を植えるのをやめた ケンジさんの畑に 沢山咲いている。 この花が嫌いなケンジさんは 広い畑に咲いた花を 去年の秋に抜いてしまった。 狭い方の畑に 今年も咲いた白い百合を 雨降りの合…

絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘

絵本「いぬとふるさと」 絵・文 鈴木邦弘 2011年3月11日 東日本大震災が発生した。 福島第一原発は 津波により 制御不能に陥った。 そして 3月19日。 帰還困難区域に指定された 双葉町の住民1000人以上が さいたまスーパーアリーナへ一時避難…

暮しの手帖の料理本(2)「一皿の料理」

前回の料理本が 家庭のお惣菜、おかずの数々であるなら 今回のは 当時大阪ロイヤルホテルの料理長 常原久彌のプロの技である。 プロの技を 分かりやすく 家庭でもちゃんと作られるように 実に上手い語り口で 作り方が綴られている。 「おそうざい十二ヶ月」…

暮しの手帖の料理本(1)「おそうざい十二ヶ月」

暮しの手帖の料理本「おそうざい十二ヶ月」 懐かしい花森安治のフリーハンドの字。 私の20代の頃から ずっと家にあった。 地味な織の写真の ハードカバーの装丁。 中に紹介されている 201ものお惣菜も 地味な 当時の母の味。 「大根ととりだんごの煮込…

冷たい夜の空気

午後 7時過ぎ 夕方5時ごろ 太陽が山陰に入ると すっと 涼しくなる。 昼間のジリジリ照りつける太陽と 吹き出す汗が嘘のようだ。 長い梅雨が明け 付け替えた白の薄い木綿のカーテンが 夜の冷たい風にふわりとなびく。 小屋の屋根にも冷たい夜露。 ラジオか…

幸せな猫の話を読んだ

用事があって 山を下る。 JRの駅界隈に行くまで ずっと緑の山 田んぼ 広い川が続く。 広い緑の空間に 「ああ気持ちがいい。」 用事を次々と済ませ 最後は図書館に本の返却。 返却した本の中 一冊の雑誌に 金井美恵子の面白い文があった。 猫の話。 金井美恵…

ドキュメンタリー映画 「日常対話」

2016年製作 1978年生まれの台湾の女性監督ホアン・フイチェン 同性愛者の母親を撮ったドキュメンタリー プロデューサーは台湾を代表する監督ホウ・シャオシェン 2019年 アジアで初めて同性婚が合法化された台湾 だが 1950年台の台湾の農村は…

森茉莉の染み

20代の頃 私は森茉莉の本を何冊何冊も 熱心に読んでいた。 森茉莉の書く 森茉莉の生活。 10代に行ったベニスの運河の色を コカコーラのガラス瓶の色であったと話したり 風呂もないアパートの 狭い一部屋でする料理の 目玉焼やオムレツでさえも その色や …

初めてのメルカリ 藤原新也の本

藤原新也の本を 次々へと読んでいた時期があった。 藤原新也の入門編とも言うべき 「印度放浪」「西藏放浪」から ユーラシア大陸を縦断した「全東洋街道」 そして アメリカの旅 アイルランドの旅。 旅の本だけでも 随分と読んだ。 20代の若者が カメラを一…

NHKラジオ「ラジオ深夜便」絶望名言

(Google画像より) 先日 友達がLINEで送ってきたラジオのサイトアドレス。 「絶望名言」というタイトルに興味を持ち開けてみた。 NHK「ラジオ深夜便」の中の 人気のコーナーであるようだ。 文学紹介者の頭木弘樹が選んだ 私達の馴染みの作家や画家達の 絶望…

映画「ミナリ」

2020年製作 1980年代 アメリカ アーカンソー州に成功を夢見てやってきた 韓国系移民の若い一家。 夫 妻 娘 息子。 様々な困難 予想だにしなかった出来事に見舞われ 妻のモニカは 今の生活に不安だらけだ。 そんな時に妻の母スンジャがやって来た。 …

小説「Shuggie Bain」 ダグラス・ステュアート著

イギリスの権威ある文学賞 ブッカー賞。 今年のブッカー賞を取ったのは ダグラス・ステュアートの「シュギー・ベイン」だ。 スコットランドの労働者階級の見事な物語。 著者のダグラス・ステュアートの半自伝的小説 という事に興味を持った。 Shuggie Bainに…

English Pastoral(英国の牧歌)ジェームズ・リーバンクス著

ジェームズ・リーバンクス(James Rebanks)著 9月に出版されたばかりの英国の本。 今年一番と言う謳い文句。 「English Pastoral」は 精密な美しい絵の表紙が魅力的だ。 ジェームズ・リーバンクス リーバンクスは600年に渡り 先祖代々イギリス湖水地方に…

綿毛の飛ぶ季節

沢山の白い綿毛が 風に吹かれて飛んでいる。 それは まるで雪の様だ。 昨日は ピューピューと そして 今日は フワリフワリと。 窓や ドアの網戸にひっついて うちに止まったり 何処か 遠くに行ってしまったり。 映画「さすらいのカウボーイ」での1シーン。 …

気持ちのいい朝

急にやって来た秋。 冷たい空気の中から 秋の虫の リリリリと言う 心地よい鳴き声? 羽音? 8時過ぎて 山の向こうから やっと顔を出した太陽は 淡いブルーの空を流れる雲を輝かす。 昨日の雨で 露を含んだ木々の枝は ゆらり ゆらりと風に揺れる。 何もかもが…

ホッと一息

7日 午後5時 台風余波の強い風が 消えたのが 夕方4時ごろ。 雨の間に垣間見えた 深い青色の空に 走る様な流れる雲。 ホッと一息ついた。 NHKFM「夜のプレイリスト」 ジャズギタリスト 小沼ようすけが選んだ ジョージ・ベンソンの「ブリージン」 それを深…

8月15日に思う事

15日 夕方6時 15日は 終戦記念日。 敗戦記念日という人もいる。 戦争に対して 反省の心を持つならば 敗戦と呼ぶのがふさわしいと思う。 「最初から勝ち目のない戦争だった」 と 言われている戦争だが 勝っても 負けても 戦争は絶対悪なのだ。 アニメ「こ…

ダルメインのソーダブレッド

夕ご飯の準備をしながら チラチラとよそ見して見た NHK Eテレ「イギリスで一番美しい庭 ダルメイン」 (Google画像より) 英国 湖水地方。 12世紀から続く屋敷の 詩人ワーズ・ワースも絶賛した庭 ダルメイン。 歴代の屋敷の女性が 思い思いの場所に まるで…

映画「バッファロー’66」(Bufflao'66)

1998年公開 20年ほど前に 深夜にテレビで見た 忘れられない映画 バッファロー’66。 ビデオテープに録画したが 今はそのテープも手元にない。 才能溢れるヴィンセント・ギャロが 監督 脚本 主演 音楽を手掛けた。 人の罪を被って 刑務所に入り 5年の刑期を…

NHKFM「ラジオ深夜便」から

深夜に聴くNHKFMは面白い。 そろそろ寝ようと思っていたら 「私の人生を変えた里山の力」と言う 2014年のインタビューが始まった。 岡山の真庭市の 林業を生業としている中島浩一郎さんへのインタビュー。 私の住んでいる所も林業の村。 仕事がないと 若…

荷物を抱えて郵便局へ

郵便局の川向こう アメリカの友人へクリスマスギフト。 友達にDVDを2枚。 もう一人の友達に借りていたCD。 抱えて 郵便局へ。 今日送っても アメリカへ到着するのはクリスマス間際かもしれない。 DVDの内一枚は 韓国映画「春の日は過ぎ行く」 録音技師の青年…

グラフか 樹の年輪か

綿毛 NHKFMの番組「眠れないあなたへ」 硬質な声で語るスポーツコメンテーター奥野史子と 柔らかな声で語る作家村山由佳。 この二人が日曜日夜に 交代でディスクジョッキーを務める。 今夜は村山由佳が 谷川俊太郎の家を訪ねて 色々と話を聞いていた。 その…