鯖街道と呼ぶ。
車の無い時代
小浜で獲れた鯖にたっぷりの塩をまぶし
担いで京都迄運んだ。
京都に着いた頃に
塩がなじんでちょうどいい具合。
これを使った料理が
京都の鯖寿司だ。
かつての鯖街道は高い山の中。
50センチ程の道幅で
急な崖でもそこを登り
最短距離で真っすぐに京都を目指した。
うちの前の道はそのルートにあたる。
福井小浜から京都出町柳迄
途中に800m級の山を三つ越える。
写真を撮っている私に
「ご苦労さんです」と
声をかけ走り去る人達。
いえ、いえ、そちらこそ。
お気をつけて。