キュウリのきゅうちゃん漬

f:id:URURUNDO:20190720105923j:plain

 

トミコさんからの電話。

「きゅうり いる〜?」

 

という訳で 

キュウリのきゅうちゃん漬を

作る事になった。

 

猿に食べられる前に採った

キュウリを20本程貰った。

何年も前に貰ったレシピで

2日に渡って作った。

 

紫蘇ジュース 蕗の佃煮 干し大根・・・

いつも作る前は面倒に思う。

でも 出来上がると

「おお おいしい! 作ってよかった」

と 材料をくれた人に感謝する。

 

作り方はいたって簡単。

湯がいて 刻んで 調味液に漬ける。

たったこれだけで

市販のきゅうちゃん漬の

何倍もの美味しい漬物が出来上がる。

 

色も自然の醤油色。

甘味も砂糖か味醂の単純な甘さ。

 

日本のあちらこちらで

猿や鹿、猪が野菜を食べる

いわゆる 獣害に悩まされている。

それはここでも同じ事だ。

 

でも 集落の人達は

それの原因を分かっている。

杉の人工林が山を埋め

動物達に餌を提供する広葉樹が

極端に少なくなった事だと。

 

それが分かっているトミコさんは

動物の餌と化したジャガ芋 豆類 

キュウリ等の畑を前に

残念そうな顔をしながらも

「いくらでも 食えよ。

 山には餌がないからな」

と笑う。

 

さて お猿さんの残していってくれた

キュウリ15本を使って作ったきゅうちゃん漬。

レシピを記す。

パリパリとした歯触りも嬉しい

本物を食べてみたい!と思われる方

是非 作って欲しい。

(インターネットにもレシピは載っているが

 これは村の奥様方のレシピ)

__________________________

材料

  キュウリ   15本

  土しょうが  1かけ

  鷹の爪    1〜3本

 

調味料

  醤油   400cc

  味醂   200cc

       (又は 酒200cc  砂糖は好みの量)

  酢    20〜30cc

 

(1)沸騰した湯にキュウリを全部浸かる様に入れる。

2分でガスを止める蓋を絶対にせず 一晩冷ます。

 

(2)翌日

新しい沸騰した湯にキュウリを全部浸かる様に入れる。

2分でガスを止める。

お湯の中にキュウリはそのまま。

蓋は絶対にしない。

夜迄そのままで置く。

 

(3)キュウリを輪切り。よ〜く絞る。

(4)調味液を炊き 沸騰したら 

   キュウリ 千切りショウガ 鷹の爪を加える。

   2分でガスを止める。

   蓋はしない。

   一晩そのままで置く。

     (注) 漬け過ぎない。  

      (残った調味液は料理時に使える)

   翌日から食べられる。

 

     3回とも絶対に蓋をしない。

   2分以上炊かない。