2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

漢方薬の野草 ゲンノショウコ 

ゲンノショウコ 白の5枚の花びら 薄紫のしべ。 濃いピンクの花も咲く。 繁殖力が強く 放っておけば一面の 可愛い花の原っぱになる。 葉や茎を刈り取り よく乾かして 煎じる。 胃腸薬などよく知られた漢方薬だ。 せっせ せっせと刈り 天日でよく乾かし 屋根…

白い野の百合

集落のあちらこちらに 白い百合の花が群れて咲いている。 太い一本の茎から 幾つもの花をつけたのもあれば 風が吹けば すぐに倒れそうな 細い茎の 小さな花まで。 広い原っぱに ピンクのゲンノショウコと競う 白い百合の花の群れ。 しばし立ち止まり その美…

気持ちのいい雨だった

午後6時 久しぶりのいい雨だった。 朝 目覚めた頃から 夕方まで。 シャワーの様な 気持ちのいい雨。 元気なく 下を向いたり 枯れかけていた 草花や 色褪せていた 木の葉。 たっぷりの雨に洗われ 「おう すっきりした」 と 喜びの声。 雨の止んだ夕方に 山を…

ブドウからシルクロードに思いを馳せる

送られてきた 沢山のぶどう。 ざぶざぶと洗い ガラスの鉢に入れた一人分。 薄紫の大きな粒 若緑の茎の瑞々しさ。 口に放り込んだ実の 豊かな甘さは言うまでもない。 ギリシャ料理のドルマスは ぶどうの葉でひき肉を包んだ ロールキャベツの様な料理だ。 秋に…

ぴょんと飛び跳ねる鮎

昨日 クマツヅラの花に気がついたのは 道路に沿って流れる川を見ていた時だ。 その川の中から ぴょんと飛び跳ねる鮎。 それが何回も繰り返される。 川の中では キラキラと日の光を反射させて 動いている鮎の群れ。 捕虫網で さっと掬えば 沢山の鮎が取れる筈…

クマツヅラ(熊葛籠)の抵抗

クマツヅラ 淡いピンクの花が 道路の脇に あちらこちら 群れて咲いている。 薊の様な強い自己主張もせず 細い茎と 小さな花が 風に揺れている姿に 足を止めて 覗き見る。 どこから見ても ハーブの風情だ。 これを 小屋のそばに植えたら・・・ と 一株掘って…

ホッと一息 明日に備える

北の窓 ドアから 北風がいい具合に吹き込む。 木綿のカーテンが 気持ち良さそうに 揺れている。 数日前の汗が止まらない 苦しい暑さは 一時休止。 足元を見れば ピンクや白の ゲンノショウコが 一つ二つと 花を咲かせ 夜になると 秋の虫がジージーと鳴いてい…

北米原産 ブルーミストフラワー

ブルーミストフラワー どこからか種が飛んできて うちに根付いた。 薄紫のふんわりした花の名前は ブルーミストフラワー。 とても強靭で 繁殖力が旺盛 雪に押しつぶされても 耐えて春を待つ。 あちらこちらに移植したが そこでも 土をしっかりと捕まえ 綺麗…

久しぶりの飛行機雲

20日 午後6時 東の空から 西の空に 真っ直ぐ走る 飛行機雲。 どこから飛び立ち どこへ行くのかは知らない。 山の中の 狭い空を 飛行機が 白い雲を描きながら飛ぶのを 私は毎日何回も 下から眺めていたものだ。 今日 久しぶりに 飛行機雲を従えて たった一…

若いカボチャ

若いカボチャ 大きくて 甘いカボチャは 全部猿に食べられた と言う話。 黄色の大きなカボチャの花は印象的だ。 そして 小さな緑の果実のような 可愛さを持つカボチャは 艶々としている。 猿も食べない 小さなカボチャは 惜しげもなく捨てられ 私はそれを貰っ…

ヤマケンさんのすもも(2)すももジャム

ヤマケンさんから貰ったすもも。 それは 小ぶりだが 甘酸っぱく 香り高い 美しい紅色だ。 傷のある実を選び 種だけを除く。 砂糖と少しの水を加え 焦げ付かないように 鍋底を木のスプーンで くるりくるりと回しながら煮た。 紅色が鮮やかな艶のあるジャム。 …

ヤマケンさんのすもも

薄いダンボールの箱に 新聞を敷いて ヤマケンさんが すももを届けてくれた。 数年前から ヤマケンさんの家の裏の たわわに実るすももをもらう。 去年は実らない歳だった。 そして 「今年は熊に食べられた」 と 悔しい顔だ。 よく熟れた小さい実は黒く 甘く …

8月15日に思う事

15日 夕方6時 15日は 終戦記念日。 敗戦記念日という人もいる。 戦争に対して 反省の心を持つならば 敗戦と呼ぶのがふさわしいと思う。 「最初から勝ち目のない戦争だった」 と 言われている戦争だが 勝っても 負けても 戦争は絶対悪なのだ。 アニメ「こ…

暑い1日の終わり

小屋の周りの山の緑は 益々 濃くなっていく。 夕方 見上げた空は そよとも吹かない風で 枝も葉も動かない木々の向こうに 小さな雲を浮かべていた。 ヒグラシが いつもの様に 夕方の時を知らせ 川にテントを張った若者の 弾ける声が遠くに聞こえる。 暑い動か…

少し心に残った事

11日 京都東山三条辺り 1週間ほど 気ぜわしい日々が続いた。 その中で 心に残った事を記しておこう。 10日 買い物に行く途中 幾つかのキャンプ場を通り過ぎる。 沢山の車 テントで埋まったキャンプ場。 それはまるで 難民キャンプの様だ。 小さなテント…

京都市京セラ美術館へ行った

今日は 11日に行った京都市京セラ美術館について そして 写真を何枚か載せてみよう。 11日 美術館南の疏水 名前が変わると言う時に 何やかやと物議を醸し出した 京セラ美術館。 公募展に出品している友達の作品を見に 暑い京都の京セラ美術館に出かけた…

青い羽を持つアオゲラ

朝 網戸のドアを開け 表に出る。 向かいの山から コンコンコンと軽い規則的な音。 おお なんと久しぶり! 夜に橋の上で思索する狐より もっともっと 出会いの少ない キツツキだ。 一年に一度か二度。 川の向こうか 向かいの山か 軽い音を響かせる。 時折 道…

猿は天敵

野菜を作っている人にとって 猿は天敵である。 鹿や猪は 畑に柵や網をめぐらしておけば 侵入される事は少ない。 何十匹もの群れで移動する猿は そうはいかない。 知恵が働くからだ。 トミコさんから 先日貰った きゅうり なす。 これらは 猿の食べ残しという…

1日の終わり

午後7時頃 山の中の村でも 昼間は汗びっしょりだ。 昼ごはんの時には 扇風機を回す。 窓から吹き込む風が 心地よい。 ヒグラシが鳴き始めると 小屋は山の影に入る。 空気がスッと冷たくなり 裏の焚火用の石の炉から ゴミや枯れ草を燃やす 白い煙が立ち昇る…

ダルメインのソーダブレッド

夕ご飯の準備をしながら チラチラとよそ見して見た NHK Eテレ「イギリスで一番美しい庭 ダルメイン」 (Google画像より) 英国 湖水地方。 12世紀から続く屋敷の 詩人ワーズ・ワースも絶賛した庭 ダルメイン。 歴代の屋敷の女性が 思い思いの場所に まるで…

淡いピンクの可愛いミントの花

ミントの花 無農薬自然農法で 野菜作りをしているチャックの助っ人 イスラエル出身 インド在住のオラム。 去年の暮れ 2ヶ月のステイの終わりに 私に持って来たミントの苗。 植木鉢に植えて放っておいたが 繁殖力の強いミントの性で どんどん大きくなった。 …

黄色の瓜 マクワウリ(真桑瓜)

手のひらに載る程の小さな 明るい黄色の 俵型の瓜 マクワウリ。 道の駅で 買い求め テーブルの上に置き 甘い香りが立ったので 冷蔵庫に入れた。 額に汗が滲んだ今日の昼間。 冷たくなったマクワウリを 冷蔵庫から取り出し 黄色の皮を シュッとむき 二つに割…

梅雨明け 二日目

梅雨明け二日目。 カラリと晴れた。 塩をまぶして ホウロウの容器につけた梅 。 たっぷりの梅酢に浸かっていたが やっと 日の目を見る事になった。 竹のザルに並べ お日様の下に。 カラカラに塩を吹くまで干すのみだ。 夕方になると 小屋の中に入れる。 小さ…

懐かしい 青い空に白い雲

トミコさんの家の前 終わりはないのか と思っていた梅雨が明けた。 午前中 灰色の雲に覆われていた空は 昼からは輝きを増し 懐かしい 青い空に白い雲だ。 田んぼの水をたっぷり吸った 鮮やかな稲の緑が 目に飛び込んでくる。 心底 美しいと思う。 色々な困難…