今日は
11日に行った京都市京セラ美術館について
そして
写真を何枚か載せてみよう。
11日 美術館南の疏水
名前が変わると言う時に
何やかやと物議を醸し出した 京セラ美術館。
公募展に出品している友達の作品を見に
暑い京都の京セラ美術館に出かけた。
疏水の青臭い 藻の匂いも懐かしい。
観光バスもいない 観光客も少ない
平安神宮辺りは 静かなものだ。
1964年
私はここで 学校の遠足として
ミロのビーナスを見ている。
ビーナスの像だけが
木の足場の上に立ち 周りを柵で囲まれて
その周りをゾロゾロと歩いた。
10秒程の「見学」だったが
私はその出来事を よく記憶している。
白い壁 木の床 木の階段と手すり。
明るく 天井の高い改築後の内部を見て
建築家ってすごいなと思った。
改築前の美術館は
ゆっくり出来る空間はなかった様な気がする。
文化にお金をかけない「日本」にあって
美術館の維持や改築は
企業に頼らなければならないのだろう。
企業の名前を冠する美術館に
反対する人も多々あった。
しかし
作品を展示するのに ベストな空間が
私の目の前にあった。
コツコツと努力する友達の絵は
まっさらの 白い壁に掛かり すぐに分かった。
ショップ レストランも併設された
現代の美術館。
ショップで河井寛次郎の本を買った。
無位無冠の陶工として生きた人だ。