1日の終わり

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午後7時頃

山の中の村でも

昼間は汗びっしょりだ。

 

昼ごはんの時には

扇風機を回す。

窓から吹き込む風が

心地よい。

 

ヒグラシが鳴き始めると

小屋は山の影に入る。

空気がスッと冷たくなり

裏の焚火用の石の炉から

ゴミや枯れ草を燃やす

白い煙が立ち昇る。

 

朝の軽やかな鳥の声。

そして

夕方のヒグラシの声は

あちこちの山の中から

何重奏にも重なり

本当に寂しげに響く。

 

心の中に

鳥や蝉の声 風の音 

空気の色が入りこみ

今日も 1日が終わった。