2019-01-01から1年間の記事一覧

似た者同士 カボチャの若芽と菊芋

逞しい似た者同士。 生ゴミを埋めた土から どんどん双葉が出てくるカボチャ。 毎年同じ場所から芽を出し 上へと2メートル近くも伸び 黄色いマーガレットみたいな 花を咲かせるキクイモ。 去年の今頃 すっかりと芋を採ったつもりなのに。 カボチャの芽が 柔…

赤い錆色のペンキ

青い空に雲が浮かび 又 ある時は雲ひとつない 見事な青空の一日だった。 風はすっかり秋の冷たさで 空気はからりとしていた。 光はススキの穂を輝かせ そんな穏やかな秋日和。 台風が近ずいているニュースと この明るさとの落差。 夫が屋根のトタンに 赤い錆…

珍しいジャムとクレープ

チャックの畑のボランティアとして 三ヶ月を過ごしたメリッサ。 カリブ海マルティニック島で生まれ 国籍はフランス パリ育ち。 黒い肌とモデルの様な体型をしている。 白い歯を見せて 元気に明るく笑う。 そのメリッサが もうすぐここを離れると 珍しいもの…

穂紫蘇の佃煮(2)

紫蘇の穂先を指先でしごく。 根気よく最後の一茎まで。 小さな花の萼。 ざるに山盛りだ。 流水で洗い湯がく。 湯が紫色に変わる。 出刃包丁でトントンと 刻んだ穂紫蘇。 砂糖 醤油 酒 そして 生姜のみじん切りと 鷹の爪の輪切り。 鍋に共に入れ コトコトと煮…

穂紫蘇の佃煮

赤紫蘇の穂(花) 赤い紫蘇の花が咲いた後 その紫蘇の穂を摘み取り さっと湯がいてアクを抜く。 花の後の 小さく硬い萼。 包丁でそれをザクザクと切り 醤油 砂糖 酒で カラリと炊き上げる。 冷凍庫に保存すれば 一年中たべられる と トミコさんが言う。 茎に…

「じゃあ おやすみ」

加賀の薊(カガノアザミ) うなだれて咲く 秋の薊。 「加賀の薊」が 今 真っ盛りだ。 淡いピンクの 小さな花。 沢山の蕾が これから先 まだまだ咲いてくれるだろう。 夜になると 小屋の中は肌寒い。 ストーブに薪をくべ 半袖のTシャツになり 外に激しく降る…

毎夕 木を燃やす

石を低く積んだ炉。 そこに毎夕 木を燃やす。 メラメラと燃える木。 杉の枝 松の木 時には 廃材 廃紙。 どんな木も 暖かい。 そして その周りは空気も乾くのか? とても気持ちがいい。 夏でも 冬でも 火を燃やす。 形を変えて 燃え上がる炎。 そこに 刈った…

甘い濃密な香り キンモクセイ

金木犀(キンモクセイ) 姿は見えないのに どこからか香ってくる。 甘い濃密な香り。 9月の終わりに きちんと律儀に咲いてくれる。 どこに咲いているのかと 香りを辿って行くと・・・ 「あった!」 ケンジさんの庭の入り口に 満身創痍の姿で立っていた。 雪…

逞しい生命力 秋明菊(シュウメイギク)

ひなげしみたいな白い花びら 黄色のしべ 細い茎に 形のいい葉っぱ。 シュウメイギク(秋明菊) 土を選ばず どんな所にも しっかり根付く。 根っこを掘り出すと 葛でも採れそうな しっかりした形をしている。 静かで可愛い花の 見かけによらない 逞しい生命力…

グラフか 樹の年輪か

綿毛 NHKFMの番組「眠れないあなたへ」 硬質な声で語るスポーツコメンテーター奥野史子と 柔らかな声で語る作家村山由佳。 この二人が日曜日夜に 交代でディスクジョッキーを務める。 今夜は村山由佳が 谷川俊太郎の家を訪ねて 色々と話を聞いていた。 その…

可愛いゲンノショウコ(現の証拠)の花

ゲンノショウコ 繁殖力が強くて どんどん地に這ってくる。 夏の初めから 地面を覆うほどに増える。 雑草として 全部抜いてしまおうか。 そんな考えも頭によぎった。 しかし 涼しい風が 吹く秋の初めに 白とピンクの可愛い花が咲く。 その花の名は ゲンノショ…

ストンっと 突然秋になった

次々と花が咲き始める春は 日差しが明るくなり 空気も暖かく 長い冬の後の 喜びを感じたものだ。 今は 萱たちが 川べりを彩る。 灰色 赤銅色 薄茶色 どの穂も静かな色合いで 川の流れの音を聴きながら 軽やかに揺れている。 そして 空気も冷たく ストンっと …

26日 思わず撮った一枚の写真

JR電車の窓から 電車に乗っている時に 窓の外を真剣に眺めている人は そう多くはないだろう。 私もそうだ。 夜汽車の時も 昼間の時も ぼんやりと流れる風景を見つめている。 そんな私が 思わず写真に撮った一枚。 琵琶湖の上を 親が子供を引き連れて 浮かん…

よその家を訪ねる時は 手ぶらで行ってはいけない

アラムの手土産 チャックの畑のボランティア。 オラムが金曜日にここを離れると 夕方に言いに来た。 そんなに長い期間ではなかったが よくやって来た。 スイス人のカミル ポーランド人のジャガッシュを 思い出すお喋りなイスラエル人。 「じゃあ 晩御飯でも…

オラムの作った揚げパン

外出から帰ってくると テーブルの上に載っていた6個の揚げ物。 チキンの唐揚げ?と思いきや オラムが料理したヨルダンのパンだった。 チャックの畑のボランティアとして 滞在中のイスラエル人のオラム。 好戦的な国に嫌気が差し 今はインドに住んでいるのだ…

「やっぱりライブはいいなぁ」

びわ湖ホールから見る琵琶湖 台風17号が日本海を北上している頃 滋賀県の上に広がった空は とても気持ちのいいものだった。 その空の下 夫の愛車スズキキャリーに同乗して びわ湖ホールのコンサートに行った。 びわ湖ホールへ行く楽しさは コンサートだけ…

気候変動活動家 グレタ・サンバーグ

グレタ・サンバーグGreta Thunberg) Google画像より スウェーデンの16歳の女の子 グレタ・サンバーグが声をあげた。 金曜日に学校を休み 気候変動の活動家として 活躍している姿がニュースとなり 世界中に広まった。 The New York Times: Google画像から …

今日はこれで「おやすみ」

ブログを書きながら 考えがまとまらずに時間が過ぎて行く。 こんな時は中断して明日に回そう。 曇った夜空の雲の上は 綺麗な月が 白く輝いているに違いないと 窓から見える暗闇を見て思った。 明日からは こちらも台風の風雨を まともに受けるだろう。 そん…

忙しない季節の移り変わり

山の中の田畑は 一枚一枚が小さい。 そんな小さな田んぼを見慣れた目には 平野の開けた田は大きいなと思う。 古人が山を開墾して 少しずつ増えていった 小さな畑や田んぼ。 そこに水を張り 空の雲を映し 苗を植え ツバメがその上を飛び 稲穂が黄色くなって …

蔓穂 かわいい顔をした働き者

ツルボ(蔓穂) 街から山の村に越してきて 驚いたのは 山野草の多さだ。 その殆どが 控えめな可愛さで 群れて咲いている。 秋の初めに咲く山野草の中で 群を抜いて可愛いのが ツルボ(蔓穂)だ。 稲刈りの終わった田んぼ近く 淡いピンクの小さな花を 上に向…

茗荷ご飯

自生の茗荷(ミョウガ) 薬味の葉っぱとか根っこだとかが 大好きだ。 大葉 生姜 山葵 茗荷 唐辛子 パクチー 韮 にんにくは あえて自分では買わない。 誰かとの食事の時は 苦手だと言わずに パクパク食べる。 食事中の礼儀かなと思っている。 もうそろそろ出…

今日はこれで 又、明日。

睡魔が襲ってきて 堪らなく眠く 今晩はもう寝ようと思います。 先日夕方に出会った とても美しい夕焼け。 その写真を一枚載せて 今日はこれで。 それでは 又 明日お会いしましょう。

経験しないと分からない事

千葉の台風災害を ニュースで見るたびに 口では言い表せない気分になる。 この5年の間 近畿を台風が通過した時 うちの裏の崖が崩壊したり 屋根の一部が飛んだり 停電が六日間続いたり・・・ 私は六日間の停電の三日目に 強い不安感と恐怖感と息苦しさに襲わ…

赤とんぼ 月 カフェオレ そしてトランペットの低い音

6時半になると もう辺りは暗くなる。 出かけていても 「ああ 早く帰らなければ」 と 思う季節になった。 昼間に 赤とんぼの群れが 川ノ上高く ホバリング。 本当に沢山の群れだ。 薄いオレンジ色だった胴が 鮮やかな赤になって これからどこに行くの? 「さ…

満月は姿を隠して通り過ぎた

今年初めてのシュウメイギクが咲いた。 こんな可愛い顔をしているのに 根の逞しいのには 驚いた。 その根っこは 葛の根の様で どんな土でもしっかりと捕まえる。 これから次から次へと 秋風が冷たくなるまで 咲き続けるだろう。 あちらこちらに咲いていた 野…

明日もいいお天気である様に

輝く朝の光だ。 木の葉の間から漏れる 山の向こうから顔を出した 眩しい朝の光。 肌寒いほどの涼しさと からりとした空気感。 強い北風は気になるが 今日の様な感動する程の 気持ちのいい朝は 一年で何日あるだろう。 早朝に出勤する車が 小屋の前を走り去る…

籾殻から白米へ

今週の日曜に ヨシヒコ君は稲刈りをするはずだ。 途中に 鹿 鳩 猿に食べられたりして やっと黄金色に実った米だ。 こんな小さな米粒を 主食に育てた先祖の熱意に 稲穂や麦の穂を見るたび感心する。 遠い昔から 改良を続け より美味しく 沢山の米を麦をと 努…

ゴージャスな夕焼け

午後に 夕立があった。 北の空は明るい青空で 南の空もそうだった。 しかし 頭上は 押しつぶされそうな暗い灰色の空。 大きな雨粒が 乾いた土や アスファルトに 黒い跡を残して落ちてきた。 気持ちのいい夕立の一雨。 土も草も木の葉も 屋根も 車も 皆 息を…

ずしりと重いブドウの房

岡山の知人から届いた 新鮮なぶどう。 ピオーネとベリーA。 大きな箱にそれぞれ10房。 茎は緑 実はしっかりと固い。 流水でよく洗い ガラスの皿に載せた。 去年7月 川の決壊で 倉敷真備町が 泥に埋もれたのを 忘れた人はいないだろう。 知人のぶどう園が…

見つめてしまったゼニアオイ

アキさんの畑の周りには 沢山の花が咲いている。 その様は自然で 野の花みたいに 風に揺れている。 季節が終わりに近づき 先日の台風の風で 細い茎が倒れ 地に這っている花もある。 ゼニアオイ。 思わず足を止め 見入った。 紅色だが派手ではない 長いハート…