忙しない季節の移り変わり

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山の中の田畑は

一枚一枚が小さい。

そんな小さな田んぼを見慣れた目には

平野の開けた田は大きいなと思う。

 

古人が山を開墾して

少しずつ増えていった

小さな畑や田んぼ。

 

そこに水を張り 空の雲を映し

苗を植え ツバメがその上を飛び

稲穂が黄色くなって

そして

いつの間にか稲刈りは済んでいた。

 

コンバインで刈られた稲は

落穂を探してもない。

 

暑い暑いとへこたれた夏だった。

あっという間に過ぎ去って

昨晩と今朝は ストーブで

薪を燃やした。

 

忙しない季節の移り変わりに

心も体も

後ろから追い立てられている様で

忙しい事この上ない。