2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

栃の葉

栃の葉 春に萌え出た葉が 濃い緑に変わる。 花の後に 可愛い実ができている木もある。 重そうに枝がしなるほどに茂った木々。 夫が それをハサミとノコギリで整える。 私は 形のいい栃の葉を 水を張った 縁が欠けた白の鉢に 数枚 浸した。 その鉢の水に 夕方…

キツツキの声やカジカの声

チャックのスナップえんどう アカショウビンの鳴き声がしなくなって 三日ほど。 カケスの声とキツツキの声に 入れ替わる。 今朝 蜂蜜を塗ったパンを食べている時に 表で澄んだ鳥の声がした。 初めて聞いた キツツキの声だ。 昼間の暑さから解放される 夜の涼…

暑い1日だった

アメリカンワイルドフラワー アメリカンワイルドフラワーの種を 土にパラパラと巻いたのが春の終わり頃。 次々と花を咲かせている。 どれも可憐な花だ。 茎が細くて 風や雨で倒れるのは 土に栄養が足らないのだろうか。 次の年はもっと間隔をあけて種を蒔こ…

ベイクドポテト

ベイクドポテト 猿避けネットを すっぽりと畑にめぐらしても 頭のいい猿は畑に入る。 そして トミコさんのじゃがいもを食べる。 食べ残しのじゃがいもの 掘り起こしたものを 沢山もらった。 小さなピンポン玉くらいのじゃがいも。 たわしで薄皮を剥がし 電子…

飛行機雲 シャワーのような雨

アメリカンワイルドフラワー 夕方の見上げた空に なんと久しぶりの飛行機雲。 以前は 毎日何回も東の空から西の空へ 真っ直ぐな飛行機の軌跡 飛行機雲を 見上げたものだ。 最近 メルカリに出品している本が2冊。 続けて売れた。 「リリアン・ヘルマン自伝:…

図書館から小説「パチンコ」 赤飯 アカショウビン

アメリカンワイルドフラワー 今日もアカショウビンはご機嫌だ。 少し離れた山の中から 声が聞こえる。 昨日 図書館から予約本を受け取った。 「パチンコ」 下巻 ミン・ジン・リー著 パチンコの攻略本ではない。 第二次世界大戦前後 上巻では 釜山 大阪鶴橋 …

アカショウビン 「煉瓦女工」 蕗の佃煮

蒸せる緑の世界に囲まれて 久しぶりに額に汗をかく。 道路脇のデジタル温度計は27℃。 太陽が山陰に隠れると 気温は一気に下がり 都会の人には申し訳ないが 快適な午後から夜へ。 今日も一日 アカショウビンは機嫌がいい。 山のあちらこちらから 軽やかな美し…

赤いくちばし 赤茶色の羽の鳥「アカショウビン」

朝のラジオから 流れる音楽の合間に 川向こうの山の辺りから 澄んだ 可愛い鳥の鳴き声が聞こえる。 夫が「アカショウビン」と言う。 今までに一度 小屋のそばの川の上を 真っ直ぐに飛んで行った 赤茶色の羽の鳥。 あれがアカショウビンだったのだと 今日調べ…

忍冬(スイカズラ)

忍冬(すいかずら) 忍冬と書いてスイカズラと読む。 クリーム色の細長い花びら 長いしべ。 春の終わりに柵を直し その時に仕方なく切り取ったが 根は残した。 そして今 蔓が伸び 美しい姿が風に揺れる。 花は甘い蜜を持ち 葉と共に食用に 薬に。 染料として…

「ブックセラーズ・ダイアリー」 ショーン・バイセル著  矢倉尚子訳 白水社刊

「スコットランド最大の古書店の一年」 イギリス スコットランドの小さな町ウィグタウン。 著者のショーン・バイセルが ブラリと立ち寄った 古書店「The Book Shop」。 30歳のバイセルが、当店の主から 「この店を買わないか?」 と 持ちかけられ 「そんな…

ワイルドフラワー 青い花

北風が強い1日だった。 窓から見える 山の木が北から南へうねる。 小屋の北側のドアが バタンと大きな音で閉まる。 気をつけないと 指を挟んで怪我をする。 春に ホームセンターで アメリカのワイルドフラワーの種を買った。 春に蒔き 芽を出し 伸びてきた…

眠い一日

ジャーマンアイリス 朝から 曇り空で寒い。 首に紺色の木綿のストールをぐるぐる巻くと どうにか 暖かくなった。 寒いせいか 寝不足なのか 椅子に座ると眠くなる。 お昼ご飯に具沢山の味噌汁を作り 納豆とほうれん草の胡麻和えで済ませた。 私はベジタリアン…

ポトリと落ちた エゴの花

エゴの花 高い木の枝から エゴの花は 真っ直ぐに ポトリと落ちる。 見上げれば アイボリー色の花に 黄色の蕊(しべ)の花が 鈴なりだ。 何年も前 苗を幾つかもらい 小屋のそばに植えた。 よく育ったものだ。 小石の上に 降り立ったエゴの白い花達。 冬の間 …

去年はもう少し 暖かかった様な気がするのだが

雨の後 良く晴れて 空気が冷たい 気持ちのいい季節だ。 アイボリー色のエゴ ウツギ ミズキの花 薄紫のコアジサイ 朱色のつつじ 空気が甘い木の花の香りで充満する。 実に贅沢な空気を吸い込む。 冷え冷えと うっすらと寒い朝晩に まだストーブに薪をくべる。…

ジギタリス 又の名は「キツネの手袋」

雨の降る日 少し水かさの増えた川のそばに 淡いピンクの花をつけたジギタリス。 草むらに 山の中に そして去年は うちの小屋のそばにも咲いた。 ヒメジョオン ハルジオン 西洋タンポポと同じ 外国からやってきた外来種の植物だ。 ピーターラビットの絵本に …

踏んでしまった青梅

梅の実 霧雨の中 アスファルトの道の上。 指の先ほどの 小さな青い梅の実が パラパラと散らばっている。 なんと小さい。 去年の今頃 私はここで 良く熟れた 大きなオレンジ色の梅の実を 10個ほど拾った。 そして 梅干しを漬けるのに加えたのだった。 知らず…

サンタフェ スタイル(Santa Fe Style)の椅子

アメリカ ニューメキシコ州 サンタ・フェのインで(アルバムから) 1990年 私が 初めて行った外国の町がサンタフェだった。 伊丹からロスアンゼルス。 一泊して次の日に飛行機で ニューメキシコのアルバカーキ そこからバスに乗り やっと着いたのがサンタフ…

山間の一本の生活道路

冬の雪の日。 まだ暗い朝から 除雪ブルドーザーは 大きな音と振動を響かせて 道路の雪を除いてくれる。 そして 春が来て 雪が溶け 道路は穴ぼこだらけの姿を現す。 その上を車で走るのは ガタガタ ガタガタとスキーのモーグル。 今日 その穴ぼこを アスファ…

ミヤコワスレの花 ヒメウラナミジャノメと言う蝶々

ミヤコワスレとヒメウラナミジャノメ 小屋のそばに 今が盛りと咲いているミヤコワスレ。 四捨五入すれば100歳の 猛女オチヨさんからもらったのが数年前。 雪の重みに耐えてか 今年は背丈も風情も大人になった。 ひらひらと 頼りなげにやって来た 実に地味…

野茨(野ばら)

野茨(野ばら) 果物が良く成る年を 「今年は成り年だ」と聞いた事がある。 それは花にも 木にも言えるだろう。 長い冬の深い雪が いつまでも残り 植物や木は辛抱の日々だった。 そのせいかどうかは分からない。 春の終わりから初夏の今まで 小屋の周りの木…