蕪の黄色い花房と
さっと湯を回しかけた香り高い三つ葉。
白の小鉢に治まる。
麺つゆに酢とチリペッパー そして ごま油。
スプーンでクルクルと混ぜ花にかけた。
花ナムル。
去年の暮れに沢山貰った蕪。
へたを植えたら 花が咲き
切り取って 花器に生けても
土にしっかりと まだ咲き続けている。
豊かに生を謳歌する黄色の花々。
春の息吹を口にし その生命力を貰う。
春の山菜を喜ぶ気持ちと同じだ。
さて
ナムルを箸で混ぜ ご飯の上に載せる。
神妙な気持ちと顔つきの
自分が面白い。