冬の明るい日の朝

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朝の9時半ば。

太陽が山の上に顔を出す。

目を開けていられない程の輝きを

山や林や川 そして私に

惜しげもなく注ぐ。

 

身震いするような

冷たい空気の凛々しさが

「背筋を伸ばして歩こうよ」と私に言う。

 

一本道のアスファルトに撒かれた

砕けたガラスの様な 融雪剤の煌めき。

 

山の中から聞こえてくる鳥の声。

時々 立ち止まって耳をすます。

 

冬の明るい日の朝は

キリリとして 輝きに満ちている。