乾燥なつめ(棗)
アキさんが
あちらこちらに棗を配っている。
「焼酎か酢に漬けて」
一本の木にそれは沢山の実がなる。
生の棗は
古くなったリンゴの食感と味。
色は濃い紫の様な茶色の様な。
淡い王林リンゴの様な色のもある。
うちもそのお裾分けにあずかった。
貰った時から
私はナツメ茶を作ろうと思った。
ソウルで飲んだ
あの懐かしい伝統茶。
濃厚な甘さのナツメ茶の作り方は
Googleで調べたらすぐに出てきた。
太陽にあてて乾かし
夜はストーブの側で。
レンガ色になったナツメ。
あと一息の所まで来た。
種を取り
乾燥の実を煮詰め
裏ごしをする。
そして
砂糖と湯をたっぷりと加え
もう一度煮れば出来上がりのはず。
雪に埋もれた小屋の中で飲む
湯気のたつ 濃厚なナツメ茶。
勿論
皆様にもご馳走したいと思っている。