2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧
今年も又 黒スグリが沢山の実を付けた。 鳥達のおやつになるだろう と、思っていたら 数日後には見事になくなった。 木になる実は とても魅力的だ。 黒スグリ、桑、さくらんぼ、木いちご。 甘酸っぱい味。 小さくてかわいい形。 そりゃあ、鳥達も寄って来る…
友達のiPhone 夫の友達夫婦。 夫同士が幼なじみだ。 その友達のiPhoneに 長渕剛の楽曲が 溢れる程入っている。 そして その一つ一つがどんなに 素晴らしいかを語ってくれる。 「クロコダイルのコートなんか着る様になって。 いつの間にあんなになってしもた…
友達がくれた珈琲の豆は 黒くて艶々と光り まるで鹿か兎の糞の様だ。 精神的珈琲というもので 豆に精霊が宿っているとか。 おもしろ半分に買ったと友達は笑った。 黒い深入り豆の粉に 熱湯を注ぐと プーっと膨れていい香り。 カップの中の黒い液体に 私は少…
27日午前0時 雲一つない夜空 輝く半月に照らされる下を 車をゆっくりと走らせ 京都から 山の中の我が小屋に帰った。 午前1時半。 京都の住宅地から 何匹もの鹿に出会う。 「あぶない、あぶない」 さて 梅雨の合間の今日 十日ぶりに 日常の生活に戻る。 …
25日午前9時半 比良山系の花折峠(はなおれとうげ)。 この峠を下って京都へ、琵琶湖へ。 この峠を上って私の住む村へ。 この峠を上り下りするたびに 琵琶湖が見える。 冬には凍った道に神経を集中させ 春には樹々の芽吹きに目を見張り 夏には緑の匂いに…
夜遅くに帰宅し、「ああ、しんど」という状態です。 という訳で、今日のブログはお休みにします。 皆様の所へは後日訪問したいと思っています。 それでは「おやすみなさい」
琵琶湖東岸から 夜に激しく降った雨が 朝の山霧が 嘘の様に晴れ渡った午後。 淡いブルーの空 広い空が 顔なじみの比叡山の上に 広がっている。 西日に照らされた湖面に 漁船が ゆっくりと走って行く。 波打ち際に打ち寄せる波 そして 海と同じ様な匂い。 眩…
午後4時 雨が今にも降りそうな今日の夕方。 図書館の行き帰りに 橋から眺める 河原のキャンプ場。 休日には 車がズラリと並び それぞれの家族の幸福が溢れる。 ガランとした空間も 車で溢れる空間も そのどちらも 包み込む山と空。
山でも原っぱでも畑でも 緑の葉っぱは 夜に降った雨をたっぷり吸って 元気いっぱい。 目も心も潤う。 京都から帰宅途中 酒屋の子犬のマルちゃんが うちの車に気づいて しっぽを切れる様に振った。 夫は車の窓を開けて相手をする。 マルは嬉しくておしっこを…
夜想曲 この青い陶は 大きな扁壷に 呉須と呼ばれるコバルト色の顔料で 抽象の模様が描かれている。 縄状の土を積み上げて形を作り カンナで削って形を整え 乾いたらサンドペーパーで 表面をこする。 800度で素焼をした後 コバルト顔料の呉須で 抽象模様を…
白の陶「記憶」 26日まで京都で作品を展示している ある作者の白の陶について。 3年前にソウルで 透明感のある白磁に出会って以来 何とかそれに近づきたい、 ああでもない、こうでもないと 色々な試みをやってはみたが どれもただのコピーだったようだ。 …
22時11分の月と火星? 京都から夜に帰る。 国道から 山の中の道に入り 見上げる夜空。 満月には少し早い 輝く月。 そして 月の隣に小さく 光る星。 「火星かな・・・?」
ふと見上げた 午後の空に 浮かんでいる半円の月。 心が躍る。 手を止めて 歩みを止めて 「やあ!、元気?」
黄色い花びらが散ると 赤い実がなる。 どうしてもう少し かわいい名前を つけてもらわなかったの。 ジャムに作る事も出来るが 誰もその気にならない。 木苺を見ると ついつい摘んで食べる私だが この蛇イチゴだけはね・・・ 気の毒で 愛らしい蛇イチゴ。 見…
100%有機栽培のチャックの野菜。 育てているのはアメリカの種が多い。 土が合わないのか、日照時間が足りないのか? 楕円形のスイカ、ピクルス用のキュウリ 大きな大きなサツマイモ 深緑色の見た目はハンサムなカボチャ・・・ そのどれもが淡白な深みの…
京都からカブに乗って1時間半。 アメリカ人のチャックは、週に4日程この村に通い 100%有機栽培の野菜を沢山作っている。 朝、サヤエンドウとスナップエンドウをくれた。 新鮮野菜はシンプルに食べるに限る。 ボウルの中にスライスした新タマネギ。 塩…
夜に 激しい雨が降った。 朝には 霧の様な雨になり 山の中の空気は 心底冷たく ストーブに薪をくべた。 雨に濡れたハルジオン。 花弁が雨に打たれて それはまるで 水をかぶった子猫の毛の様だ。
A Line In Ireland 1974 広大で厳しい自然の中で 石を真っすぐに並べたり 木を丸く積んだり。 ニューヨークの グッゲンハイム美術館のショップで見つけた イギリス人リチャード ロングの作品集。 パラパラとページをめくりながら 胸がドキドキした。 Stones …
Red Canna 1923 アメリカを代表する画家 ジョージア オキーフは 1987年に99才で亡くなった。 人生の後半を ニューメキシコの砂漠の 土の家で過ごし 動物の骨、砂漠、赤い土の建物を 描き続けた。 Pelvis With Moon 1943 動物の乾いた白い骨盤 乾いた砂…
マーク ロスコは 20世紀初頭、10才の時にアメリカに移住した ユダヤ系アメリカ人だ。 心理学を学んでいた大学を中退し ニューヨークで絵を描き始め 前衛のアメリカ現代美術の代表選手の一人として 美術の歴史に名を残した。 ロスコの絵に 美術館で出会っ…
燕のヒナが 私の運転する車の前を 高く低く群れて飛ぶ。 「おう、上手だねぇ」 バイクが家の前で止まり 「もう蛍は飛んでますか?」 と男の人が聞いてくる。 「まだもう少し先ですよ こんなに冷えてるとね。」 と私。 蛙が 一晩中鳴いている。 6月は空気が…
ウツギ(ウノハナ) 30年程前だったか 安部公房は言った。 「人間は死ねば、 骨壺の中でカサコソ音がする ただのカルシウムだ」 私はこの言葉に 非常に納得した。 私より12才年上の姉が亡くなった。 両親に叱られた事はないが 姉二人にはいつも 叱られて…
都合により、7日迄ブログをお休みします。 又、お会いしたいと思います。
お題「今年の紫陽花の写真」 (id:tric-specさんに参加) 山の斜面を覆う様に咲いている 淡い紫の小さな花の群れは コアジサイ。 花が終わると 固い緑の実の様なものが出来 葉っぱが 明るい黄色から 渋い黄色に変わると秋だ。 枝を切り 水にさしても しおれ…
この花に 突然出会った時の驚き。 林の中で 静かに下を向き 風の音を聴いているのか 何かの夢を見ているのか。
5月31日 図書館の帰りに 裏の堤で山を見るのは いつもの事だ。 4月に コブシの花が咲き誇っていた 山の向こうは琵琶湖。 流れる透きとおった川の水は 琵琶湖に注いでいる。 なんて穏やかな風景。 地球の全ての土地が こんなにも暖かくて優しいのだと 勘…
5月31日 低い木の椅子に座って お弁当を食べている人。 邪魔をしないように 私も座り 同じ様に 川向こうの山を見る。 4月に華やかに咲いていた桜。 明るい緑の葉に姿を変えて 無口で美しい 成長期の男の子みたいだ。