2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧
こんなに清楚なのに こんなに上品なのに こんなに愛らしいのに そして 薬にもなるし、お茶にもなる 働き者。 なのに この苦さ、この匂い。 でもね 「完璧でない、見かけによらない」と言う所が いいんだよね。
空を見れば 重い荷物も 少し軽くなる様な気がする。 少し先を行く時が 夕方の雲を バラ色に染める。 明日は何色に染めるの?
珈琲に牛乳をたっぷり 熱いカフェオレ。 ふーっと、 一息吹いて飲む。 もうすぐ7月だというのに 冷たい梅雨の雨だ。
山里なので、 今でも朝晩はストーブで薪を燃やす。 「カナギ(雑木)を伐るから、取りにくる?」 どんなに忙しくても軽トラで駆けつける。 桜、柿、栗、胡桃、楢、紅葉、杉、檜、欅・・・ 軽トラで7往復。 夫はチェーンソーの扱いがプロ並みに上達した。 斧…
サラサラ サラサラ 軽やかな音をたたて 流れて行く川。 機嫌がいいんだな。
ジャワ更紗の服を着て ハルジオンの間をふわふわと ・・・おっ?・・・止まった。 しばらく休んで何処へ行くの?
『どうして捨ててしまったんだろう?』 「民芸遍歴」 外村吉之助 「チャーリーとの旅」 J・スタインベック 「金子光晴全集」 「民芸遍歴」は倉敷民芸館館長だった外村吉之助が民芸運動について語った本。表紙が本文にまけずに素晴らしかった。 20才の頃読…
夏至。 小さな地球が太陽の回りを回る。 白い花を重い程つけた栗の木達。 柔らかな緑のイガが大きくなり、 それが茶色に変わり、 艶々とした濃い茶色の栗が顔をのぞかせる頃、 少しずつ日の出が遅くなり やがて、秋分の日。 太陽と共にある 宇宙の中の小さな…
「高松に行って沢山の枇杷を採って来たのよ。 たえちゃん(妻)のお兄さんがよく手入れをしてくれたので、今年のはすごく上手いんだ」 とオジンのヘルズエンジェルスみたいな友達が電話をしてきた。 このオジンヘルズエンジェルスからこういう電話がきた時は…
ミニマリストが見れば、呆れて 即 捨てられるであろう物達。 私の回りには、そんなに沢山ではないが ある。 それは、錆びた缶であったり、 欠けた陶製の鉛筆削りであったり。 そして、河原で拾った石、赤や黄の縞の。 時を経て、風化した物達と私の 共に過ご…
六月の雨は 霧のように 草や樹や動物や私の上に 静かでやさしい。 木の枝にぶら下がった露の中には 逆さまの景色。 日本列島のあちらこちらでの災害のニュース。 大丈夫ですか?
この港を真っすぐ北へ行くとナホトカ 西に行くと朝鮮半島 東へ行くと樺太。 福井県小浜港。 船で出て行った人 船で来た人。 水平線の向うの何かを探しに。
黒すぐりが 名前の通り黒く色ずく迄には後少し。 鳥と私の取り合いっこが始まるのも後少し。 でも、 私はきっと忘れているね。 おいしい蜂蜜が手に入ったから。
雪が融けて、 桜が咲き、 葉桜の柔らかな緑から濃い緑になり、 田んぼに水がはられる。 田植えが始まる頃にツバメがやって来る。 田の水に、空を行く雲が映る。 稲が緑の穂をつける頃突然に、 ツバメが姿を消す。 南に旅立ったんだね。 あの小さな体での長い…
好きな映画も、監督も、俳優も ハリウッドも、インディーズも、韓国も、香港も。 沢山見た中でどれか一つをあげるなら 「ギルバート グレイプ」 眠った様な町エンドーラ。 その町に住むグレイプ一家。 父が亡くなった後、鯨の様に太ってしまった母、 知的障…
高校の修学旅行は北九州だった。 生徒の集合場所は京都駅。 まだ時間があるからと、京都タワーに登ったクラスメートの男子数人。 出発時刻が迫ってもまだ降りてこない。 どこのクラスにもいるよね、こんなおっちょこちょいの男の子。 20才の時から会ってい…
毎年同じ所から芽を出して 真っすぐな茎に 緑の葉っぱと白い花弁。 ハルジオンが盛りの初夏に 薄茶色の種をつける。 咲いてる時も綺麗だけど 枯れてる今も綺麗だよ。 清潔な風貌には似合わない名前 除虫菊。
この川が琵琶湖に注ぎ 淀川と合流し 大阪湾にたどり着く。 そして やがて、太平洋へと。 ああ、長い旅だな・・・
アメリカ人の友達からのメールに添えられていた、「ひび割れのかめ」の話。 聞いて欲しい。 二つの大きなかめを持つ中国人のおばあさん。 天秤棒にその二つのかめを吊るして水を汲みに行く。 そのかめの一つはひび割れて、もう一つのかめは並々と水が入る。 …
黄色のアフガニスタンの鉢。 寺町二条を歩いている時、ふと目が合った。 ずっと前の事だ。 お菓子にもおかずにも、食卓に頻繁に登場した。 今は食器棚でひっそりと暮らしている。 白磁の器。 ソウルの仁寺洞(インサドン)での一目惚れ。 向うが透けて見える…
雨の後、 緑が伸び、花が咲く。 へび苺の赤、翡翠色の川。 風は さわさわと、空はまだ灰色。 騒がしかったキセキレイは どこかに巣立って行った。 又ね。
老舗のコーヒー店、ホテルのカフェ、街の喫茶店、そして、コンビニで。 外で飲むコーヒーは、何処で飲んでもおいしい。 では紅茶はどうだ? 温めたポットに適宜の茶葉かティーバッグ、 ぐらぐらと沸騰した湯をそそぐだけ。 そして、ミルクティーは牛乳で。 …
午後6時58分・・・ 今日一日、何も出来なかったな。 自分自身に対する少しの後ろめたさと後悔と そして 明日があるさの楽天性。
「黄色の葉っぱが雨の様に降っていたな。 真っ白の教会があちら、こちらに。 車を停めて道をたずねたら、どの人もやさしかった。 なだらかな山並みは赤と黄色 ブルーベリーのパンケーキ」 思い出は形がない。 10年余り前の記憶が一杯つまっている メープル…
朝からストーブを焚いた。 又、フリースを出して着た。 6月で、ツバメも飛んでいるというのに。 昼過ぎから降り始めた雨。 回りの樹や草は 透明な冷たい雨を静かに浴びて 色が鮮やかさを増した。 山の斜面に咲き乱れるコアジサイ 花も葉も小刻みにふるわせ…
風に吹かれて何処へ行くの? 形を変えたり 走ったり。 山に落とした影も 同じ様に形を変えて いつも一緒に世界を旅する。 自由な雲達。
いつも尾羽をピンピンさせて 屋根の上を行ったり来たり くちばしに虫をくわえて ぴーぴーと鳴きながら 大きくなったひな鳥に 巣立ちを促す 近くを通ると 警戒音を出しうるさい事だ 黄色のシャツに灰色の上着 キセキレイ
美空ひばりは時代劇でも現代劇でも、とにかく歌って踊った。 家の近くの映画館でそんな美空ひばりを見て育った。 中学3年、初めて自分でお金を払って見た映画が「ウエストサイドストーリー」 映画史に燦然と輝くミュージカルの名作を13回は見ただろうか。…
回りの空気も、家の中も 紅く感じられる ある日の夕方 サーモンピンクの世界 見上げれば燃える月 鳥肌がたった
映画館で映画を見るのは「ジャージー ボーイズ」以来。 「パレードへようこそ」は、英国の労働問題、GLBT(Gay Lesbian Bysexual Transgender )に対する差別、1人の青年の親からの自立をテーマに、テンポよく描かれている。 (Google画像) 1984年 英国サ…