「大きくなったねぇ」

f:id:URURUNDO:20190723112607j:plain

 

小屋の前の杉の木に

スーッと蔦の蔓が伸びて来たのは

いつだったろう。

 

貧弱な小さな葉っぱが

真っ赤に染まって

ああ もう秋なのだと

毎年知らされる。

 

いつ迄この雨の季節は続くのかと

あきあきしている今朝。

 

深い緑の

雨に濡れたつやつやとした葉に

おっ、と気がついた。

 

ふさふさとした

大きな葉っぱ。

か細い蔓の吹き飛ばされそうな

小さな葉っぱだったのに。

 

長い雨や 強い風

深く積もる雪。

 

自然の生物は

雨を吸い 風に叩かれ

雪の中で忍耐を覚える。

そして

今朝 突然に

小さな蔦が

ぼんやりした私の前に

成長した姿で現れた。

 

「大きくなったねぇ」

自然の造形

f:id:URURUNDO:20190722084957j:plain

 

林道の脇 谷の中

山の林の中に

ゴロンと横たわっている 風化した木。

 

何年 山の中で生き

何年もかかって 別の形となって

私と山の中で遭遇したのか。

 

小さな芽を出し 葉を茂らせ 倒れ

土と苔をまとい

雨水を含み

鳥の声を聴き

嵐の叫びにも動じず。

 

そんな 長い時を過ごした

風化した木。

哲学的な風貌になるのは

いかにもと 納得だ。

 

自分の生きる道を

時に任せた穏やかさと潔さ。

自然の作った造形は 迷いがない。

 

「ご苦労様」ガラケー 「こんにちわ」スマートフォン

f:id:URURUNDO:20190721002242j:plain

 

10年余りお世話になったガラケー

docomoの男性社員さんが

「見た事がない機種ですね」と言った。

そりゃそうだ。

このガラケーを買った時

おたくは中学生じゃなかったの?

 

まだ ガラケーを使ってたの?

と 驚くべからず。

ガラケーさえも持たない友達もいるのだから。

 

忙しく 重要な仕事を

何十年も続けている私の女友達。

パソコンは使うが

未だにガラケーさえ持たない。

「せめてガラケーだけでも

 持って下さいと頼まれる」と笑う。

 

パソコンも持たず

ガラケーも持たない男友達。

時々来る葉書は

何十年も 黒インクの万年筆だ。

 

頑固なポリシーを持っているのではなく

きっと 必要ではないのだろう。

 

ガラケーには目覚ましとして

もう少し働いてもらおう。

お馴染みの曲と離れがたい。

 

スマホの使い方の

分からない所は パソコンで検索。

Googleに聞けば すぐに教えてくれる。

頼もしいGoogle

 

突如として

私の元にやって来たスマートフォン

「こんにちわ」

キュウリのきゅうちゃん漬

f:id:URURUNDO:20190720105923j:plain

 

トミコさんからの電話。

「きゅうり いる〜?」

 

という訳で 

キュウリのきゅうちゃん漬を

作る事になった。

 

猿に食べられる前に採った

キュウリを20本程貰った。

何年も前に貰ったレシピで

2日に渡って作った。

 

紫蘇ジュース 蕗の佃煮 干し大根・・・

いつも作る前は面倒に思う。

でも 出来上がると

「おお おいしい! 作ってよかった」

と 材料をくれた人に感謝する。

 

作り方はいたって簡単。

湯がいて 刻んで 調味液に漬ける。

たったこれだけで

市販のきゅうちゃん漬の

何倍もの美味しい漬物が出来上がる。

 

色も自然の醤油色。

甘味も砂糖か味醂の単純な甘さ。

 

日本のあちらこちらで

猿や鹿、猪が野菜を食べる

いわゆる 獣害に悩まされている。

それはここでも同じ事だ。

 

でも 集落の人達は

それの原因を分かっている。

杉の人工林が山を埋め

動物達に餌を提供する広葉樹が

極端に少なくなった事だと。

 

それが分かっているトミコさんは

動物の餌と化したジャガ芋 豆類 

キュウリ等の畑を前に

残念そうな顔をしながらも

「いくらでも 食えよ。

 山には餌がないからな」

と笑う。

 

さて お猿さんの残していってくれた

キュウリ15本を使って作ったきゅうちゃん漬。

レシピを記す。

パリパリとした歯触りも嬉しい

本物を食べてみたい!と思われる方

是非 作って欲しい。

(インターネットにもレシピは載っているが

 これは村の奥様方のレシピ)

__________________________

材料

  キュウリ   15本

  土しょうが  1かけ

  鷹の爪    1〜3本

 

調味料

  醤油   400cc

  味醂   200cc

       (又は 酒200cc  砂糖は好みの量)

  酢    20〜30cc

 

(1)沸騰した湯にキュウリを全部浸かる様に入れる。

2分でガスを止める蓋を絶対にせず 一晩冷ます。

 

(2)翌日

新しい沸騰した湯にキュウリを全部浸かる様に入れる。

2分でガスを止める。

お湯の中にキュウリはそのまま。

蓋は絶対にしない。

夜迄そのままで置く。

 

(3)キュウリを輪切り。よ〜く絞る。

(4)調味液を炊き 沸騰したら 

   キュウリ 千切りショウガ 鷹の爪を加える。

   2分でガスを止める。

   蓋はしない。

   一晩そのままで置く。

     (注) 漬け過ぎない。  

      (残った調味液は料理時に使える)

   翌日から食べられる。

 

     3回とも絶対に蓋をしない。

   2分以上炊かない。

 

梅雨の晴れ間

f:id:URURUNDO:20190718002708j:plain

 

梅雨の晴れ間とは

こんな日を言うのだろう。

 

明るい陽射しで

周りの景色が輝いている。

 

そして

思い出したかの様に

シャワーみたいな軽い雨が降る。

 

雨をたっぷりと含んだ土や植物。

もやーっとした空気が

汗を呼ぶ。

 

でも

懐かしい夏のこの空気感。

もう夏も随分過ぎた。

 

いつもカバンに

ウィンドブレイカーを突っ込んで

出かける夏なんて

初めての事だ。

 

夜の冷気が 窓から忍び込む。

窓を閉めて

さあ、寝よう。

ほうじ茶と米粉のバウムクーヘン

f:id:URURUNDO:20190717013642j:plain

ほうじ茶バウムクーヘンイカリヤ米菓京都)

 

紅茶葉のクッキーやケーキは

もうすでにお馴染みになった。

ほんのり甘い香りと

舌に邪魔にならない程度の

葉の食感。

 

それが

ほうじ茶を使い

小麦粉の代わりに米粉で作った

香り高いバームクーヘン。

 

ほうじ茶葉が

一保堂製だとなると

一段と嬉しい。

 

柔らかいソフトなバームクーヘンではなく

しっかりとした焦げ目も素朴。

 

今迄知らなかったケーキ屋の

とても私好みの味と姿だ。

 

「弟君」が持って来てくれた。

「ありがとう さあ一緒に食べようか」

淹れたての熱いコーヒーと共に。

黴や蛭(ヒル)と闘う

f:id:URURUNDO:20190716011356j:plain

 

雨が続いたり 曇ったりする日が続く。

小屋の周りの緑は

どんどん背が伸び 色つやもいい。

まるで 成長期の子供のようだ。

 

黴も元気だし 蛭も油断大敵。

歩くと蛙が飛び出し 

木の下を歩くと 

上から水滴が落ちてくる。

 

小屋の中で乾いた洗濯物も

柔らかくしっとり。

 

こんな日が続く時には

炊きたてのご飯を

少し辛い目の味付けにしたおかずで

パクパクと食べよう。

 

体がしっかりしていると

心もしゃんとする。

 

黴や蛭と闘う為に

これは大事な事だ。