ピーピーと鳴く鳥達

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木々の間から

ピーピーと鳴き声がする。

あちらこちらから。

 

黄色の葉っぱはもう落ちてしまい

赤いのは益々深みを増した。

 

枝だけになってしまった木々が山を覆う。

 

あの木々の間を

ピーピーと鳴く鳥達が

枝から枝へと飛び回っているのか。

 

赤い実はもう無くなったはず。

山の中で

どうしているの?

 

大きなMの看板

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じつに広くて高い空間。

真っすぐに国道が南北に走る。

ビルもなく

細い道もない。

 

しかし

殺風景な国道の町並みではない。

 

こんな所が

私の住む集落の人達が言う「街」だ。

 

大きなスーパーマーケットが出来

道の駅が出来

音響効果のいい文化会館が出来ると

沢山の人達がそこに車で集まる。

 

狭い日本だが

ここはまるでアメリカの田舎の様だ。

 

マクドナルドの大きなMの看板もある。

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玉子の配達

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午後4時15分

 

ヤマケンさんは

うちのずっと奥の集落で鶏を飼い

その玉子を道の駅で売っている。

 

村のお得意さんには配達してくれる。

うちもチャックもお得意さんらしい。

 

村人の中には

コメリの餌をやってるのに地玉子やない」と

うるさい事を言う人もいる。

 

でも

鶏小屋で土やミミズをついばみ

草を食んでもいる鶏の玉子。

 

それを軽トラの荷台に乗せて

配達しているヤマケンさん。

 

熱々のご飯にかけて

醤油をたらしたり

オリーブオイルを垂らしたフライパンで

オムレツにしたり

鷹の爪の辛みを効かせた煮玉子にしたり

出汁巻きにしたり

じゃがいもたっぷりのスペインオムレツにしたりと

美味しく楽しく食べている。

 

奥の集落では雪が降った。

「あんまり寒いんで、

 ついつい焼酎のお湯割りを飲み過ぎるんやわ」

と、今日の配達でヤマケンさんは言った。

 

 

今、ラジオから高田渡の曲が流れている。

高田渡が好きな友達がいる。

話す様に歌う高田渡

こんな感じの曲なんだ。

じっくりと聴いてしまったよ。

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冷たい雨の日

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山間に架かる橋の上。

私は車をゆっくり止める。

 

カメラを抱えた数人が

最後の紅葉にレンズを向ける。

 

「ああ、駄目駄目

 あの山霧を撮らなくては」

と、心の中でおせっかいな事を言う。

 

横着な私は

車の窓から小さなカメラを

山に向ける。

 

二回シャッターを押した。

 

今日は冷たい雨の日だった。

手袋とマフラー

そして

軽いダウンのコートを着ると

こんな日も何て事はない。

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琵琶湖東岸(3)パーキングに車を止めて

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午後3時

 

琵琶湖東岸に沿って続く公園の側。

湖の形をなぞる様に道が走る。

 

信号の少ない道を

トラックもセダンも軽バンも

広大な空間に音が吸い込まれ

スーッと流れる様に走る。

 

いいお天気で

青い空に白い雲なぞ浮かんでいると

私みたいに

公園のパーキングに車を止めて

寄り道をする人もいる。

 

太陽の光で暖かくなった車の中。

ほんのちょっと居眠りでもしたいな

と言う誘惑に打ち勝って

湖岸道路を北へ。

橋を渡って帰ろう。

琵琶湖東岸(2)青い靄のかかった風景

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比叡山

 

滋賀の真ん中に琵琶湖がある。

西岸から東岸に渡る橋は

南に二つあるだけ。

どちらに行くにも

この橋を渡る。

 

琵琶湖大橋のてっぺんからは

近江平野が見渡せる。

 

天気のいい日も悪い日も

靄のかかった日も

まだまだ開発の手が入っていない

広がりが見える。

 

万葉の時代から

そんなに変わっていないのでは

と思わせる山や緑。

 

湖は波立ち

比叡山

私の視界の前に。

 

うっすらと青い靄のかかった琵琶湖。

西岸の街がまるで蜃気楼の様だ。

琵琶湖東岸(1)「カイツブリ」

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午後3時

 

私がそっと近寄ると

用心深い数羽のカイツブリ

ばたばたと飛び立った。

 

湖面にぷかりぷかりと

かぶカイツブリ

 

岸の枯れ草の上で

身動きもしないのんびり屋達は

陽の光を浴びて昼寝の時間?

 

風の強い日。

雲は湖の上を西から東へ。

「いいなあ

 白く輝く姿で

 どこまでも旅して行くんだね」

 

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もう一台のカメラなら、カイツブリももう少し大きく撮れるんですが。

拡大して頂くと、ちゃんと写っているのが分かります。