2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日常

午前10時半 一週間続いた京都通いも 昨日で終わった。 今朝はちょっと朝寝坊した。 表に出ると 空は青く ススキの綿毛が 強い風に流されている。 ミンミンゼミが どこか遠くで鳴いている。 軽トラの近づくエンジン音。 洗濯機が「仕事終了!」と ピーピー…

午後4時過ぎ 嵯峨野

午後4時過ぎ。 強い雨の中、カメラを持ち 嵯峨野の竹林を 短い距離を歩いた。 左手に傘、右手にカメラ。 ぶれた写真、レンズに水滴。 「申し訳ない写真ばかりです」 竹林の向こうの光。 トロッコ列車の駅を右に見て左折。 カフェ アイトワ。 「愛とは?」ら…

午後5時20分 西大路 右大文字

午後5時20分 西大路 右大文字 何十年も前 右大文字が見える平野神社の側に住んでいた。 スーパーもなかった コンビニもなかった おしゃれなパン屋もなかった。 生活するには不便な場所だった。 懐かしい場所を通り過ぎ 北へ。 後一時間アクセルを踏んで …

午後5時 新丸太町通り

午後5時 新丸太町通り 湿度の低い 気持ちのいい日。 観光客でごった返す 嵯峨野から抜け出て 新丸太町通りを車で走っていると 携帯電話が鳴った。 「忘れ物!」 あわてて引き返し 忘れて来たお土産に貰った トンカツを受け取る。 よく晴れた空の下 東に向か…

午後5時半 嵯峨野

駐車場の門から 30日まで通う京都嵯峨野。 観光スポットの 細い竹林の道は 汗を拭き々エネルギッシュに歩く 外国人の観光客でいっぱい。 数年前までは 5時になるとピタッと 人影が無くなり 竹林の間を吹く風が 聞こえてきそうだった。 さて 今日も夕方5…

午前5時20分

午前5時20分 いつもより 早い目に起床。 風が心地いい。 空気も冷たい。 日中の暑さに比べて 何という贅沢。 早起きの鳥も 寝坊の樹々も この贅沢の恩恵に しばし浸ろう。 北西の空に ピンク色の雲。 おっと 見とれてばかりいられない。 今日から六日間 …

青いイガグリ

「ああ綺麗だねぇ」 柔らかそうな 針をまとった栗。 いつ花が咲いていたの? いつの間に そんなやんちゃ坊主になっていたの? 茶色の、いや、栗色のいがが パクッと割れて 下に落ちて・・・ 痛いいがから 上手に栗の実を取り出し 食べる鹿や猿達。 そんな秋…

午後6時20分

午後6時20分 夕方6時を過ぎると 表に出てゴミを焼いたり 空を眺めたり。 ついこの間まで 7時を過ぎても明るかった 北西の空。 淡いサーモンピンク色から グレーの空へ。 今日も いっぱい汗をかいた 一日だった。

トウガン(冬瓜)

コンクリートの床に置かれた ラグビーボール位の冬瓜。 とても寡黙で哲学的な風情。 ケンジさんの畑にゴロン、ゴロンと 転がって成っている大きな冬瓜。 ケンジさんはそれを 村の全ての家に配って回る。 茄子やキュウリの様に 色々な料理に化けるのが難しい…

夏バテか?

午後6時45分 この山里に越して来て こんなに暑い夏は 初めてだ。 扇風機を回し続けるなんて。 何をするにもはかどらず やたらと眠いのは 夏バテか? 夜になって 秋の虫が鳴き 屋根や草や樹に 夜露が降りる頃 やっとひんやりとした空気が 戻って来る。 今…

川の中

オタマジャクシ 8月19日 川の中の生物で 私が分かるのは数種類。 私の足音に気づいて さっと小石の陰に隠れる オタマジャクシ。 機敏に動き回る 透き通った細いからだの メダカ。 小石をのけると 小さな体の 沢ガニが。 そして あなたは一体誰? 兜をかぶ…

緑のマクワウリ(真桑瓜)

猿に食べられる前に 収穫した瓜を 「まだ固いよ。 いい匂いがしてきたら食べ頃」 と言って呉れたトミ子さん。 毎日手に取り 香りを確かめ ずしりと感じた今日。 ここまで来るのに 何日かかったか。 ナイフで切れば 溢れる果汁。 淡い緑のお皿に乗せて 「何と…

ヘクソカズラ(屁糞葛)

くるくると 他の植物に巻き付いて 花を咲かせる野草。 「お名前は?」 「ヘクソカズラと言います」 「え・・・?」 「屁糞・・・葛です」 なんて、自己紹介の時に困るではないか。 オオイヌノフグリというのもある。 大犬のふぐり。 植物学者さんは 何を思っ…

サルビア

夏の始めに 村の小学校の生徒達が 「お宅訪問」にやって来た。 サルビアの苗を手に持って ニコニコして。 ただ今 生徒3人 先生6人。 私も生徒もぎこちなく 「こんにちわ」と挨拶する。 その時のサルビアが 今が盛りだ。

お盆休みが終わった

お盆の最後の日は ご先祖様が あの世に帰って行かれるので なんとなく気ぜわしい。 この村では 河原に石を積んで 河原仏を作り ご先祖を送る。 非常に土俗的な風習だ。 「今年はもう止めたよ、河原仏。 大変なんや、合う石を捜して積むのが。 あんまり暑いし…

うちはまるで 貰い物で生活をしているのではないか と思う今日この頃。 今日は今日で 琵琶湖に注ぐ「安曇川の河口で釣ってきた」と 赤いボルボに乗って 京都の友達が鮎を持って来た。 画廊で働き 休日は畑で野菜を作り 山に入って猟をし 湖や川で釣りをする …

cranberrycaさんのレシピで

バナナケーキ チャックが 友達が焼いたと言うケーキをくれた。 「ズッキーニパウンドケーキ」 小麦粉や砂糖等と一緒に おろしズッキーニ、レーズン。 欧米人が作るケーキの香りの シナモンやらクローブやら。 お返しに私のバナナケーキを。 「おいしーい!。…

胡桃(くるみ)

これがクルミ? 初めて見た。 あのいかつい、固い殻を この可愛い姿からは 想像出来ない。 触ると 接着剤みたいに 指に粘着性のものが付いた。 川の側に立っているなんて ずっと知らなかった。 葉が黄色くなり 実が弾ける秋を 楽しみに待ってるよ。

赤い豆 ササゲ

むしろの上いっぱいに ジリジリとする太陽を浴びて 広げられた莢付きの豆。 手に取ると カサカサと言う音がする。 遠い遠い昔から 同じ様に豆を植え 採って乾かし 莢から豆をはずし 保存してきた。 行った事もない チベットやネパールの写真で見た 同じ様な…

「キュウリはもう終わり」

「チャックさん」と同じ様に 村の奥さん達も猿や鹿達と闘いながら 沢山の野菜を作っている。 その努力の成果 渾身の夏野菜を頂いた。 艶々の満願寺唐辛子にプチトマト こぶりの茄子、白い豆 莢に入ってむしろの上で干されていた赤い豆 デザート用の瓜 そして…

ホッと一息

午後6時 太陽が山の向こうに沈んだ。 風が涼しいな。 前に広がる空。 深く青い空に 白の刷毛で大きく描いた様な雲。 鳥が私の前を 低く横切り 飛び去る。 長く続いた暑さの後で ホッと一息ついた 今日。

鯵のなれずし

今日は久しぶりに 気持ちのいい日だった。 窓から涼しい北風が吹き込んだ。 やる事がいっぱいあるのに うとうとと居眠り。 そんな今日 石川県七尾から 鯵のなれ鮨が届いた。 ご飯の間に 塩漬けの平たくなった小アジを挟み 山椒の葉っぱと鷹の爪を加え 時間が…

軽トラで8分

Google画像 キャンプ場管理棟 うちから車で8分のキャンプ場。 「チャックさん」がここで 音楽と食事付きの催しをすると言うので行ってきた。 こんなに近いと断れない。 キャンプ場入場料¥500 音楽と食事料¥1200 チャックの「渾身」の野菜と コスト…

お休み

今日も暑かったですね。 山の中でも温度計では34度でした。 やっと扇風機を出しました。 そして 今日のブログはお休みにします。 明日又お会いしましょう。 皆様もお疲れの出ません様に。

朝顔

山の向こうから 太陽が昇る前の ひんやりとした空気。 数日前から 咲き始めた朝顔の 涼やかな青。 どんな花にも 色々な思いはあるが シンプルな造形と はかない薄い花びらと アジアの衣をまとった 朝顔と蓮の花は 私にとっては特別だ。 「朝っぱらから しげ…

扇風機

午後4時半 今日も暑かったな。 今年の夏初めての ミンミンゼミが鳴いた。 赤とんぼも 飛び始めた。 汗が吹き出る昼間。 「扇風機を出さないと」と思う。 そして やっと 太陽が山の陰に隠れる 午後4時半。 すっと空気が冷たくなる。 夜も更けると 長袖シャ…

かわいそうな「チャックさん」

「チャックさんが、洗濯物を入れずに帰った」 と、バスに乗ってる人達が教えてくれる。 畑仕事で汗まみれになったズボンやシャツを 川で洗って、干して そのまま京都に帰る。 夜露に濡れても 雨に降られても 全然気にしない。 そんなチャックが 精魂込めてい…

ワサビ(山葵)

「岐阜に仕事で行ってきた」 と、指位の大きさのワサビを 65才、自称他称「熊さん」 お嫁さん募集中、山仕事の村の男性がくれた。 仕事中に 谷で見つけたんだろうね。 大きな体を曲げて黙々と ワサビを採っている姿が目に浮かぶ。 早速おろして素麺のたれ…

夕方

午後5時半 今日は 大津に用事があり 昼過ぎに出かけた。 琵琶湖が見える。 いいなあ、琵琶湖。 「会いたかったよ」 数日前にも見たばかりなのにね。 午後5時半。 暑い琵琶湖畔の街から 山の我が家に帰宅。 買ってきた冷たいレアチーズケーキを 冷たいほう…

夏休みの始まり(2)

国道と川の間にある 細長いキャンプ場。 隙間がない程 車とテントが並ぶ。 難民のテント村を彷彿とさせる過密さだが こんな平和なテント村なら大歓迎だ。 夜になれば 頭の上に星が降る様で 川の流れの音を聞きながら テントの中で眠り 朝目覚めれば 冷たい空…