温泉の山 黄色の楓

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毎年こんなに紅葉が遅いかな?

と 小屋の周りを見回す。

 

インフルエンザの予防注射を受けに

「ミッドタウン」の診療所に行ったついでに

村の温泉の山まで行った。

 

この温泉のある周りの山は

広葉樹が多い。

あそこはどうだろう?

 

診療所から車で数分。

ぐるりぐるりとゆっくり車で上がる。

黄色 茶色に紅葉した

道路脇の栃の木々。

 

温泉の駐車場に車を停める。

「ああ ここはいつ来てもいいな」

遠くの山並みが見渡せ

下に 「ミッドタウン」の家並み。

 

空は晴れて

軽やかな白い雲が流れる。

 

時折 聞こえる

自衛隊の大砲の

演習の音さえ長閑だ。

 

まだ 紅葉には早く

中途半端な色合いの森。

 

その中で

黄色と茶色の楓の様な木が2本。

 

樹形も美しく

葉っぱが風にそよぐ。

 

豪雨や台風で

私達を痛めつける自然も

美しく色づいた葉っぱを

こんな穏やかな日に

見せてくれる時もある。

 

帰り道 村で一軒の

いつものローソンで

コーヒーを買う。

 

熱いコーヒーを

火傷しない様に

チビリチビリと飲んだ。

赤カブ ブロッコリー 小松菜のサラダ

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トミコさんの

採れ採れ野菜でサラダ。

なんと贅沢だ。

 

色々ある野菜の中から

ブロッコリー 赤カブ 小松菜を選ぶ。

 

ブロッコリーは小房に分け

歯ごたえを残して湯がく。

赤カブは銀杏切りで

小松菜は3センチに切り

茎にさっと湯をかける。

 

白の鉢に

それぞれを放りこみ

オリーブオイル 酢 胡椒 

塩 砂糖のドレッシングを回しかけ

胡桃の粗切りをパラパラ。

 

トミコさんに貰った野菜達。

いつも どんな風に食べるのか?

と 聞かれる。

 

「ほー ブロッコリーをサラダにするんか」とか

「じゃが芋を擦ってフライパンで焼くんか? ほー」

 

醤油 油 塩 砂糖。

この4っつの調味料で

殆どの料理を作り上げるトミコさんは

私の料理が面白くて仕方がない。

 

そして 

トミコさんの

酢で締めた鯖と青ネギで作る

酢味噌のぬた。

 

私はこれに強い憧れを抱いているのだ。

吸い込まれそうな青い空

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見事な秋晴れの日。

吸い込まれそうな 青い空。

 

サイクリングのグループ

2台の観光バス

何台もの車。

うちの小屋の前を走り過ぎるのは

紅葉を見るため?

 

赤や黄色に

木の葉の色が変わるのは

もっと先の事だ。

 

道路の脇に吹き溜まった

黄色の葉っぱ達。

 

見えない山の上から

風に乗って運ばれてきたのだね。

 

紅葉まで 後10日。

 

橅(ブナ)の木々の向こうに

日本海が見える峠まで

今年は2年ぶりに

歩いて登りたいと思う。

 

今日は気持ちの良い日だった。

暗い景色の中で見るライトの光

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夕方の

淡いピンク色の雲の間から

数日前まで

細い三日月だった月が

半月の顔を覗かせている。

 

 

強い北風が止み

冷たい空気が気持ちいい。

 

5時になると

もう辺りは暗く

遠くから響いてくる

エンジン音に気がつき振り向くと

二つのヘッドライトが近づいてくる。

 

道路のLEDライトの白い光

小屋のドアの上の黄色い光

そして

車のヘッドライトの光。

 

 

暗くなった景色の中で見る

ライトの優しさと逞しさに

軽い安堵を感じる。

 

淡いピンクの雲は

すぐに灰色になり

白い半月は山の陰に隠れた。

 

明るい光が漏れる小屋の中へ

さあ 入ろう。

ご飯を作って 食べる事の出来る

暖かい小さな小屋へ。

抹茶ケーキ

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貰った抹茶グリーンティ。

抹茶にグラニュー糖を加えてある。

冷たい水か牛乳に溶かすと

香り高くて甘い 夏の飲み物になる粉末。

 

これを袋の最後まで

飲む人はいるのかな。

 

引き出しにずっと入れたままで

夏が過ぎ 秋も終わる今

砂糖と共に

抹茶の甘い粉末を使って

ケーキを焼いた。

 

クルミを沢山刻み それを加え

上にも飾った。

 

焼きあがると

抹茶の香りは薄れ

四角に切ったお茶のケーキは

とても可愛く 素朴な表情をしている。 

 

熱い玄米茶を淹れ

芳ばしい香りのケーキを

おやつに食べた。

広い空間に吸い込まれる音

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タイチさんの家の前の

広いススキの原。

ここもタイチさんの土地だ。

 

綺麗好きで キッチリ屋のタイチさんは

このススキを一年に一回

スッキリと刈る。

 

「村の鍛冶屋さん」で買った

よく切れる刃をつけた草刈機。

 

キーンキーンと刃が石に当たる音。

背の高いススキが

バッサバッサと倒れていく。

 

山の中の広い空間に

その音が吸い込まれる。

 

数羽のトンビが空高く

円を描き

川辺の枯れ草から

急に飛び立つ鳥が

鋭く鳴いた。

 

消える様な細い月が

青い空の中に浮かぶ

今日は明るい1日だった。

滋賀の空は広いなぁ

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琵琶湖 近江大橋

黄砂が舞うとニュースで言った。

琵琶湖西岸の山が霞んでいるのはそのせいなのか?

 

それにしても

滋賀の空は どこに行っても

本当に広いなぁ。

 

空が青い時は

琵琶湖も青く

雲がゆったりと

その影を落とす。

 

カイツブリが群れて

湖にプカプカと浮くのも

メタセコイアの並木が

茶色に変わるのも

あと少し。

 

近江大橋を車で渡り

長い信号待ちで

「それでは」っと

スマホを取り出し 写真を一枚。

カシャリッ。

 

プリンスホテル

かっこ良く写った。