NHKFM「ラジオ深夜便」から

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深夜に聴くNHKFMは面白い。

 

そろそろ寝ようと思っていたら

「私の人生を変えた里山の力」と言う

2014年のインタビューが始まった。

 

岡山の真庭市

林業を生業としている中島浩一郎さんへのインタビュー。

私の住んでいる所も林業の村。

仕事がないと 若い人たちは街へ出ていく。

とても興味を持って聴いた。

 

簡単にお話ししよう。

中島さんは山に放置されている

針葉樹人工林を全部使い切らなければならない

と 思い続けてきた。

 

まず

杉のペレット燃料を作って売った。

灯油より安く提供出来るので

野菜などのビニールテントで使われている。

 

次は

民共同で 「木質バイオマス発電所」を作った。

針葉樹間伐材を全部使いきる

木材を全部活かしきる。

エネルギーとして 新建材として。

その結果 山がきれいになり

雇用が百人単位で増える。

若い人が村に帰ってくる。

「持続可能な社会」の実践。

この発電所は順調に営業している。

 

停滞した村を動かすのは

夢を持ち 強い意志を持ったリーダーが必要だ。

 

夢があり それを実現に導くリーダーがおり

役所がその夢に寄り添った。

これらがうまく噛み合っての

村起こし=持続可能な社会だ。

 

簡単なことではないが

夢は実現するのだ。

 

早く寝ようと思っていたのに

すっかり目が覚めてしまった。

何も変化のない今日だった

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朝寝坊してしまった。

 

屋根の雪は20センチ程。

たっぷりと載った雪で

重そうにしなる 木の枝。

 

夕方 4時ごろに

雪が止み 青空が見えた。

 

小屋の周りのあちらこちらを雪かき。

二時間。

 

昨日と同じ様な日だった。

暗くなってから

カレーを鍋いっぱいに作り

小松菜と竹輪と大根の和え物。

 

おやつのクッキーも焼き

熱いミルク紅茶を飲んだ。

 

何も変化のない今日だった。

雪の晴れ間

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何を急ぐのか。

北西から南東へと 雲の群れが

走る様に流れて行く。

 

雪の晴れ間の青空だ。

 

ただ 嬉しい。

 

夜になり

軽くて小さい雪が

北の窓を叩く。

 

目を覚ます明朝には

雪かきをした小屋の周りが

又 

白い雪で覆われているはずだ。

 

去年の冬至の頃に貰った柚子で

2瓶作った柚子の砂糖煮。

 

カップにたっぷりと入れ

ストーブの上で湯気をあげるヤカンから

ほとばしる湯を注ぐ。

 

香り高い柚子茶。

「ふう〜」

一息ついた。

詩情豊かな南画の様だ

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深夜に

屋根から積もった雪が落ちる。

ザーッ ドン。

秋にトタン屋根にペンキを塗った。

その効果はテキメンだった。

 

ペンキを塗っていない屋根は

まだ 雪は積もったまま。

 

明日も良いお天気が続くと

テレビの天気予報で言っている。

やり残した雪かきに精を出そう。

 

川に沿って歩けば

枯れたススキが

雪から突き出ている様にさえ

足を止めてしまう。

 

山肌に沿って

立ち上る 白い靄。

 

そして

私の足音に驚き

飛び立つ鴨の群れ。

 

モノクロの

雪を被った風景は

詩情豊かな南画の様だ。

今年 初めての雪の日

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2月6日

 

まだ外は薄暗く

ぬくぬくと温かい布団の中で聞く

ゴトンゴトンという 除雪車の音。

 

窓のカーテンを引くと

目に飛び込んできた

白の世界。

 

40センチの雪が

屋根の上 車の上に厚い。

 

何もかも 白に覆われ

車のタイヤの音も 雪に吸収されてしまう。

 

雪が小降りになった頃

雪かきに精を出した。

 

新雪は軽い。

赤と黄色のスノーダンプ

小屋と谷を往復 二時間。

良いエクササイズになった。

 

今冬 初めてのスノーシューズは

しっかりと足下の雪を捕まえてくれた。

明るい太陽は気持ちを強くする

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昨日の半月

今日は予報通りの雪が降る。

暗い景色に 心まで沈む。

 

と いう訳で

昨日の半月の写真を見ていただこう。

 

東の山の向こうから

顔を出した小さな半月。

高いところに浮かんで

下を見ている。

 

街に住んでいた頃

太陽 月に

「やあ やあ」なんて

挨拶をした事がない。

 

山の村では

ダイレクトに私の目に飛び込んでくる

自然 太陽 月 空。

 

だから

「やあ おはよう」

「やあ 今日もお疲れさん」

声には出さない。

 

暑い時も 寒い時も

心地いい 春や秋も。

明るい太陽は

気持ちを強く 元気にする。

 

私も草や花と同じ

太陽を欲する自然の一部だ。