フキノトウが出ている!

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蕗の薹(フキノトウ

 

フキノトウが出ている!

 

小さな蕾は

柔らかい衣のような薄皮で包まれて。

淡い萌黄色の衣だ。

 

形といい 色といい

これは やはり

日本の植物の顔をしている。

 

いつもなら

雪の下で眠り 雪解けを待ち

やっと3月の終わりに顔を出す。

 

どうだろう

思いもかけない

雪のない冬の日差しは?

 

苔の間から顔を出す

逞しいエネルギーの塊。

山川異域 風月同天

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 「山川異域 風月同天」

   別の場所に暮らしていても

   自然の風物は繋がっている

 

日本の長屋王が唐に送った

1000着の袈裟に刺繍されていた

「山川異域 風月同天」

 

これに心を動かされた鑑真和尚が

日本行きを決意したとか。

 

その8文字が

重慶への日本からの支援物資の箱に書かれていた。

中国の交流サイト ウェイボーで話題になっている。

 

国家対国家はいがみ合っていても

民間交流、姉妹都市の交流は

それを飛び越えて行く。

 

空を見上げると

青い空に白い雲が流れている。

それを眺め 遠くて近い国を思う

私は感傷的だろうか。

 

いやいや そうではない。

毎年 砂漠から舞い上がった砂が

遠路はるばるやってくる。

そんな 親しい間柄ではないか。

 

 

 

話し疲れた

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雪 ミゾレが降る朝

友達と話をする為に

最寄りのJRの駅まで

40分余り車を走らす。

 

四時間 話し続け

スーパーで食材を買い 

ホームセンターで白の水性ペンキを買い

暗くなるまでに小屋にたどり着いた。

 

姉から

一の傳の切り身の魚の

味噌漬けが届いていた。

そして 辛子明太も。

 

話し疲れて おかずを作るのが面倒だ。

簡単にいこう。

 

辛子明太 ほうれん草の胡麻和え

鰊の昆布巻き(スーパー製)

豆腐と油揚げとわかめの味噌汁

炊き立てのご飯と赤カブの糠漬け。

さっと作って食べた。

 

美味しいなぁ。

久しぶりにご飯のおかわりをした。

苔のエネルギー

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今日も一日

青空と曇り空の合間に

シャワーの様な雨が降っていた。

 

強い風と冷たい雨で

心は沈んでしまいそうだ。

 

雨の合間に

植木鉢に苔を植えた。

 

生き生きとして 清々しい苔の緑。

緑色の植物は 目に心に優しい。

 

苔を植える時に

手のひらに伝わる

ふわふわとした感触。

 

雨に濡れた苔は

緑色がより鮮やかだ。

 

重なり合った 

小さな一つ一つの葉の

溢れるエネルギー。

 

顔を近づけて見て 初めて気がついた事だ。

70枚コピーした料理のページ

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図書館で定期購読している雑誌がある。

料理の器が良いので

それを見る為にだけ この本のページをめくる。

 

今回は料理読本の付録がついていた。

「この器がいいなあ」と

4、5枚コピーを取るはずが

70枚近く、全部をコピーしてしまった。

 

 

「ほうれん草の黒酢ナムル」

   なるほど、醤油とごま油だけじゃない。

   黒酢を加えるのか。

 

「パプリカのおかか和え」

  • パプリカを鍋で蒸し煮。
  • ポン酢で味をつけ 鰹節で和える。

   パプリカを焼いてもよしだ。

 

「春菊のアーモンド和え」

  • 湯がいた春菊に粗くみじん切りのアーモンド
  • 醤油と酢であえる

   アーモンドの代わりに

   くるみでも美味しいだろう。

 

目新しい料理ではないが

作り方が簡潔に書かれている。

 

マンネリに陥りがちな

日々のおかずの一品に役立ちそうだ

と パラパラと読み進む。

 

かつて 味噌汁と焼いた目ざしを

日々の食事として食べていた人がいた。

そこまで行くには 修行が必要だ。

うちの食卓にのぼるおかずは

一汁二菜位で十分だと思っている。

名残りの冬イチゴ

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冬イチゴ

実は食べられて 萼だけが残る。

鹿か鳥のおやつになった?

少し残った赤い実を 名残りの冬イチゴ・・・

と、私はよんでいる。

お正月前には 沢山の赤い実が

崖に這っていたものだ。

 

木苺は どれも甘酸っぱく

見つけると 私はすぐに食べる。

「危ないよ 

見境なく何でも口に入れるなんて。」

 

ヤマガラシジュウカラ

何故か やって来ない今年の冬。

 

雪のない崖のあちらこちら

緑の葉っぱの蔭。

 

かわいい冬イチゴの赤い実が

ひっそりと こちらを見ている様だ。