暑さと湿度でくたくたに

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広場で。グループサウンズ井上陽水

 

 京都市左京区の山の中、久多(くた)。

ここで夏祭りがあるので「来ませんか?」と

「赤のボルボ女子」からのメール。

 

車で10分もかからない。

30日昼前、のんびりと出発した。

 

細いくねくねとした山道を行くと

警察のパトカーが車の整理。

まずはこれで驚いた。

「ここでシャトルに乗り換える様に」

とお巡りさんが言う。

 

数分で現地に到着。

貸し切りの京都バスまで停まっている。

 

田んぼの中の広場で

グループサウンズ井上陽水

玉置浩二の曲が賑やかだ。

団塊ライブ。

 

 

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猪汁のお接待

 

380人分を用意したと言う猪汁。

12時前なのに既に残り少ない。

「お味は?」

じりじり照りつける日差しの下

熱い猪汁・・・

 

 

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イベント会場

 

アマゴのつかみ捕り、じゃがいも掘り

トウモロコシ採り、杉で椅子作り

盛りだくさんのイベント。

 

捕まえたアマゴはすぐに塩焼き

トウモロコシは生でかじろう。

かなりワイルドなイベントだ。

 

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会場を下に見渡す場所に

新しい柵と厩舎がある。

二頭の馬がのんびりと草を食む。

 

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馬って大きい。

時代祭葵祭流鏑馬(やぶさめ)の行事に

出て行くんだろうか?

綺麗な馬だもの。

 

コーヒー、焼きそば、スパゲティ

地元のよもぎ餅や赤飯等々

しょっちゅうボーンと音をさせて

皆を驚かせるポン菓子

そして

骨董の店等。

 

「ライフルマン」が言っていた

上からポトポト落ちて来るヒルにも出会わず

「弟君」と夫と私は

暑さと湿度でくたくたになった。

疲労困憊。

 

お土産は

よもぎ餅と赤飯

そして

骨董屋で印判の小鉢2個。

怪談よりも怖い話

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午前7時半

 

ヒルに血を吸われた。

 タラコみたいに大きいやつに」

と、タイチさんが騒いでいた。

 

私も数日前

ズボンの裾のシミに気がついていた。

足首に血の固まりと血の跡。

 

うちの集落はヒルがいないはずだった。

でも最近

知らない間に腕にくっ付いていたりする。

 

夕方立ち寄った「弟君」。

隣の集落の山に入った時

ヒルの襲撃にあって

山仕事をやって行けるのかと悩んだ。

 

「山で行き倒れたら

 ヒルの大群に血を吸われて

 貧血で死んでしまうんだろうね」と私。

 

「行き倒れるなら砂漠がいい。

 カラカラになる方がいい」と言うと

なんで行き倒れに話が飛ぶのかと

弟君と夫が呆れた。

 

「赤いボルボ女子」からメール。

うちから車で8分程の村での夏祭り。

「私はそこでトウモロコシを焼いています。

 猪汁も無料ですよ」だって。

 

「ライフルマン」が

上からぽとぽとヒルが落ちて来る

と言うその村に

夫と弟君と私は

勇気を持って行って来る。

「みかんでも食べてゆっくりしてよ」

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愛媛産 みしょうゴールド

   「果汁たっぷり ジューシー感覚」だって

 

姉が送ってくれたみかん。

グレープフルーツみたいな

さっぱりとした甘い果汁。

能書きに偽りなしだ。

 

いつも野菜をもらう

トミコさんにお裾分け。

柑橘類が大好き。

 

夕方京都から帰って来たトミコさんは

ニコニコと機嫌がいい。

 

友達の車で大原迄行き

そこからバスで国際会館前迄行く。

そして地下鉄で街の真ん中へ。

 

中学の同級生3人と

ドーナツを食べ

銭湯に行った。

「地下鉄がややこしい

一人ではよういかんわ」

と、トミコさんは嬉しそうだ。

 

10年程前に夫を亡くしたトミコさんは

嫌な事や悲しい事があっても

それを聞いてくれる人がいない。

 

今日は余程楽しかったのだろう。

 

よかった、よかった。

 

「まあ、みかんでも食べて

 ゆっくりしてよ」

 

夏の自然の力強さ

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空を行く雲は雄大で

草は強い日差しを浴びて輝き

樹の緑は濃い。

 

只々暑いと思って過ごして来た

何十回もの夏。

 

車の通らない道を歩きながら

川のキラキラと跳ね返す光を横目に

鳥の鳴き交わす声を聴き

ふと気づいた

私を取り巻く緑。

 

夏の自然の

深いくっきりとした力強さ。

 

今になって気がついたよ。

かわいいな・・・

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集落の庭に

必ず植わっている花

百日草。

 

仏壇に供える為に

それは沢山の花が

咲いている。

 

苗を貰って植えはしたが

「地味な花だな」

 

少し大きくなると

油かすをやる。

 

又少し大きくなる。

 

蕾は出たか?

お、開きかけたぞ!

 

咲いた花達を

少し離れて眺める。

 

かわいいな・・・

お客が二人

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午後4時半

 

表に出るとむっとする様な

重い空気感。

何をしても汗が吹き出る。

 

昼前に

表に車の止まる音がする。

山仕事をしている

「弟君」がやって来た。

 

素麺と

スペインオムレツと

塩揉みのきゅうりを胡麻油で和えたもので

昼ご飯を食べた。

「弟君」はとても静かに食べる。

 

大分経った時

今度はショータさんが

鯖のなれ鮨を持って

自転車でやって来た。

 

90近いショータさんは

山仕事一筋の人生を送って来た。

 

夕方4時頃から

雷がなり

雨が振り出した。

 

今も降り続く雨。

コスモスも

トマトの茎も

倒れているかも知れない。

 

UFOズッキーニ

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茎の切り口も瑞々しい。

「私の名前はUFOでっす」なんて

生意気な姿をしている。

 

チャックが置いていった

白い不思議な野菜

UFOズッキーニ。

 

オフホワイトのボディに

透きとおる様な

緑の茎。

 

りんごの様に

上から8等分。

 

フライパンにオリーブオイルをたらり。

焦げ目をつけたら

塩と胡椒。

 

元の姿を残したままで

食べてみよう。