自然の行いは 私たちにはどうする事も出来ない

f:id:URURUNDO:20200220014956j:plain

 

「もう雪は降らんだろう。2月も終わりやから」

と 人は言う。

 

雪が窓の外に壁の様になり

凍った道を ガリガリ音を立てながら

車をそろそろと走らす。

そんな 冬もあれば

今年みたいに 雪の少ない

暖かい年もある。

 

ああだこうだと言うのはやめよう。

自然の行いは 私たちにはどうする事も出来ない。

 

冷たい色をした 

川の縁に並ぶ楢の木々。

空に向かって 伸びたい。

私にはそんなふうに見える。

 

繊細な細い枝が

淡い緑の葉っぱで覆われるのは

もう少し先の事だ。

鉢の中のビオラ達

f:id:URURUNDO:20200218001137j:plain

 

モノクロの冬の日々で

色のある植物は

ドアのそばのビオラだけだ。

 

ドアを出入りするたび 覗き込む。

そんな私を

ビオラはどう思うのか。

 

雪を被ったり

寒さに打たれたり。

 

暗い冬の一画に

ポッと明かりが灯った

鉢の中の花達。

 

「いつも見ているよ

私の心の中がビオラ色になる程に」

私は花達に そう伝えた。

霧の後は雨の一日

f:id:URURUNDO:20200217011936j:plain

 

周りの景色が見えない程の霧だった。

屋根からぽたりぽたりと雨だれが落ちる。

 

そして

霧は濃く薄く 動いては姿を変える。

遠くの峰が見えていたと思えば

今はもう深い白の世界だ。

 

夕方から 雨になり

小屋を取り巻く世界は

湿度おおよそ100%。

 

だが

一日中 ストーブに薪をくべる小屋の中は

洗濯物もカラリと乾き

ベッドの布団も

「こんなに膨れるのか!」の驚き。

 

川べりを傘をさし ほんの少し歩いた。

カワガラスのつがいが

追いつ追われつ 川の上を飛び

ビービーと鳴いた。

夕方の景色

f:id:URURUNDO:20200216020222j:plain

 

暖かい1日だと 天気予報ではいうが

うちのあたりは まだ雪に覆われている。

 

夕方の靄のかかる景色は

寂しくもあり 幽玄の風情もあり

中々良いものだ。

 

暗い鉛色の川の流れの音と共に

今日はこの一枚を皆様に。

 

それでは 又 明日。

白のペンキ塗り

f:id:URURUNDO:20200215001953j:plain

 

川の色が鉛色なのは

きっと 空の色を映しているからだろう。

暗く 寂しい川べりを

ぶらぶらと歩いているのは

物好きな私だけだ。

 

さて

今日も私は

白のペンキを塗った。

仕事場の汚れた壁。

ローラーや刷毛でスースーと撫でると

黒く汚れた壁が 明るく変わる。

 

脚立に乗って 天井 壁の上部

しゃがんで 壁の下部。

マスキングテープを貼った 窓の枠。

 

天気の悪い中でする作業は

荷物を動かしては ペンキを塗り

又 荷物を動かしては こちらを塗り。

ぎっくり腰に要注意。

 

白く 明るく変わっていく空間。

それが 完成に近づいていく昂揚感。

物を作り上げる作業は

ペンキを塗る事でさえも 充実感を覚える。

冷たい日には熱々のスープ

f:id:URURUNDO:20200214010645j:plain

 

暖かい1日になる

と 天気予報が言っていたが

こちらは 冷たい空気に包まれた。

 

首に温かいマフラーを巻き

手には手袋。

油断しては駄目な天気だ。

 

体と心に染み渡る様な

熱々の濃厚なスープを作ろう。

 

南瓜をチンして マッシュする。

たっぷりの牛乳で伸ばし

チキンコンソメと オートミールを一掴み。

胡椒とシナモンを少し。

オートミール

ふっくらとなったら出来上がり。

 

鉢に注いだ 綺麗な色の南瓜のスープ。

粉チーズを振り くるみのかけらを4、5個。

 

私は本当に野菜のスープが好きだ。

 

コトコト煮て

塩と胡椒の味付けだけでも

深い味になる。

そして

何よりも 元気になる。