軽トラで5分 薪集め

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滋賀の湖西の山の中。

冷たい空気と

朝夕に焚く薪の暖かさが

とても気持ちがいい。

周りの山の色付きまで後少しだ。

 

「伐採して積んである檜を

薪にどうですか」

と 言うありがたい申し出に

夫と軽トラで出かけた。

 

車で5分ほどの

川べりの開けた場所だった。

 

杉の人工林の間に

広葉樹が植わった気持ちのいい空間。

 

紅葉にはまだ早い広葉樹が

周りを囲み

川の音も軽やかな 曇り日。

 

檜を運びやすいように

チェーンソーで1m程に切り始めると

爽やかな香りが立つ。

「おお いい香りだ!」

 

檜は燃やしても

小屋の中に香りが充満する程の

香りを持つ。

 

軽トラに2段に積んで2往復。

薪の備蓄が増えた。

 

朽ちた木に苔が付き

そこに顔を出したきのこ達。

その対面に心が踊る場所でもあった。

シンプルなさつま芋のおやつ

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さつまいもを沢山もらった。

 

日頃 甘いお菓子を食べている。

こんな時こそ 体に良さそうな

旬の食材を使った物を食べたい。

 

さつまいもをゴシゴシ洗い

縦に切り

電子レンジでチンする。

 

柔らかくなったさつまいも。

フライパンに入れ

キャノーラオイルを回しかける。

 

オイルを纏ったさつまいも。

ジュクジュクと言う油の音。

強火で焦げ目もつけよう。

いい照りだ。

 

器に取り出し

砂糖と一つまみの塩をまぶした

ホクホクの芋 芋 芋。

 

富士山と桃が描かれた器に盛って

指でつまみ 口に運ぶ。

 

淡い赤の皮の

サクッとした歯ざわりと

淡い甘さと微かな塩味。

シナモンを振ってもいい。

 

すぐに出来る

シンプルなさつま芋のおやつ。

明日も作ろう。

今日も焚き火をする

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今日も 焚き火をする。

毎日 夕方の

暗くなる少し前。

 

前の道を

「弟君」が車で通りかかる。

 

「少し寄っていこ」

と 暗くなるまで火の番をする。

 

火を見ていると

なぜか皆黙る。

 

メラメラと揺れる炎。

 

火の勢いが弱まると

上に小さな木を載せる。

 

この火が萌え尽きると

辺りはもう暗く

時計の針は5時半を指している。

 

夏の喧騒が去った後

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夏の深い緑が色褪せて

何とも疲れた風情だ。

 

山の木々の重なりも

あちらこちら黄や薄茶が入り混じり

夏の喧騒が去った後の

大きなため息が聞こえる。

 

あっという間に秋だ。

 

紅葉の季節はまだ先だが

秋を告げる朝霧が

小屋の周りから

山のてっぺんまで覆う。

 

朝日が山の向こうから顔を出すと

霧はさっと消え

その後に

雨でも振ったかのように

屋根から 木々の葉っぱの先から

車のサイドミラーから

水の雫が落ちてくる。

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月曜まで更新をお休みします。

 

歩きながら音を聴く

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案の定

暖かいストーブの側で

ウツラウツラ・・・

 

深夜になった今

写真一枚を載せて終わりにしよう。

 

台風時の茶色の川から

やや透明感のある翡翠色の川に変わった。

葛湯みたいなとろけるような淡い色。

 

川べりの芝や茅も

穏やかな川の流れを

見つめている。

 

軽やかな流れの音

鳥の鳴き声

何の鳥だろう。

 

歩きながら

色々な音を聴く。

 

平和な1日だった。

ストーブの側で居眠りの季節

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夕方5時。

何日ぶりかで雲が切れて

青い空が見えた。

 

台風の後から

ずっと小雨で

冷たい日が続いた。

 

小屋の中にぶら下げた洗濯物が

薪を景気よく燃やした

暖かい空気で

からりと乾いていく。

 

ストーブの側に椅子を置き

ウツラウツラと

居眠りをする季節がやってきた。

 

激しい夏と

狂ったような秋の台風。

心が少し疲れたよ。

 

ストーブの暖かさで 居眠りをする。

それは とても幸せな気分だ。

とても面白い花をもらった

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とても面白い花をもらった。

花の名前を聞いたが

すぐに忘れた。

 

束ねてあった輪ゴムを取り

ハサミで切ることもせず

そのまま

花瓶に挿した。

 

若い葉は赤く

成長した葉は緑で

トゲトゲの

赤い実の様なものをつける。

 

二坪小屋の静かな白い空間に

突如 割り込んできた

元気な娘。

 

小雨の振り続いた1日だった。

川の色は

茶色から透明に変わりつつ

流れも穏やかに。

 

後は青い空に

明るい日差しが注いでくれたら。

もうそれだけで充分だ。