完熟トマトの美味しさ

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京都の大原を通る時

必ず行きか帰りに

「里の駅」に立ち寄る。

 

スーパーで手に入らない野菜が

売られているから。

 

へたはみずみずしい緑で

実は深い赤の完熟トマト。

これはスーパーには並んでいない。

 

大きいトマトが4個。

400円也。

 

丸いビーツ。

湯がき ツルリと皮をむき

切ってピクルスにどうか。

 

人参みたいな形のビーツ。

シリンダービーツと言うそうだ。

 

なんと

憧れのアーティーチョーク。

私の思うのはもっと大きい。

セロハン紙に大事に包まれて

1個180円也。

湯がき オリーブオイルに漬けるといい。

 

買ったのは完熟トマト4個。

 

湯の中で転がして皮をむきスライス。

塩 砂糖 酢 キャノーラ湯の中に

ざっくり刻んだ新玉ねぎを加えて

ぴりっとするドレッシングに。

トマトの上に回しかけ

ミントの葉を散らす。

 

よく熟れたトマトと

新玉ねぎのドレッシングの

相性の良さ。

 

こんなにおいしいトマトを食べたのは

何年振りだろう?

忘れる程昔の事だ。

 

小さかったアーティーチョーク。

もう少し大きければ買ったのに。

中国の民家と柘榴が描かれた小皿

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古書店での陶展から

うちの小屋にやって来た

小さな皿達。

 

ハルジオンの花の大きさと

比べて欲しい。

 

梅干し1個を載せれば

それで精一杯。

 

掌中の玉ならぬ

掌中の小皿か。

 

真ん中に

中国風の家と

もう一枚は

ピンクの柘榴(ざくろ)

 

しばらくは

食器棚の片隅に置き

出番を待ってもらおう。

陶と古書店

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レティシア書房

私より随分若い女性の

個展が開かれている

京都のど真ん中にある

古書店に行った。

 

彼女とはおよそ30年程前に知りあい

その縁は細く長く続いている。

 

古書店「レティシア書房」の壁際に

知人の陶は並んでいた。

 

「小さなかわいい物を作りたかった」

 

掌に載る小さな陶達。

小さ過ぎて何に使えば・・・

 

でも愛着を感じたら

小さくても 

使い道が思い浮かばなくても

それは私にとってどうでもいい事だ。

小さな小さな皿を2枚。

今 この小屋にやって来た。

 

映画「ノッティングヒルの恋人

そこに登場する旅専門の本屋は

ロンドンの下町のある

居心地のよさそうな空間だった。

 

中京区の真ん中にそんな本屋があった。

本を愛して古本に息吹をもう一度

という店主の思いが伝わる古書店

扉を押して中に入った途端

「わあ いい本屋だ」と思った。

 

朴訥な人柄の知人と

地味な居心地のいい古書店

そこに並ぶ 

小さな陶と古書。

 

その出会いに

今日の私は幸せだ。

ロックミュージシャンを撮る ジル・ファマノフスキー

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    Jill Furmanovsky (Google画像より)

 

知人のお姉さん 

ジル ファマノフスキーさんと

会う機会があった。

ロックミュージシャンの写真を撮り続けて

40年以上のキャリアを持つ写真家だ。

 

ジルはジンバブエで生まれ

1965年、11才の時に両親と共に

ロンドンに越して来た。

 

The Beatlesのファンクラブに入った。

友達と一緒に

ポール マッカートニーを家の前で待ち

Kodak Instamaticで写真を撮った。

ジルの最初の写真でもあり

キャリアの始まりでもあった。

 

沢山の錚々たるビッグネームの

ロックミュージシャンの写真を撮って来た。

 

ピンク・フロイド ボブ・マーリー 

エリック・クラプトン ザ・ポリス

レッド・ツェッペリン ザ・プリテンダーズ

ボブ・ディラン オアシス・・・・

 

Googleで見るジルの若い頃。

黒い髪に大きな瞳の女の子が

重そうなカメラを首に掛けている。

 

それから40年経って会ったジルは

話す人の顔をじっと見て話す

白髪の知的な女性だった。

 

写真はシャッターを押せば

なにがしかを写す。

 

しかし

その「なにがしか」は

シャッターを押す人の

生き方 思想 

つまり写真の後ろに潜んでいる

見えないものを写していると思う。

 

そう思いながらジルの写真を見た。

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ジルのウェブサイトアドレスです。

クリックして見て下さい。

https://www.rockarchive.com/photographers/jill-furmanovsky

 

https://www.google.com/search?q=jill+furmanovsky&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwiCoJni__riAhUHq5QKHYx-DA8Q_AUIECgB&biw=1238&bih=625#imgdii=3P1r1WeAGhjLsM:&imgrc=do1ITt5WbU-M2M:

 

北西の空から南西の空へ

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「おお 何と美しい雲だ」

 

あわてて小屋に駈け入り

カメラを持ち

さあ 撮るぞと思えば

もう 形が変わっている。

 

のんびりとした

綿みたいな白い塊。

 

刻々と変るその雲の姿から

上空の大気の激しさを感じる。

 

北西の空から

南東の空へ。

 

形を変えながら

流れていく姿は

激しい大気に抗い 揉まれて

どこ迄行って消えるのだろう。

ミントのお茶

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ミントの繁殖力。

それはいい香りのハーブも

邪魔者に転ずるものだ。

 

小屋の周りのあちらこちらに

元気な緑の葉っぱで

群れている。

 

カフェの

アイスクリームに載せてある

あんな小さな葉っぱじゃない。

 

健康優良児みたいな元気な

葉っぱを摘んで

サラダにたっぷり加えたり

魚やチキンを焼く時に

香り漬けにフライパンに入れたり。

 

そして

毎日のミントティーの楽しみ。

 

ミルクパンに

たっぷりとミント葉を入れ

熱湯を注ぐ。

 

香りたつ芳香。

薄い黄色のミントティー

熱くても 冷たくても

共に心に沁みる。

 

ミントの群れに

ズボンの裾が触れるたび

爽やかな香りが

空気に溶けて漂う。

 

渡り鳥 アカショウビン

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アカショウビンGoogle画像より)

 

「ヒョロロロロー」とも聞こえるし

「キョロロロロー」とも聞こえる。

 

昨日の昼下がり

小屋の前の山から聞こえる

心地よい鳥の鳴き声。

 

聞き慣れない声だ。

 

そして夕方。

淡いオレンジ色の羽を広げて

山から杉の木に飛ぶ

山鳩くらいの大きさの鳥!

 

写真で見た事のある

アカショウビンに違いないぞ。

 

日本と朝鮮半島から

アジア全域に分布する渡り鳥。

夏鳥として渡来し

北海道から沖縄まで滞在する。

そして

冬は東南アジアで越冬すると

Google が教えてくれた。

 

あの赤い羽を

一所懸命羽ばたかせて

海の上を渡る長い旅路。

 

渡り鳥の旅を思う時

私はいつも

「偉いぞ、偉いなぁ」と褒める。

 

白鳥や雁の渡りも素晴らしい。

ゆったりと大きな羽を動かし

くちばしを真っすぐ目的地に向け

ひたすら飛び続ける姿。

 

そして

赤い羽のアカショウビンの群れが

海の上を飛んでいる姿を

想像して欲しい。

まさにそれは

夢の様だ。

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