突然の秋の到来に

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午後5時35分

 

やる事が沢山ありすぎる。

寝る前にメモする。

 

一日の終わりにそれを見る。

全部終えている事はまれだ。

 

 

 

さて今日は

朝から強い北風。

すらりとしたコスモスやダリア

センニチコウの茎が倒れた。

 

窓の白い木綿のカーテンが

旗の様に吹かれている。

 

近づいて来る台風に

「ちょっと用事があるから」

と、断るのは失礼かな?

 

心がザワザワと落ち着かない

突然の秋の到来。

今日の気温は26度

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道路脇の温度計は26度。

荷物を出しに郵便局へ行く。

開けた車の窓から吹き込む風は

急にやって来た秋だ。

 

昨日迄の体のだるさは

暑さと湿度の高さだったのか。

今日は体が軽い。

 

夜になり

毛布を一枚取り出す。

 

朝になれば車を洗おう。

暑かった8月の汚れを

9月に持ち越さない為に。

「はい、ブドウ」

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夕方4時頃

宅急便のニシカワさんがブドウを届けてくれた。

「はい、ブドウ」

 

ニシカワさんの年は私くらい。

「ミッドタウン」のローソンでも

道の駅の駐車場でもよく一服している。

 

ブドウのお裾分けをする。

 

岡山の知人から毎年届くブドウ。

自家ブドウ園のものだ。

 

南の島の濃密な味と香りの果物より

シルクロード由来の果物の味が好きだ。

ブドウとかメロンとか。

 

房を幾つかに切り

白の皿に盛り

その美しさを愛でた。

「さあ、食べよう」

 

と、言う所に「弟君」がやって来た。

おやゆび姫

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アマガエル

 

私がやっと字を読める様になった頃

家族が私に買い与えた絵本。

 

それは

白雪姫であったり

シンデレラであったり。

はまぐり姫と言うのもあった。

かぐや伝説のはまぐり版だ。

 

風邪を引いた時に買ってもらったイソップ。

漫画版のイソップは

私の空想を膨らませ

少しの外国の文化を感じさせた。

 

おやゆび姫はそんな中でも

とても不思議な物語だった。

池の睡蓮の葉っぱの上に座っている

かわいいお姫様とグロテスクなカエルの王子。

そのお姫様を救い出すツバメ。

ツバメの背中に乗って空を飛ぶお姫様。

 

ゾクッとするアンデルセンの物語。

 

 

木の枝にちょこんと座って眼を細めている

小指の先程のアマガエル。

「かわいいな」

 

じっと見ている間に

子供の頃の情景や

おやゆび姫の事を思い出したよ。

 

夜明けが遅い

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午前7時

 

私は朝寝坊だ。

朝焼けの空を見たのは

人生で数える程。

 

山の後ろから顔を出す太陽は

白い輝きを放ちながら

少し南寄りに変わった。

 

秋への移行。

 

冷たい朝の空気を

肺に吸い込み

筋肉を伸ばし

牛乳を入れた紅茶で胃を満たし

ぼんやりした脳を目覚めさそう。

 

日没が早い

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午後6時15分

 

いつの間にか日没が早い。

 

オレンジやサーモンピンクの雲。

私の周りの景色も

オレンジ色に染まった。

 

顔を上げて眺めていても

すーっと色が変化する。

 

時は前へ進むばかりで

後を振り向く事を知らない。

 

紫蘇ジュース

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この暑さで何をするのも嫌だ

と言うトミコさんから貰った

一抱えもある紫蘇。

 

これは

紫蘇ジュースを作って欲しいと言う

トミコさんの無言のお願い。

 

だって

空のペットボトルまで

渡すんだもん。

 

紫蘇の葉をちぎり取り

「おお、いい香り」

そして洗って

グラグラと沸いた湯の中に放り込む。

紫の葉っぱが緑に変われば取り出すんだ。

 

たっぷりの砂糖を加え

クエン酸も加えると

さっと深紅の液に変わる。

ゆっくりとしゃもじで混ぜれば出来上がり。

 

6リットルの深い紅の原液。

これを何倍にも薄めて飲むのはご存知の通り。

 

氷を入れたグラスに原液ジュース。

蛇口から溢れる出る伏流水で薄めると

グラスの中で氷がカラカラと鳴る。

 

「トミコさん、出来ましたよ」