やるべき事を黙々と

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1月31日

 

「水道が凍結して出ない」

集落のあちこちで困っている。

でも

かつては生活水だった

中流しっぱなしの山の水がある。

今でも豊かに庭先に流れている。

 

うちは伏流水をポンプで汲み上げている。

切れる様に冷たい水が

蛇口からほとばしり出る。

 

でも

停電になればお手上げだ。

 

便利さとはなんと不便なものだろう。

 

屋根に厚く積もった固い雪を

80を越えたタイチさんは

スコップ一本で落としている。

 

几帳面な性格は

落とし方にも現れる。

きっちりと鋭角に。

 

明るい空の下で

雪に文句を言いながら

やるべき事を黙々としているタイチさん。

 

二月。

あっという間に過ぎる月。

「やるべき事を黙々と」

肝に銘じた。