通称 まむし
春の芽吹き 秋の紅葉。
この頃は
歩いても 運転中でも
心がわくわくと騒いでくる。
黄色や赤や茶色の葉っぱが
風で舞って散っている今の季節。
私一人でこんないい目をしていいのか?
マムシと呼ばれる
車の離合もままならない道。
春に小熊がひょこひょこと走っていた道。
ナムアミダブツの坂道。
そのどれもが
秋の終わりの美しさだ。
この秋を見に今日友達がやって来る。
「どうぞ堪能して帰っておくれ」
通称 まむし
春の芽吹き 秋の紅葉。
この頃は
歩いても 運転中でも
心がわくわくと騒いでくる。
黄色や赤や茶色の葉っぱが
風で舞って散っている今の季節。
私一人でこんないい目をしていいのか?
マムシと呼ばれる
車の離合もままならない道。
春に小熊がひょこひょこと走っていた道。
ナムアミダブツの坂道。
そのどれもが
秋の終わりの美しさだ。
この秋を見に今日友達がやって来る。
「どうぞ堪能して帰っておくれ」
雪の融雪剤「塩カル」の威力たるや
それはすごいものだ。
車の底を錆でボロボロにする。
ガタガタの山道を走っていると
ゴロンと落ちる事もあるそうだ。
今年も錆び止めをしてもらいに
京都山科の修理工場まで行って来た。
無駄な抵抗だと思いつつ。
待ち時間に
山科川の遊歩道を歩く。
京都に住んでいた時
何回となく自転車で走った遊歩道。
こんなに綺麗な所だったかな?
こんなに空が広かったかな?
八瀬
往きは琵琶湖の見える湖西道路で
帰りは八瀬経由で。
東山沿いに車を走らす。
南禅寺から北白川へ。
どこも車と人で溢れている京都。
寄りたいと思っていた所も素通りだ。
京都の紅葉は今が盛りで
八瀬で見上げた比叡山も
これから色が変わっていく。
青空が広がっていた京都は
大原を過ぎると小雨に変わる。
馴染みのある灰色の空を目指して
後30キロだ。
午後4時15分
ヤマケンさんは
うちのずっと奥の集落で鶏を飼い
その玉子を道の駅で売っている。
村のお得意さんには配達してくれる。
うちもチャックもお得意さんらしい。
村人の中には
「コメリの餌をやってるのに地玉子やない」と
うるさい事を言う人もいる。
でも
鶏小屋で土やミミズをついばみ
草を食んでもいる鶏の玉子。
それを軽トラの荷台に乗せて
配達しているヤマケンさん。
熱々のご飯にかけて
醤油をたらしたり
オリーブオイルを垂らしたフライパンで
オムレツにしたり
鷹の爪の辛みを効かせた煮玉子にしたり
出汁巻きにしたり
じゃがいもたっぷりのスペインオムレツにしたりと
美味しく楽しく食べている。
奥の集落では雪が降った。
「あんまり寒いんで、
ついつい焼酎のお湯割りを飲み過ぎるんやわ」
と、今日の配達でヤマケンさんは言った。
今、ラジオから高田渡の曲が流れている。
高田渡が好きな友達がいる。
話す様に歌う高田渡。
こんな感じの曲なんだ。
じっくりと聴いてしまったよ。