終わったゴールデンウィーク

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長かった休みが終わった。

 

うちの前の山道を

自転車のグループ

モーターバイクのグループ

鈴を鳴らして歩く人達

他府県ナンバーの車が

通り過ぎたゴールデンウィーク

 

今日

私は花の苗を植えた。

 

チエコさんに貰った

ジャーマンアイリスの苗と

ダリアの種芋。

 

どうぞ鹿に食べられません様に。

 

休みに関係のない仕事の私でも

ゴールデンウィークが終わると

何故か疲れる。

 

通常の日々に戻り

ホッとしている。

 

毎日タケノコ、ワラビ

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数日前に

ケンジさんから箱一杯の

タケノコを貰った。

 

次から次へと皮を剥く。

柔らかくてかわいい

小さなタケノコ。

 

鍋から溢れる程に

ギューギュー詰めで

湯がいた。

 

ワカメと一緒に醤油味で。

タケノコご飯も。

分厚く切って

フライパンで焼いて

木の芽味噌で。

ホワイトシチューにも。

 

そして今日

切ったタケノコとワラビにワカメ。

 

馬路村ポン酢に砂糖を少し

キャノーラオイルを加える。

香り高い七味と

刻んだ山椒の若葉も。

 

よく混ぜて

タケノコ達に回しかけよう。

 

「タケノコ攻めだ」と嘆きながらも

今の季節だけの春の生命だ。

 

京都駅

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京都駅

 

「友遠方より来る」

京都駅で待ち合わせ。

 

京都タワーに登ってみようか」

と信号を渡り

向かいに建っている駅ビルを見た時

私は意外な事に気がついた。

 

私は駅を真正面から

見た事がないと。

 

いつも

駅の中を乗り換えで歩いたり

伊勢丹の地下で食材を買ったり

地下鉄の駅に向かって

忙しく歩いたり。

 

ゴールデンウィークの後半。

雑踏の中を歩きながら

ガラスの壁に

空を映している

駅ビルを眺めながら

私はまるで異邦人だ。

 

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ご飯を食べては話し

コーヒーを飲んでは話し

歩いては話し

冷たいジンジャーエールを飲んでは話し。

 

駅の構内で

「又、会おうね」

と右と左に分かれた。

 

 

夕方

帰り着いてもまだ明るい。

これは嬉しい。

ナガバモミジイチゴ(長葉紅葉苺)

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ナガバモミジイチゴ

 

いよいよ咲き始めた

ナガバモミジイチゴの花。

 

村の人達が口を揃えて

「黄色の実で甘い」

と言う木いちご。

 

鳥や鹿にも大人気の黄色の実。

 

早起きの鳥達や

夜に活躍する鹿に

いつも先取りされる。

 

ガラス瓶の中で

黄金色に輝く

憧れの木いちごのジャム。

いつまで経っても

作る事が出来ないよ。

 

パセリのオムレツ

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2株のパセリを貰った。

根に土のついたパセリ。

大きなたっぷりとした

濃い緑の葉っぱ。

 

さて

この食べきれない程の葉っぱを

どうしようか。

 

森茉莉

「貧乏サヴァラン」の中で

沢山の玉子料理を語っている。

 

まずは目玉焼き。

半熟の黄身を少し崩し

胡椒と少しの醤油をたらす。

 

キノコのオムレツ。

 

そして

パセリのオムレツ。

 

と言う訳で

私はケンジさんの玉子で

パセリオムレツを作る。

 

玉子に刻んだパセリを加えて焼くだけ。

味付けは胡椒と塩。

フライパンに

キャノーラオイルとバターを少し。

バターが少し焦げ始めたら

パセリ入り玉子を

流し入れるだけ。

 

中は半熟で

外側はこんがり。

 

次は映画「ディア ハンター」

ベトナム戦争で友達が死んだ。

仲間が集まって友を偲び

その時に焼かれるスクランブルエッグ。

 

沢山の玉子に

ミルクを加え

それをフォークで撹拌。

 

フライパンに流し入れ

フォークでかき混ぜながら

焼いていく。

 

もう一つ。

韓国映画でのゆで卵。

汽車の中で買って

それを頭やおでこで

コツンと割って食べる。

 

さて

焼き上がったパセリオムレツ。

青臭い匂いは消えた。

熱いうちに切り分けて

さあ

食べよう。

ワラビ(蕨)

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今年はワラビも

顔を出すのが遅かった。

 

ウォーキングの途中に

ポキポキ、ポキポキ。

 

手のひらでつかめる程度に摘む。

 

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ホーロー鍋に

ワラビを入れる。

重曹をパラパラと。

熱湯をたっぷりと回しかける。

蓋をして冷めるまで置く。

 

洗って切りそろえたワラビ。

 

鮮やかな緑色を残し

歯触りも心地よい。

 

この食感を楽しむには

シンプルな味付けで。

 

鰹節を乗せて

醤油をたらす。

 

炊きたてのご飯でも

酒の友でも。

 

春の贅沢。