鹿

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13日 午前8時

 

頭に角を

おしりにふさふさの

白い毛。

 

小顔で

横向きの耳も

かわいい鹿。

 

1時間程経った時

近くで銃声が2回。

多分外れているだろう。

 

道から撃つのは

禁止されているのに

ここは

アウトローの世界だ。

 

私を見つけて

カボチャをくれた

オフジさんの頭に白い雪。

 

雪かきをしている

私の帽子に

白い雪。

 

シジュウカラヤマガラ

足跡を残している

白い雪。

 

そして

山の中を行く

鹿の背中にも

白い雪。

 

この山奥で

分け隔てなく降る

白い雪。

 

クロネコは走るのか

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雪で埋まった谷

 

一日に何回も

気象庁のサイトを見ている。

いつまで経っても

雪雲は消えない。

 

注文したスノーダンプ

13日に出荷予定と

アマゾンからのお知らせ。

 

市バスも運休だし

クロネコは走るのか。

 

屋根にくっつきそうな

雪の壁を見ながら 

「いつか溶けるよ」

 

春の来るのを

待てばいい事だ。

2月11日

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雪。

 

鳥取もよく降っているが

こちらも

負けてはいない。

 

小屋のまわりを

一人通れる程除雪しても

次の日は

もう埋まっている。

 

だから

今日も雪かきをした。

 

深夜の今も

降り続ける雪。

 

黄色いスノーダンプ

働き過ぎて

疲労骨折した。

 

ホームセンターでは

どこも売り切れで

入荷予定はないそうだ。

 

アマゾンで購入。

16日お届けだなんて

もう雪は峠を越してると思うけど・・・

 

映画「転々」

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「転々」   2007年製作 Google画像より

 

キネマ旬報「転々」の記事を読んで以来

ずっと気になっていた映画だ。

 

GYAOで見た。

 

主人公の文哉(オダギリ ジョー)は大学8年生。

84万円の借金があるいい加減な男。

その借金を取り立てる男、福原(三浦友和)。

福原が「吉祥寺から霞ヶ関まで散歩に付き添ってくれたら

100万円の報酬を支払う」と提案する。

何故だ?

そしてその散歩が始まる。

 

原作は藤田宣永。

恋愛小説家じゃなかったの?

 

風貌は不気味だが

うまい役者のオダギリジョー

醗酵食品のように長い時をかけて

いい俳優になった三浦友和

 

この二人に芸達者な脇役陣が加わり

笑ったり、ほろりとしたり

シュールな展開になったりの

ロードムービー

 

私の心に残る映画の一つになった。

是非見て欲しい。

GYAO「転々」

 

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gyao.yahoo.co.jp

 

バラ色の雲

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午後5時過ぎ

 

木曜日は大津市瀬田行き。

 

雪の中を

朝9時に出発。

 

いつもの用事は終わった。

 

野菜が残り少ない。

買わなければ。

小松菜、人参、ジャガイモ

キャベツ、玉ねぎ、ブロッコリー・・・

野菜は大事だ。

 

どんな大雪になるのかと

心配しながら

4時に帰宅した。

 

おや、おや

夕方の空に

バラ色の雲が

流れて行くではないか。

 

週末まで続くと言う

雪の空が

嘘の様だ。

星野道夫

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私は

小難しい顔をした

写真が好きだ。

 

だから

随分前に友達が

星野道夫旅をする木

を貸してくれた時

「ああ、あの動物写真家の」と

期待もせずに読み始めた。

 

「川の上流で芽を出し、大きくなり

やがて朽ち、川に流され河口にたどり着いたトウヒの木」

川を旅してきた木の生涯を

清潔な文章で描く。 

 

五感を研ぎすまし

自然の声を聴き

目を凝らす。

 

アラスカの動物、厳しい自然、人を

ピュアな目と心で写しとった

写真と文章。

 

もう一度

じっくりと読み返してみたい。

 

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グリズリー

 

こんな日に

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雪の塀

 

強い北風に

雪が舞い散って

道路の雪も凍ってしまった。

その上を歩くと

バリバリと音をたてる。

 

久しぶりの

オールドファッションの

赤のダウンコート。

背中のあたりが

ポカポカする。

 

フードも被って

頭まで暖か。

 

こんな

怪しげな格好で

冷たい空気を吸いに

表に出た。

 

軽トラで

アキラさんが通り過ぎる。

にっこり笑って

ペコリと挨拶をして。

 

「こんな日に川沿いを歩いてた」

と、家に帰れば

言うんだろうな。

 

私だって言うよ。

「こんな日に軽トラで出かけてた」ってね。