NHKFM「夜のプレイリスト」で聴くSam Cooke

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一日の終わりに聴く

NHKFMの「夜のプレイリスト」は

私の寝る前の楽しみだ。

 

私の好みの曲の時は

早く寝ればいいものを

ついつい聴いてしまう。

 

深夜 雪の山の

小さな小屋の中に響く

サム・クック(Sam Cooke)

鹿や猪も聴いているかもしれない。

 

「歴史なんてよく知らない。

 生物学もよく知らない。

 でも 僕は君が好きだという事は知ってるよ」

と軽やかに歌う「Wonderful World」

 

かと思えば

「変化はやって来る」

と朗々と歌う「A Change Is Gonna Come」

公民権運動 人種差別へのプロテストソングだ。

 

若くして女性に銃で撃たれて

死んでしまったり

アレサ・フランクリン

サム・クックを好きだったのに

振ってしまったとか

覚えなくてもいい話は

中々忘れない。

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聴いて下さい。

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穏やかな山里の彩り

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大雪の後

お天気が続いたり

小雨が降ったりした。

 

雪の量が

こそっと減り

生活がとてもしやすい。

 

今日も

気持ちのいい夕方だ。

 

淡いピンクに染まった雲。

 

防災無線から聴こえる

「夕焼け小焼け」の曲。

冬は4時半

春と秋は5時

夏は5時半に。

 

姿を見せないヒヨドリの群れが

あちらこちらで

ぴーぴーとやかましい事。

 

雪の溶けた水が

コロンコロンと音をたて

山の間から落ちて来る。

 

どの音も色も

穏やかな山里の生活の彩りだ。

「会うが別れの始めなり」

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チャックの畑のボランティアで

数ヶ月滞在したニコラウス。

パリから車で5分の所が実家の

19才の男の子。

 

ニコラウスに貰った蜂蜜を

ストーブの上で湯煎にし

とろとろになったのを

毎朝パンに塗って食べる。

 

FAUCHONのフレーバーティを

リュックに詰めて

フランスから持ってきた。

「いいのかな?、貰って」

香り高い紅茶だ。

 

昨日

ニコラウスがこの村を離れた。

帰国を前に

高速バスで東京へ。

そして沖縄。

時間に余裕があるのなら

広島へ行ったらどうだろうと勧めた。

 

iPhoneとリュックの身軽な格好。

19才のしなやかな心で

広島を見て帰って欲しい。

 

目を潤ませて別れを言いに来る

チャックのボランティアの若い人達。

おばさんは泣かないよ。

「会うが別れの始めなり」

本当にそうだと知っているからね。

もう一つのアボカド

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アボカドを見るたび

ロサンゼルスの寂しげな知人と

寂しげな屋上のアボカドを思い出す。

そんな事を昨日話した。

 

そしてもう一つのアボカド。

最近読んだBBCのサイトの記事から。

 

私が好きなアボカドは一個の実を育てる為に

272リッターの水が必要だ。

だからアボカド農家は

他のアボカドプランテーションが使っている

川の流れを変えたりする。

それが旱魃や地元の人達の

水争いの原因になっている。

 

パイナップルも同じく問題を抱えている。

栽培地に取り返しのつかない

環境破壊を起こしている。

世界で最大のコスタリカの栽培者は

数千エイカーの森林を

パイナップル栽培の為に伐採する。

完璧な森林は一夜のうちに消えてしまった。

そして

広大な畑で単一栽培で育てられるパイナップルは

たっぷりと殺虫剤や除草剤の農薬を撒かれるのだ。

 

パームオイル(ヤシ油)も同じく。

地球上で最も効果的で

役に立つ植物オイル。

それがパームオイルだ。

 

そのパームオイルの木、ヤシの伐採で

地球変動をあおる大量の二酸化炭素の排出。

そして

オランウータンの生息地をも脅かしている。

 

ヤシ油は

私達のヘアオイル 口紅 洗剤 石けん

練り歯磨き等。

沢山の身の回り品に使われている。

 

私達が美味しく 楽しく

そして便利に使っている数々の物。

それが

地球の自然破壊の原因になっている。

 

余りにも急激に変ってしまった

私達の日々の生活。

私はどうしたらいいのだろう。

アボガドと友達の友達

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アボガド 1月5日

 

私はアボガドが好きだ。

わさび醤油で食べたり

サラダに入れたり

胡椒を振ってオムレツにしたりする。

 

その大好きなアボガドの種。

つるつるしていて丸い種を

植木鉢に植えたのは何時だったろう。

 

すっかり忘れていたが

去年11月

小さな芽が出て来て

「え〜っ!」と驚かされた。

 

雪が降る前

小屋の南の窓際に置く事に。

 

明るい陽射しとストーブの暖かさで

すくすくと育ち

今は若い葉っぱが出ている。

細い茎をうっかりと

折れない様に気をつけよう。

 

随分前にアメリカに行った。

「ロスに行けばここに電話して

 ご飯でも食べたら?」と

友達がロサンゼルス在住の

日本人の電話番号を教えてくれた。

 

最後の目的地の

ロスのホテルから

友達の友達に電話をした。

 

「うちに泊まりなさい」とその知人は

一時間前にチェックインしたホテルから

私を連れだした。

 

知人はガーデニングが趣味だと言った。

屋上にほんの少しの植木鉢。

その中にアボガドがあった。

背は低いがしっかりとした茎に

青々とした葉っぱ。

 

寂しい屋上と友達の友達の姿。

アボガドを見れば

何故か寂しく感じた友達の友達が

私の心に浮ぶのだ。

今日も雪かき

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1月4日

 

昼ご飯の後から

5時過ぎに暗くなり始めた頃まで

せっせと雪かきに精を出した。

 

胡桃とシナモン ナツメグ

たっぷりと入れたケーキが

とてもおいしく出来た。

これでおやつも水分補給も怠りなく。

 

ストレッチで体をほぐし

夕ご飯をおいしく食べ

「雪かきはエクササイズだ」

と 今は余裕に構えている。

 

雪かきの合間に見上げる

淡い青の空に

姿を変えて動いて行く靄。

樹々にまとわりついていた雪が

溶けて行く姿だ。

重い雪

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1月2日

 

京都から車で1時間。

膝から上まで雪で埋まるなんて

屋根に50センチの雪が載っているなんて

この目で確かめないと

信じられないだろう。

 

朝暗いうちから

タイヤチェーンの

大きな音を響かせながら

小屋の前の道路を

除雪ブルドーザーが通り過ぎる。

 

屋根から落ちた

水をたっぷりと含んだ重い雪を

ヨイショコラショ

黄色いダンプで

川や谷に投げ入れている私。

 

それを見て

「よく頑張るな」と思われるのか

年寄りの冷や水」と思われるのか。

 

暮れに降り積もった雪を

元旦の明るい朝日が輝かせる。

そして

雲一つない青い空に心が弾む。

吸い込まれそうな青い空だ。