雨の一日

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5日(カラー写真)

 

「冬の雨が一番嫌だ」

と、クロネコのドライバーさんが言う。

そんな冬の冷たい雨の一日だった。

 

強い風とさらさらと降る雨。

屋根から滴り落ちる雨だれ。

 

午前中にチャック一行がやって来た。

小雨の中でのそり遊び。

遠くで子供の笑う声や

誰かを呼ぶ声が聞こえる。

 

チャックの奥さん、トモちゃんがやって来た。

ほうじ茶と甘いマッシュさつま芋を出す。

一時間程話しをする。

 

溜まっていたメールに返信をする。

 

夕方暗くなった頃

チャック一行は帰って行った。

うちの小屋の前でクラクションを2回。

 

赤いテールランプがカーブを曲がって消えた。

七草は雪の下

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タイチさんのしめ縄

 

今日は七日。

七草を摘んで粥を作ろうにも

七草は雪の下だ

と思っていたら電話が鳴った。

 

タイチさんからの昼ご飯の誘い。

 

自作のしめ縄がとてもいい。

藁をしゅっしゅと編んだ縄に

ゆずり葉を挟んである。

 

この下をくぐって土間に入る。

 

昆布の出汁に

スーパーで買った七草を刻んだ

まったりとした七草粥

コメの甘さと微かな塩味。

 

何やかやと気ぜわしく過ぎた

あっという間の新年の七日間。

 

友達からのメールにも返事はまだ送れず

お正月に読もうと思っていた本も

ページをめくれず

私の気分とは関係なく

日は過ぎて行った。

冬の音

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5日 (カラー写真)

 

車の上や周りの雪を掻く。

屋根から落ちた雪も掻く。

 

雪に吸収される日常の音。

車のエンジン音さえも。

 

時折ドサッと山から聞こえる音。

杉の葉にまとわりついた

雪が落ちる音だ。

 

太陽が山の向こうに消える。

道路の雪がバリバリと

凍った音を立てる。

 

そして

小さな小屋の中では

ストーブの上のやかんが

チンチンと

軽やかな音を立てている。

 

心に優しく響く

軽やかな音。

白い太陽

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5日 午前九時半(カラー写真)

 

モノクロームの世界。

 

谷から水の落ちる音。

飛行機のジェット音が

空のどこかから聞こえる。

鳥の声は聞こえない。

 

南西の朝の空に

ぼんやりと白い太陽が浮かぶ。

 

時折

灰色の雲が切れ

青い空が現れて

輝く光が降り注ぐ。

 

冬の景色は

思いのほかお喋りだ。

こんな風に私の年は明けた

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4日

 

年の暮れに

チエコさんが急に亡くなった。

優しかったチエコさん。

 

お正月に

お通夜とお葬式。

 

そして今日

「弟君」が琵琶湖の釣りの帰り

4時過ぎにうちに寄った。

 

深夜に帰った「弟君」。

ドアを開けて表に出ると

何日も降り続ける雪が

周りの景色を丸く包み

外灯の光に白く輝いていた。

 

こんな風に気ぜわしく

読もうと思っていた本を

1ページも開ける事なく

私の年は暮れて明けた。

明けましておめでとうございます

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  明けましておめでとうございます

 

                        2018 元旦

 

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お正月の間はお休みします。

良いお年を

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京都 北区

 

お天気のいい今日

京都へお墓参り。

 

比叡山が真向かいに見えるお墓を

水で洗い花を供える。

 

ちょっとしたお礼の大原の漬け物

友達が見たいと言ったDVD

そして

楽しいカレンダー。

北山郵便局から出した。

 

今年はまだ

書いていない年賀状。

 

いつも通りの食材を買い

山の我が家へ。

 

こんな風にして

今年も残り一日になった。

 

日が一日変わるだけだが

何かを期待する新年。

どうぞ良いお年をお迎え下さい。