美観地区近くのホテルに泊まり
ゆっくりと白壁の町を散策した。
どうぞ ご一緒に。
20日 夕方6時過ぎ
倉敷美観地区の夜の灯りは
レトロな街灯だけだ。
そのぼんやりとした灯りが
通りから路地まで
優しく照らしている。
堀を行く観光舟も
お客を数人乗せて
静かに通り過ぎる。
20日 夕方6時過ぎ
夜の暗闇を
ぼんやりと照らす街灯の灯りのせいか
観光客も静かにゆっくりと
通りを散策する。
水島ガラス
40数年前に
友達から水島ガラスのグラスを貰った。
少し黄色みを帯びた手吹きグラス。
友達は全部割れてしまったと言ったが
私は今でも大切に使っている。
麦茶 梅酒 牛乳等
何を飲んでもおいしい手吹きグラス。
アイビースクエア(倉敷紡績の工場跡)
煉瓦造りの倉敷紡績の工場跡。
それに蔦がからまっている壁もある。
只それだけの場所だ。
看板もなく ベンチに座ってぼんやりと出来る所。
旧大原邸
倉敷は大原一族の町。
そう思わせるに充分な旧大原邸。
何代にも渡り
実業家 文化人 慈善家を生んだ。
それらを肌身に感じられる
堅牢で品のいい大きな家だ。
米蔵 (大原一族を語る展示スペース)
大原家8代の歴史を観る。
7代目の孫三郎。
病院 美術館 農業、社会問題、労働研究所
高校を作った。
そして
日露戦争で増えた孤児の為の孤児院を支援し
会社の利益の殆どを費やした。
8代目の「哲学をする」総一郎は
孫三郎が支援した民芸運動にも力を入れる。
その総一郎の蔵書に囲まれたスーペースには
黒田辰秋の大きくどっしりとした家具
総一郎がイギリスから持ち帰った
木の椅子が置かれている。
大原家の裏
料理旅館「鶴形」で食べた鯛茶漬け。
久しぶりに本物の料理を食べた満足を感じた。
そして
53年前に行った喫茶「エルグレコ」
観光スポットとして60年余り。
しかし
コーヒーの味は乱れる事なく
とても美味しい。
夫へのお土産。
大原美術館ショップで買ったコーヒー。
ゴーギャンの絵がラベル。
そして
大きなガラスウィンドーのギャラリー。
そこで買った安部慎太郎さんの
灰緑色の釉のお皿。
「侘び」「寂び」の対極にある作風が
とても気に入った。
お付き合い頂きありがとうございました。