食べるのを忘れたミニトマト

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7日 午後4時過ぎ

 

台風の進路にすっぽりと入り

朝からずっと強い雨が降る。

 

山も木も草も

水をたらふく飲み

もう

お腹がパンパンだろう。

 

私は

叩き付ける雨の音と

水かさがどんどん増える川に

心がざわざわと落ち着かず

一日中

狭い小屋の中をウロウロ。

 

インターネットの

気象庁のサイトと

テレビの台風情報を

睨み続ける。

 

夕方になれば

音を立てて降る雨なぞ

全然気にしていないのか

のんびり屋なのか

ヒグラシがいつもの様に

大合唱だ。

 

夕ご飯にせかせかと

カレーを作った。

キャベツとピーマンのコールスロー

「ピクルスも忘れずに」っと。

 

胸が詰まる。

20個程のミニトマト

食べるのを忘れた。

 

私は本当に小心者だ。

国が平和であってこそ

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パンを貰った。

大丸の地下にある

The BAKERYと言う店の。

 

チーズを練り込んだのと

甘納豆、胡桃などを練り込んだもの。

 

軽く焼いて

バターを塗って。

 

サクっとした食感。

「美味しいな・・・」

 

かつて私は

天然酵母で全粒粉の

ずっしりと重くて

噛みごたえ十分のパンを

好んで食べた。

 

そして今は

夫がホームベーカリーで焼いた

ごく普通の食パンを

毎朝食べている。

 

食べ物の事を

あれこれと語る事が出来るのは

国が平和であってこそだ。

 

とても小さな幸せ。

これが大事なのだと思う。

ヒグラシの声

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ヒグラシの鳴き声は

沢山の鈴が

合奏しているみたい。

 

山が

震えている様な激しさから

語尾がはかなく消えて行く鳴き声。

 

夜明けに

開けた窓から飛び込んで来る

激しい鳴き声。

 

夕方の声は

暑かった一日の終わりを告げる様な

最後の一仕事の鳴き声だ。

 

 

 

深夜の窓から

流れ込む冷たい空気。

 

ゆっくりと回る扇風機の風も

それを吸い込んで

ひんやりと心地よい。

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さっぱりおかずで元気を出そう

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京都 鴨川 午後1時

 

山から京都に下る。

車で1時間。

 

窓から見える京都の緑。

車は深い緑の下を走る。

 

目的地は

京都のど真ん中。

息苦しい街から

早く用事をすまして抜け出そう。

 

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鴨川 午後1時

 

不快な暑さの街から

一刻も早く抜け出そう。

 

寄り道もせずに

ひたすら車を山に向けて走らせる。

 

数日前に作った

きゅうりのピクルス。

薄切りにした

チキンの胸肉でくるくると巻く。

酸っぱいピクルスに

胡椒を効かしたチキン。

フライパンでオクラも一緒に焼く。

最後にほんの少しのリンゴ酢を回しかける。

いい香り。

 

焼き茄子ときゅうりの塩揉み。

豆腐とわかめの濃いめのみそ汁。

 

あ、5個のミニトマトも忘れずに。

 

「ああ、疲れた」と、帰って来たが

さっぱりおかずで元気を出そう。

八月に入ったばかり

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午後5時

 

息苦しい様な空気。

去年はどんなだったかな?

こんなに変な夏だったかな?

 

毎年同じ事を思ってる様な気がする。

 

でも

山の緑は少し輝きをなくして

秋の準備。

八月に入ったばかりなのに。

 

今日は

トマトが6個。

 

畑の体裁をとっていない

うちのミニトマトの畑。

鳥達はまだ気がついてないみたい。

 

たった3個の初収穫

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手のひらの上で

コロコロと転がしたり

上にしたり下にしたり。

 

こんなにじーっと

トマトを見たのは初めてだ。

 

ミニトマトは簡単ですよ」

と、皆さんは言われるが。

 

弱虫トマトには支柱を立てたり

と、そりゃあ手間がかかるんです。

 

赤くなれば

鳥にいたずらされるし。

 

さて

たった3個の初収穫。

 

しげしげと眺めてみたり

写真に撮ったりと

そりゃあもう大変なもんだ。