オリーブの枝

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淡い紫色の花が

小屋の周りに咲き出したのは

2、3年前からだ。

 

繁殖力が強く

自分の陣地をじわじわと広げていく。

 

そして

薄紫色の花から

今年は 白い花が咲き出した。

 

突然変異なのか 先祖返りなのか分からない。

 

周りを見ても

同じ花は見当たらず

とにかく

「ようこそ」と言うべきだろう。

 

 

数日間

テレビニュースを見るのが怖い。

北九州の豪雨の映像が

余りにも激しく 言葉が出ない。

 

創世記の1章「ノアの箱舟」は

長く続いた豪雨からの希望を描いた。

 

遠い昔から

災害は人を叩き 

叩かれても人は立ち上がって来た。

しかし

こんなに頻繁に叩かれては

力尽きてしまう。

 

洪水が引いた後

ハトがオリーブの枝をくわえて

箱舟に帰って来た様に

被災地にも「ハトがオリーブの枝」を

くわえて飛んでくる事を

ニュースの映像を見るたびに思う。

「ブルーベリーパイをどうぞ」

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今回は練りパイ生地でいこう。

アメリカのパイはこれが多い様な気がする。

 

小麦粉に有塩バターを練りこみ

折りたたまないでそのまま延ばす。

半分を耐熱皿に敷き

半分は上に被せる。

 

たっぷりのブルーベリー。

砂糖と片栗粉をまぶし

耐熱皿に敷いたパイ生地に

埋める様にして入れる。

 

パイ生地を被せ

縁をフォークで抑え

ついでに空気抜きもフォークで。

卵の黄身に

ほんの少しの水を加えたもの。

さっと塗って オーブンへ。

 

220度で30分焼くと出来上がり。

 

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こんなに簡単に出来て

満足感を得られるお菓子を

もっと焼くべきだ。

 

酸味の効いた甘み

サクッとしたパイ生地の食感。

 

何と言っても

フレッシュなブルーベリーのお陰で

美味しい 美味しいパイが

焼きあがった。

 

「弟君」が立ち寄り

チャックの畑ボランティアのメリッサも

ぶらりとやって来た。

あっという間に

半分が私達のお腹に消えた。

 

そして あなた達にも。

「ブルーベリーパイをどうぞ」

赤とんぼが飛び ツバメは帰国の準備

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今日 午前8時

 

午前8時に山の向こうから 太陽が昇る。

涼しい朝の冷気が

この時間を境に夏の暑さが始まる。

 

スマホのメールボックスのメールが見られない。

スマホ初心者がよく経験する不具合で

昨日 山を下り docomoまで行った。

 

チャッチャッとメールを見られる様にしてもらい

他の分からない所も教えてもらい

docomoを出た。

 

これで当分スマホの問題から解き放たれるだろう。

 

新しいパソコン 新しいスマホ

同時に振り回された1ヶ月だった。

「私は何をしてるんだろう」

と言うストレスも感じた。

 

さて

今朝起きて感じた

涼やかな空気と光は確かに秋だ。

 

赤とんぼはすでに飛び

ツバメがどうやら帰国の準備をしている。

どうぞ安全な旅を!

 

台風もこれから何回かやって来るだろう。

 

でも 今朝の輝く太陽を

今は素直に喜びたい。

ブルーベリーパイを焼こう

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うちでは

ブルーベリーの木の成長が

止まったまま。

ほっておいても大きくなるらしい

そんな木なのに

背が伸びるどころか 実もならない。

 

そんな我が家に去年から

「ブルーベリーを好きなだけどうぞ」

と 声をかけてくれる人がいる。

 

山の平地に15本程の

ブルーベリーの木が元気に育っている。

 

まだこれからの赤い実

熟れた黒い実。

緑の葉の間に顔を覗かせる。

 

黒い実を一粒一粒採っては袋に投げ込む。

 

熟れた実を食べにくる蜂達。

怒らせない様に そっと内気に摘んでいく。

 

30分ほど摘んで 

今日はこれでおしまい。

 

帰宅後

さっと洗ってざるに上げる。

もっと甘くなるまで 数日待とう。

 

そして

ジャムを1瓶

たっぷりの実を詰め込んだ

ブルーベリーパイを焼こう。

 

上手く焼けたら

香り高いコーヒーとともに

ご馳走できると思う。

風景が靄る日々

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何日も雨が降ったり止んだり。

すると

暗い緑の山に霧がかかる。

その霧がゆっくりと上に昇っていく。

それはとても美しいものだ。

「おお まるで絵の様だ」

 

こんな日が続くと

小屋の中は 池か沼みたいな匂いがする。

水草の匂いと思えばいいだろう。

 

そして

木のスプーンや器は

白っぽいカビで覆われる。

 

ヒルも元気に 尺取り虫の様に

ヨイショ ヨイショと動く。

靴下の中にズボンの裾を入れ

ヒルの進入を防ぐのを忘れずに。

 

私達の目には見えない小さなもの。

有難くない生き物。

そんな生物が生き生きと活躍する

風景が靄る日々。

 

そして 私は

蚊取り線香の煙が漂う小屋の中で 

日々を過ごしている。

The New York Timesのツイッター

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The New York Timestwitter

フォローしている。

 

新聞やウェブサイトの様に

長い記事ではなく

数行の簡潔な文で

内容を知る事が出来る。

 

例えば今朝のツイート。

たった4行の文に

400年前(1619年)

アフリカから奴隷として

当時の英国植民地のバージニア

連れてこられた人達の歴史が

読み取れる。

 

そして 1619Project

どの様にして今のアメリカを

形作った奴隷制度を

探っていくのだなと知る。

 

興味が増せば

ウェブサイトに飛び

美しい英語を読む事が出来る。

 

狭い日本に住んでいると

ニュースの範囲も狭い。

政治家とタレントの結婚が

ニュースのトップになる国だ。

 

The New York Timestwitter

世界は様々な問題を抱え動いている

と 気づかされる。

 

www.nytimes.com

シンプルな食パン

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ケーキは焼き上がりより次の日

出来れば 数日後。

パンは焼きたて。

それが一番美味しい。

私はそれを実感している。

 

さて

今朝もホームベーカリーで焼きあがった

バターも食用油も使わない

とてもシンプルな山型食パン。

 

熱々は切りにくいが

やはり 湯気のたつのを食べたい。

 

軽くトーストすると

明るい狐色。

ホテル仕様のマーガリンを

軽く塗り 杏のジャムも。

 

もっちりと

しかし サクサクとした食感。

市販の食パンでは

この食感は味わえない。

 

ここ数年 

このパンが朝の定番になった。

 

又 

醗酵だけをベーカリーに任せ

種をドーナツ状に丸め

オーブンで焼くと

味も もちもち感も

全くベーグルに変化する。

不思議なことだ。

これも美味しい。

 

朝のミルク紅茶と

何年も作り続けているカスピ海ヨーグルト

カナダの冷凍ブルーベリーを加える。

そして シンプルな食パン。

 

全く飽きずに365日

これで1日が始まる。