夜になればストーブに薪をくべる

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午前中に

雑草を2、3本引い時

小さな小さな黒い虫が

目の前を飛んだ。

たった一匹のブト(ブヨ)。

 

噛まれた腕は

赤く腫れ とても痒い。

 

寒さで震えていた数日前。

ブトの事など すっかり忘れていた。

 

多年草の球根の花が

咲き始めた。

うちの樹々達の

若緑の葉っぱが眩しいな。

 

明るく輝く5月の始まり。

でも

夜になれば

ストーブに薪をくべて

「ああ、暖かさとは

何と嬉しく贅沢な事なのだろ」

と 心地よさに感謝する。

二坪小屋(照明)

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梁に取り付けたのは

工事の時などに

大工さんが臨時に使う簡易のランプだ。

 

10年程前にホームセンターで買った。

螺旋の面白い形のランプが付いていた。

今はそれがLEDに変わり

2000円で売っている。

 

螺旋形のランプをLEDに替え

コードも白に

黒い部分は白のペンキを塗った。

梁にしっかりと取り付け

明るく小屋の中を照らしている。

 

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ドアの横に小さな窓。

ここにも低い照明が1つ欲しい。

 

梁に取り付けたのと同じ形のランプの

針金シェードの下の部分を

ペンチで取る。

小さくなった針金シェード。

この上に

紙で作ったシェードを被せよう。

 

くるくる巻いて棚に置いてあるはず。

デッサン紙を一枚抜き取り

それを針金シェードに巻き付け

立体裁断した型紙を作る。

 

麻ひもでしっかり留め

表情のあるデッサン紙を透し

LEDの強い光が

柔らかくなった。

淡い紫色のタチツボスミレ

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タチツボスミレ

 

小屋のまわり

山の中

道の脇。

 

淡い紫色の

タチツボスミレ

大盤振る舞い。

 

アズマイチゲイチリンソウ

沢山の野の花が咲いていた川のまわり。

毎年の台風の豪雨で

引っ掻く様に持っていかれた。

 

せめて

タチツボスミレでもと

カメラを持ってぶらぶらと。

 

そんな私を

ヒヨドリ

大きな声で笑う。

 

黄色の

キセキレイ

しっぽをぴんぴんさせ

屋根のてっぺんから

私を見て

警告音を一声 二声。

もう少しがんばって!

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バッテリー

 

パソコンのファンがしょっちゅう回る。

その時はインターネットが働かない。

 

この状態が半年くらい前から続く。

Googleのああしろこうしろという指示を

改良に向けて全てやった。

でも

ファンは頻繁に回る。

 

私のパソコンは2010年製だ。

とおに寿命はつきかけている。

 

バッテリーがファンが回る原因かもと

Amazonに互換品を注文した。

 

次の日に届いた。

 

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細かい仕事は夫に任せる。

 

無事バッテリーは交換出来た。

純正品ではないが

ちゃんと充電が出来ている。

満足だ。

 

ファンは変らず回るが

少しはましかな?

 

壁紙を私の大好きな

Fiddle Oakの写真に変えた。

MacBook 13inch 2010年Midモデル。

もう少しがんばって

樹々が一番美しい時

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エゴの木

 

若緑の葉っぱを付けている樹々は

今が自分の一番美しい時だと

知っているのだろうか?

 

朝眺めた柔らかい葉っぱ。

夕方に様子伺いに覗くと

もう違う姿になっている。

 

若くて美しい時を

どうしてそんなに

行き急ぐの?

 

春の嵐

まともに受けた細い枝。

 

そんな試練を

何もなかったみたいに

若緑の葉っぱを広げ

空を見上げている様に見えるのだ。

私にはね。

冬の逆戻り

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ストーブの上に

ステンレスのやかんを三つ。

そして

白いコーヒーのポットが1つ。

 

やかんから

勢い良く湯気がたち

琺瑯のポットから

コーヒーの芳しい香り。

 

音をたてて吹く強い風

冷たい霙や霰が

窓ガラスにあたり

冬の逆戻りの日だった。

 

薪を惜しげもなく

ストーブに焼べて

暖かさに慣れた体に

幸せな温もりをもらう。

 

私は用事以外は

ずっと小屋の中でくすぶり

窓ガラスの向こうの

裏切りの春の嵐

腕組みをしながら

ぼんやりと見ていた1日だった。

マッコリの器

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マッコリの器

 

鉄分の多い赤い土に

灰釉をかけて焼いただけの

素朴な濃い鉄色の器。

 

形もあっさりとずっしり。

でも

白いマッコリを注ぎ

片手で持って飲むのに

滑ってはいけない。

だから

口の下の辺りに

滑り止めのカンナの跡。

 

朝鮮李朝時代に

平民達が日常に使っていた

鉄色の器を

私はずっと気になっていた。

 

ソウルから電車とバスを乗り継いで

ひっそりとした町で見つけた

平民の器。

 

マッコリや クッパ(雑炊)の鉢

調味料入れの壷等。

 

旅の途中で 

かさ張らず

落としても割れにくい

小さなマッコリの鉢を買った。

 

それは今

お菓子を入れたり

漬物を入れたりして

日々 うちのテーブルの上に登場している。