冷蔵庫から取り出し
包丁でさくさくと切り
それを
食べやすい大きさにもう一度切る。
よく冷えた西瓜。
ガラスの器に入れ
フォークで刺して口に運ぶ。
山の中でも
昼間は汗がにじみ
湿度の高い空気は息苦しい。
そんな日に食べる
冷たく甘い西瓜。
「ふぅ〜、生き返った・・・」
昨日の朝の冷気の文を読んで下さった方達。
「山里の朝は
なんと気持ち良さそうなんだろう」と
思っておられるに違いない。
私は決して嘘はついていない。
気持ちのいい朝の冷気は
街では経験出来ないものだ。
しかし
山里の生活は虫との闘いでもある
というのも嘘ではない。
スズメバチは勿論
咬まれれば足が丸太の様に腫れるブヨ
顔を咬まれたらまるでDVにあった様になる。
大きなムカデが布団に潜り込んでいないか?
害はないが私を驚かす様々な虫達も。
虫でなくても
先日テーブルの上をくねくねしていた蛇。
まだ小屋の中にいるはずだ。
街からこの山里に引っ越してから
私は家でも外出でもスカートをはかなくなった。
長靴下3枚、チノパン、ワークブーツで
虫から身を守っている。
そんな毎日でもある。