鳥の羽を数枚ずつ 透明の袋に入れ
鳥の名前と 採った場所を記した黄色のシール。
二十歳前の男の子が
カメラと双眼鏡を持ち 県境の峠に登り 鳥を視る。
そして 峠 近くの山 家の近くで羽を集める。
黒と水色の縞のカケスの羽
美声ではないが 眼力鋭いカケス。
ヤマドリの羽は シックな茶色。
夕方にほーほーと 不安感を煽る鳴き声の
トラツムギの羽 等々。
袋を手に取り 透かして見る。
小屋の上を飛び交う鳥たち。
こんな 綺麗な羽を持っているんだね。
生徒数3人の小学校であった文化祭。
そこに展示してあった羽。
只々 その美しさに心が動いた。