灰色の空から舞い降りる雪

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午後4時 (カラー写真)

 

午後3時頃

雪を予約していたかの様に

灰色の空から舞い降りて来た。

 

そして

深夜には止んだ。

 

明日の朝

起きるのが大変だ。

暖かい布団から這い出せるだろうか?

 

そして

カーテンを開け

窓の外に広がる白の世界に

もっと早く起きるべきだった

と、後悔するんだろうか?

アンドリュー ワイエスの絵の様な

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ヨシヒコ君の田んぼの写真を撮った。

雪が積もって

それが融け始めているところ。

 

冬の景色は

アンドリュー ワイエスの絵の様だ。

 

暖かくはないその景色の

奥に秘められた厳しさと知性。

 

そんな事を考えていると

友達からメールが来た。

「アンドリュー ワイエス 日曜美術館 

 来週夜8時 再放送」

 

おお

覚えていてくれたんだね。

私がワイエスが好きだと言うのを。

 

普段は音信のない人から

こんな時はきっちりとメールが届く。

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www.nhk.or.jp

「あ、もぐら・・・」

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雪が融け始めた土の上を歩く。

靴の下がふんわり。

長い列の様な土の盛り上がり。

 

「あ、もぐら・・・」

 

今日はシジュウカラ

木蓮の枝に止まった。

 

薪の湿った所に

ヒルがへばりついて

動いている。

 

北から灰色の雲が

ぐんぐんと押し寄せる。

すると

霧の様な雨だ。

 

山里の冬は静かだなんてとんでもない。

ダイナミックに変化するけど

目を凝らさないと見えないだけだ。

 

自然との対話

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楢の林

 

「もうすぐですよ、そこまで。ちょこっとね」と

積もった雪を見ながら

春がそこまで来ていると言う人。

 

「雨の日は嫌だなあ

 億劫になる」と言う人。

 

そして

「陽の光と青い空は

 萎えた心に力を与える」と私。

 

地球に住んでいるからこそ出来る

自然との対話。

 

黒い宇宙に浮かんだ水の惑星。

そこに立っている私を思う時

とても不思議な気がする。

アップサイド ダウン ケーキ

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青森の友達から

12月に届いたりんご。

残り3個となった。

 

パカッと割れば

まだ蜂蜜色の蜜が・・・

 

そんな勿体ない程の

新鮮なリンゴを使って

アップサイド ダウンケーキ。

 

丸いケーキ型の底に

砂糖とたっぷりのシナモン。

5ミリの厚さの櫛形にスライスした

フレッシュなりんごをたっぷり並べ

その上に

ケーキの種を流し込む。

 

180度で50分。

 

あら熱がとれたら

upside downだ。

 

ウィスキーに蜂蜜を垂らし

刷毛でリンゴの上に塗ろう。

 

ミルク紅茶と共に

満足のおやつをどうぞ。

「何を見てるの?」

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午後4時

 

冷たい雨の一日。

積もった雪がどんどん融ける様に。

 

煙った靄が

山も原も瞬時に

姿を変えてしまう。

 

ヤマガラが枝に止まり

首を振る。

「何を見てるの?」

 

窓辺に立って

ヤマガラを見ている

私を見てるの?

除雪と深夜のNHKFM

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16日 午後3時半

 

屋根から落ちた雪は

数日の零下の気温で

氷の様に固い。

 

ツルハシで割りながら

「ダンプ」で運び

川に捨てる。

 

これを繰り返して一日が終わる。

 

5時になっても

まだ辺りは明るい。

寒さはこれからが本番なのに

近い春を感じる。

 

 

深夜のNHKFM

若いオリビア ニュートンジョンと

若いジョン トラボルタが歌う。

 

ミュージカル「グリース」のサウンドトラック。

何十年も前

「グリース」を上映する満員の映画館。

1回目は立ち見で

そして2回目はシートに座り。

まだ映画館が今の様に入れ替えのない時だ。

 

早く寝ればいいものを

パソコンを前に聴き入る

懐かしい楽天的ミュージカル「グリース」

 

リズムに合わせて

ストーブの上のやかんも

シュンシュンと音を立てる。

 

楽しいじゃないか

深夜の山里の小屋の生活。