ジャーマンアイリスの花びらが開いた

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ジャーマンアイリス

 

1日、夜。

 

それは

すごい雨だった。

雷がすぐ側で落ちた。

そして

空気が冷たくなり

トーブの薪に火をつけた。

 

10時半

テレビもパソコンも切れ

部屋が真っ暗になった。

 

ろうそくの灯は

部屋をぼんやりと照らし

その中で私は

何もする事がない。

 

そとでは

激しい雨の音と

雷の落ちる音。

なのに

この静けさは何?

 

私は

着替えもせずに

布団にもぐりこんだ。

 

テレビの音で目が覚めた。

午前4時。

部屋の灯りの

無駄な程の明るさ。

 

雨の通り過ぎた朝。

 

チエコさんに貰った

ジャーマンアイリス

雫をふくんで

花びらが開いた。

蝉が鳴いた

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紅うつぎ

 

5月の最後の日。

 

ニイニイゼミが鳴いた。

大合唱だ。

 

夜になれば

トーブが必要になる日がある。

 

初夏に蝉

初夏にストーブ。

 

半袖のTシャツを着たり

仕舞ってしまったフリースを

引っ張り出したり。

 

悩む程の事ではないが・・・

いや

これはかなり深刻な事だぞ。

 

深夜。

地響きをたてて

雷が落ちる。

屋根から落ちる

叩き付ける

雨の音も。

ちょっと騒がしくないかい?

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アカモノ

 

コンコンコンコン

キツツキの音がする。

私より早起きのキツツキ。

 

巣立ったキセキレイ

尾っぽを忙しく振りながら

電線にとまってピーピーと鳴く。

 

川向こうの杉の林

猿の声。

怒った声、優しい声、小さな声

群れで移動中。

 

家の前の山の崖に

白い小さな釣鐘の花

アカモノ。

リンリンと

どうして鈴を鳴らさないの?

女の子が

おしゃべりしている様な

そんな声が聞こえる様な。

 

ちょっと騒がしくないかい?

山の中。

 

本「ネイチャーセンター」

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30代に

家族で北海道に引っ越した知人の話

5月18日にここでお話した。

 

その知人、山本さんの息子さんが

チャックと一緒に

今日、我が家に立ち寄った。

 

ネイチャーセンター」と言う

一冊の本をお土産に。

 

 

北海道当別

エコロジカルコミュニティーを

運営している山本さんは

"The Nature Center Book"と言う本に

2001年、バンクーバーで出会った。

そして

この本を翻訳して

日本に紹介しようと思った。

 

 

「自然の中に入り、自然の声を聞く」

その為のベースになる

ネイチャーセンターを作る。

そんな本の様だ。

 

若い頃から自然に親しみ

その為に北海道に引っ越し

広大な大地の中で

子供を育て

自然相手の仕事を諦めずに続けた。

 

今読んでいる本が終われば

「ネイチャーセンター」を読もう。

 

努力が形になった本。

ありがとう。

キュウリグサ(胡瓜草)

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キュウリグサ

 

小さい小さい花だ。

 

群れて咲いている。

 

車の走る道の側に

山の中の林の中に

明るい所でも

日陰の所でも。

 

歩いていれば

必ず出会える。

 

 

空気が乾き

黄砂で山が煙る事もない

明るい日だった。

 

夜には

トーブに

大きな薪をくべた。

 

赤い実を食べるには

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コスモス

 

ゲンノショウコドクダミウマノアシガタ

うちの周りに咲く野の花は

抜いても、抜いても

生えてくる。

 

種を蒔いたトマトは

小さな芽さえも出てこず

コスモス、千日紅は

ちいさなポットから

やっと顔を出した。

 

ちょっとした事で

すぐに姿を消しそうな

はかない風情。

 

「トマトは種から育てるより

 苗を買うのが一番」

と郵便配達さん。

 

「実が赤くなってきたら

 100円ショップでネットを買って

 それをかぶさんといかん。

 鳥はよう見とるで」

と言う助言も。

 

赤い実を食べるには

道のりは遠そうだ。

 

それにはまず

ホームセンターで苗を買う事から。

 

「よしっ!」

 

映画「チルソクの夏」GYAO

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2004年製作 

 

2006年か7年頃

確かNHKで見た。

 

ビデオテープに貼った

チルソクの夏」と言う文字が

汚れる程何回か見た。

 

2004年製作。

 

2002年。

姉妹都市、下関と釜山の

年一回の関釜陸上競技大会に

スタッフとして参加した郁子。

高校時代の夏を思い出すシーンから始まる。

 

1977年。

高校の陸上部女子4人の一人として参加した

夏の関釜陸上競技大会。

 

韓国では

朴正煕大統領の軍事政権下。

民主化運動を弾圧、戒厳令が敷かれた。

 

日本は

ペッパー警部」で

ピンクレディーが社会現象になった頃。

高度経済成長が止った頃だったか・・・?

 

関釜陸上競技大会で出会った

釜山の男子高校生と

下関の女子高校生。

 

高校生同士の初恋物語

当時の韓国と日本の

社会(偏見と差別)を織り込んだ秀作だ。

 

イルカの歌う「なごり雪

このBGMが胸に沁みる。

 

上野樹里の「双葉より芳し」い姿

山本譲二の名演も驚きだ。

 

ラストシーンが印象的な

「チルソクの夏」

是非!

 

(チルソク=七夕)

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