ウグイスが 薪の棚の辺りを
止まっては飛び 飛んでは止まり。
そこに シジュウカラがやって来る。
野鳥達は 小屋の周りの
あちこちに潜んでいる
カメムシが大好きだ。
薪の間に
気持ちよく寝ているカメムシを
上手に見つけては咥え 喜んで飛び立つ。
一面の雪景色。
深とした空気の中に
山の中から 鳥の声が聞こえる。
鳥の声は不思議だ。
雨が上がる少し前
台風が去る少し前
鳥の声が聞こえ始める。
その鳴き声を聞くと
緊張していた心がふっとほぐれる。
オリーブの枝を運んだのも鳥だ。
両方の手のひらに
すっぽりと包まれてしまう程の
小さな鳥が
大きな安らぎを 人に与えるなんて。