白の陶「記憶」
26日まで京都で作品を展示している
ある作者の白の陶について。
3年前にソウルで
透明感のある白磁に出会って以来
何とかそれに近づきたい、
ああでもない、こうでもないと
色々な試みをやってはみたが
どれもただのコピーだったようだ。
そして3年目の今年
やっと自分の白を見つけ出した。
木の小口で
陶土で形作った立方体に
土を塗ったり付けたり。
それは丸であったり、線であったり。
その上に
磁器の薄い粘土を刷毛で塗る。
これが柔らかい白に変身する。
800度で素焼をし
艶消し釉をかけ
1220度で焼く。
朝鮮白磁の呪縛から解き放たれた
作者の白。
タイトルは「記憶」
H 45cm
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写真では、本当の白が表現出来ていないようです。
画廊内でのアマチュアカメラマンの限界の様な気がします。