紙の新聞 紙の本

 

私は 集中して何時間も本を読む事はない。

しかし 活字好きではあるようだ。

フィクションよりも ノンフィクションを好む。

たまに小説を読む事もあるが

読後は 久しぶりに懐かしいものを食べた

そんな感じがする。

 

新聞の書評を読み それに惹かれて

読んでみようと思う本もある。

しかし 私はある時気がついた。 

同じ書評なのに 紙の新聞で読んだ時は

読みたいと思った程良かったのに

デジタル新聞で読むとそれ程でもない。

 

新聞の少し黄色みを帯びた紙に印刷された「活字」

紙の手触りと香り。

香りのないパソコン液晶の

つるりとした画面に浮かぶ「フォント」を指で辿る。

その違いだろうか?

 

今日 こちらは雪は降らなかった。

空は午後から灰色になり 少し動くと汗ばんだ。

咲く花はないが 広葉樹の枝には小さな固い芽

鳥達は 鳴き交わし飛び回る。

まあ いい日だったかなと思う。