鳥の寝床

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杉の硬い樹皮と木の間の 茶色の薄い皮。

それを上手に剥いで 

枯れた葉を間に編み込んだ

柔らかなクッション。

 

薪棚の薪の上に

溶けた雪の雫で濡れていた。

 

一体誰の寝床なのか?

コツコツと丁寧に作られた巣を見ていると

かつての人間の寝床も

こうだったのではと思う。

 

この巣の住人は 今どこに?

雪の雫が落ちてこない薪の上

そこに 場所を移したが

気に入ってもらえるかどうか?

余計なお世話をしたのか?

と 日が暮れても気になって仕方がない。