キャンプの非日常

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近くのキャンプ場

 

キャンプグッズが

余りにも魅力的なのを

最近まで知らなかった。

 

テント 寝袋 飯盒・・・

これが私の知るキャンプだ。

 

枝に火をつけ

飯盒でご飯を炊く。

テントの中で 薄い寝袋に潜り込み

地面の上で寝る。

 

最近のキャンプは

ベッドもあれば 薪ストーブもあり

照明も明るく ご飯も豪華だ。

家にいる快適さが自然の中に出来上がる。

 

19世紀初頭のアメリカ。

ヘンリー・デイビッド・ソローは

メイン州の奥地を旅した。

 

野生溢れるその旅に

同行したかの様に感じた

「メインの森」を読み

キャンプの原点はこれだと思った。

 

布を棒に結びつけたテントの下

針葉樹の枝を重ね

その上で毛布に包まって寝る。

夜に雨が降れば毛布も濡れる。

自然を体感する野営。

 

近くのキャンプ場に

沢山のテントと車が

週末に 又 見られる様になった。

 

暗闇の中で 空を見上げれば 

銀河が見えるかもしれない。

そして

狭いテントの下で感じる 

守られているという安心感。

 

これは

野性味溢れる ソローの野営

車の側の快適なテント生活。

どちらも

夜空の下で 夜露を浴びる非日常は

同じだろうと思う。