川と炎を見つめる

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川の流れる様と

焚き火は似ている。

 

ただ流れている

ただめらめらと燃えている。

それを

見ているだけなのに飽きない。

 

岩にあたって

飛沫を飛ばし

白い泡となって

流れ去る川。

 

燃える木が

赤くなって尽きる頃

又 木を上に載せる。

炎が立ち 揺れる。

 

走り去る川を座って眺める。

炎を真ん中に

円座を組んだ人達の顔が

明るく照らされる。

ただそれだけの事なのに

誰も話さず立ち去ろうとしない。

そんな所が似ている。