人口2500人の村

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人口5万に満たない

小さな市に住んでいる。

 

毎年

市民検診のお知らせが封筒で来る。

ピンクの封筒だ。

「秋か冬に行こう」

すると又届く。

電話で市民病院に予約する。

 

胸のレントゲンも同じ。

撮影車がすぐ近くの集会所に来る。

前もって市民全部に予約票が届く。

 

そして今日

インフルエンザの予防接種に行った。

決して強制ではないが

受ける様に勧められる。

 

村の杉で作られた

大きくはないが

太い梁の明るく綺麗な建物。

人口5万の中の

2500人程の村の診療所。

 

そこに集まった

インフルエンザ注射を予約した人達は

生まれた時から知っている

幼なじみ達の老々男女達ばかり。

 

小さな山の村で

同じ学校に通い

幼なじみと結婚し

同じ様に山の仕事をし

何十年も過ごしてきた人達。

 

何かの行事があるたびに

顔を合わせ楽しそうだ。

 

それは私にとって

とても興味深く 楽しい情景だ。