白く輝く光の束

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午前6時40分

 

見慣れた風景も

一度として同じ時はない。

 

朝の7時前。

まだ

空気は冷たく

草の上の露も乾かない。

 

山の向こうから

やっと顔を出した太陽。

白く輝く光の束。

 

「おう!」と私の心が唸る。

 

静かな山里が

眠い目をこすりながら

ゆっくりと動き始める時だ。