夜の原っぱは鹿のもの

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うちの側に

広い原っぱがある。

 

雪が融けて

急に明るい景色に変化した。

 

去年に枯れた草も

渋い黄金色に見える。

 

緑の色が

日に日に輝いて

「春になったんだな」

と、心が躍る。

 

満月の時も

暗闇の時も

夜の原っぱは鹿のもの。

 

群れて草を食む。

 

餌付けをしてるのか

と笑われる。

 

「いえいえ、好かれて困ってるんですよ」