虹の橋

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鴨(うっすらと虹が)

 

百済からやって着た

渡来人鴨氏が

定住し活躍したから

鴨と言うのだそうだ。

 

他にも色々な説はあるが

そのどれもが

空想を膨らませるのに十分だ。

 

その鴨。

私はとある用事で

山から降りてきて

車で走る。

 

田園が広がり

その真ん中の道の果てに

大きな虹がかかる。

 

霙と霧雨と陽光が

交互に降り注ぐ日。

 

強風が傘をあおり

難儀する人間に

ちょっとした「ごめんね」の

七色の橋のギフト。